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資料1_かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けた各論の検討について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40372.html
出典情報 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第5回 5/24)《厚生労働省》
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地域性を踏まえた「かかりつけ医機能を有する医療機関」の多様な類型(モデル)の提示(案)
○ 「全世代型社会保障構築会議報告書」(令和4年12月)において、「必要なときに迅速に必要な医療を受けられるフリーアクセスの考え方のもとで、
地域包括ケアの中で、地域のそれぞれの医療機関が地域の実情に応じて、その機能や専門性に応じて連携しつつ、かかりつけ医機能を発揮す
るよう促すべき」とされている。

○ これまでの分科会においても、地域の医療連携体制の構築に関して以下のような意見があった。
・ 自分の医療機関だけで全ての機能を担うことは難しい。地域においていろいろな医療機関と連携して、地域が面として役割を担えることが望ま
れる体制ではないか。
・ 地域で面での連携をいかに安定して提供していくかという中で、かかりつけ医機能の報告をいかにうまく活用していくかが大切。地域医療の中
が見える化されるので、地域で必要なニーズを話し合いながら、お互いに足りない部分の連携を取っていくということ。特に地方では診療所の
医師の高齢化も進んでおり、全ての機能を背負うのは非常に難しい。自分の地域の不足しているところが見えてきて、それをいかにカバーして
いくかで、前向きな方向に向くのではないか。地域の実情に見合った連携ができるような、かかりつけ医機能の体制づくりをしていく必要。
・ かかりつけ医機能支援病院、かかりつけ医機能支援診療所との連携の中で、頑張っておられる先生方の負荷をできるだけ軽くするような方向
性を考えることが重要。
○ また、かかりつけ医機能を有する医療機関の多様な類型が考えられる中で、かかりつけ医機能を支援する病院・診療所が支えることにより、地
域の医療機関がより積極的に安心してかかりつけ医機能を担うことができるようになるとの意見があった。
○ かかりつけ医機能を支援する病院・診療所を含め、「かかりつけ医機能を有する医療機関」の多様な類型(モデル)の提示を行い、地域で不足す
る機能の確保のため、各医療機関が機能や専門性に応じて連携しつつ、自らが担うかかりつけ医機能の内容を強化するように促すことが重要で
あり、このような観点から、国で策定する「かかりつけ医機能報告ガイドライン(仮称)」において、地域性を踏まえた「かかりつけ医機能を有する医
療機関」の多様な類型(モデル)を示すことについて、どのように考えるか。
<「かかりつけ医機能を有する医療機関」の多様な類型(モデル)のイメージ例>
日常的な診療
時間外診療
かかりつけ医機能を有 ・専門を中心に総合的・ ・在宅当番医制に参加
する医療機関
継続的に実施
かかりつけ医機能を有 ・専門を中心に総合的・ ・休日夜間急患セン
する医療機関
継続的に実施
ターに参加
かかりつけ医機能を有 ・専門を中心に総合的・ ・準夜帯の患者の問合
する医療機関
継続的に実施
せに電話対応
かかりつけ医機能を有 ・幅広い領域のプライ ・時間外の患者の問合
する医療機関
マリ・ケアを実施
せに留守番電話対応
かかりつけ医機能を支 ・幅広い領域のプライ ・時間外の患者の問合
援する医療機関
マリ・ケアを実施
せに随時対応

入退院支援
・未対応

在宅医療
・未対応

介護等との連携
・未対応

・紹介状作成

・日中のみ実施

・主治医意見書を作成

・退院前カンファレン ・日中のみ実施
スに参加等
・退院困難患者の入院早 ・24時間体制で対応

その他

・介護保険の訪問看護
指示書を作成等
・地域ケア会議・サービ
ス担当者会議に参加等
期から受入相談対応等
・退院困難患者の入院早 ・24時間体制で対応
・地域ケア会議・サービ ・学生・研修医・リカレ
ス担当者会議に参加等 ント教育等の教育活動
期から受入相談対応等 ・複雑困難患者も対応
・後方支援病床を確保 ・地域の在宅医療をサ
ポート
○ かかりつけ医機能を支援する医療機関のコンセプト・求められる主な要素
・ 地域の医療機関がかかりつけ医機能を発揮するための包括的な支援を行い、地域で積極的にかかりつけ医機能を担う医療機関の増加に資する。
・ 複数医師が常勤、休日・夜間対応を実施、24時間体制の在宅医療を実施、困難な在宅医療にも対応、地域の在宅医療をサポート、後方支援病床を確保、介護施
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設との連携、地域連携・多職種連携を日常的に実施、学生・研修医・リカレント教育等の教育活動等