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資料1_かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けた各論の検討について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40372.html |
出典情報 | かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第5回 5/24)《厚生労働省》 |
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令和6年4月12日「第4回 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」における主な意見①
【総論】
・ かかりつけ医になる医師の診療能力の問題であるとか、かかりつけ医になる意思があるかないかという意思と能力の問題に係る話と、当該医療機関がかかりつ
け医の機能、連携の機能であるとか、時間外の機能であるとかをどう担っているかという話は、分けて議論する必要。
・ 1人の医師や1つの医療機関だけで全てカバーできるものではなく、地域を面で支えるという考え方は非常によい。そのためにも、各医療機関がどんな現状にある
のか、実績の見える化が必要ではないか。
・ この制度は手挙げが基本。今後高齢者の数は増え、医師は高齢化が進んでいる。地域の多くの医療機関が参画をした上で、かかりつけ医機能を面として発揮す
ることで、その地域で生活している患者に対して質の高い外来医療を提供することができる。
・ 年配の医師で地域医療を頑張っていただいている方々が続けられるような、参加できるような仕組みとすべきではないか。
・ 患者が医療機関を選択する際の学習の機会の提供や教育に関する支援が必要ではないか。障害があっても、高齢であっても、適切な医療機関を選択できるとい
うのは大事。高齢、障害それぞれのサービスを受けている方には、相談支援機関や福祉事業所等の理解も大事になってくる。
【かかりつけ医機能報告の報告内容】
・ 患者はその症状により何が自分に起きているか分からない。医師も症状によって様々な疾患を考えるため、すぐに明確に判断ができるわけでもない。また、病気
は連続性があるため、その症状に対してどこまで対応ができるかというのは非常に難しい。ここまでできるという明示を医療機能情報提供制度ですると、大きなトラ
ブルのもとになるのではないか。
・ 例えば、日医のかかりつけ医研修制度の中において症状を明示はしているが、症状を特定することをこの会議ですることはなかなか乱暴な議論ではないか。高齢
者が有する疾患は非常に多いため、逐一これとこれとということを明確化することは、学問的にもまだ難しいのではないか。
・ 日医の生涯教育にある症候については、あくまでも医師がさらに知見を深めたり広げたりするための一つのステップとして用意したものであって、患者さんに御覧
いただいて医療機関を選ぶために役立てるということは考えていない。そこまで患者さんにお願いをするのは無理。
・ 症候ではなく、より幅広く、あるいは患者さんの背景も含めてしっかり対応し、家族のことも分かってというようなことにさらに力を尽くしていく意欲、あるいはその決
意を表明するという形でこの報告制度が機能していけば、患者にとって非常に役立つのではないか。
・ 患者側からすると、症候が分かりやすいというのは分かるが、重症度という観点もあるため、慎重な議論が必要ではないか。
・ 自分の症候の程度だったら診られるのか、基本研修は受けているようだが、どのレベルの症候を診てくれるのか、患者にとって判断が難しいのではないか。また、
症候は数が多いため、診れるものを申告制にすると大変なことにならないか。ある程度整理が必要ではないか。
・ 全世代型社会保障構築会議の報告書でも、かかりつけ医機能の1番目は「日常的に高い頻度で発生する疾患・症状について幅広く対応し、オンライン資格確認も
活用して患者の情報を一元的に把握し、日常的な医学管理や健康管理の相談を総合的・継続的に行うこと」としている。特に高齢者がこれから増えていく中、多くの
疾患や症状をもつ患者に「治し、支える医療」を提供できる体制を構築していくためにも、幅広い疾患と症状に対応できることが、この制度でも重要ではないか。
・ 患者側にとって自分がどの疾患にかかっているかをあらかじめ理解することは容易ではない。どういう症状・症候を持っているかは自覚があるため、どの症状・症
候に対応できるかをかかりつけ医機能報告の中で示すことで、患者の選択に資するのではないか。その際には、幅広い疾患・症状に対応できることが重要。
・ 症候・症状が分かりやすいのではないか。発生頻度が高い症候を具体的に列挙して、それに対応できるかどうかを、かかりつけ医機能の有無を判断する一つの基
準とすることも考えられるのではないか。
・ 患者にとって症状は自分の起きていることなので分かりやすい。急に心臓がどきどきして息苦しくなったが、割とすぐ治まってしまった場合に、これは深刻な病気な
のか、しばらく放っておいても大丈夫なのか、また、最近手足がしびれるが相談して診てもらいたいとか、具体的な症状に対応してもらえるのかが分かる報告になる
と、分かりやすいのではないか。
・ 患者の視点に立てば、症候・症状が分かりやすいのではないか。なかなか難しい点があるという指摘はあるが、発生頻度が高い症候を具体的に列挙して、それに
対応できるかどうかをかかりつけ医機能の有無を判断する一つの基準とすることも考えられるのではないか。
・ 「対応」という言葉について、初期診断に加え治療をすることまでしないと「対応」にならないとするのではなく、門前払いをしないで相談に乗ってくれる、その上で、
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自身は診断・治療はできないが腕のよいしっかり診てくれるところにつなぐ機能を果たせば、十分かかりつけ医機能報告制度で丸をつけてもいいのではないか。
【総論】
・ かかりつけ医になる医師の診療能力の問題であるとか、かかりつけ医になる意思があるかないかという意思と能力の問題に係る話と、当該医療機関がかかりつ
け医の機能、連携の機能であるとか、時間外の機能であるとかをどう担っているかという話は、分けて議論する必要。
・ 1人の医師や1つの医療機関だけで全てカバーできるものではなく、地域を面で支えるという考え方は非常によい。そのためにも、各医療機関がどんな現状にある
のか、実績の見える化が必要ではないか。
・ この制度は手挙げが基本。今後高齢者の数は増え、医師は高齢化が進んでいる。地域の多くの医療機関が参画をした上で、かかりつけ医機能を面として発揮す
ることで、その地域で生活している患者に対して質の高い外来医療を提供することができる。
・ 年配の医師で地域医療を頑張っていただいている方々が続けられるような、参加できるような仕組みとすべきではないか。
・ 患者が医療機関を選択する際の学習の機会の提供や教育に関する支援が必要ではないか。障害があっても、高齢であっても、適切な医療機関を選択できるとい
うのは大事。高齢、障害それぞれのサービスを受けている方には、相談支援機関や福祉事業所等の理解も大事になってくる。
【かかりつけ医機能報告の報告内容】
・ 患者はその症状により何が自分に起きているか分からない。医師も症状によって様々な疾患を考えるため、すぐに明確に判断ができるわけでもない。また、病気
は連続性があるため、その症状に対してどこまで対応ができるかというのは非常に難しい。ここまでできるという明示を医療機能情報提供制度ですると、大きなトラ
ブルのもとになるのではないか。
・ 例えば、日医のかかりつけ医研修制度の中において症状を明示はしているが、症状を特定することをこの会議ですることはなかなか乱暴な議論ではないか。高齢
者が有する疾患は非常に多いため、逐一これとこれとということを明確化することは、学問的にもまだ難しいのではないか。
・ 日医の生涯教育にある症候については、あくまでも医師がさらに知見を深めたり広げたりするための一つのステップとして用意したものであって、患者さんに御覧
いただいて医療機関を選ぶために役立てるということは考えていない。そこまで患者さんにお願いをするのは無理。
・ 症候ではなく、より幅広く、あるいは患者さんの背景も含めてしっかり対応し、家族のことも分かってというようなことにさらに力を尽くしていく意欲、あるいはその決
意を表明するという形でこの報告制度が機能していけば、患者にとって非常に役立つのではないか。
・ 患者側からすると、症候が分かりやすいというのは分かるが、重症度という観点もあるため、慎重な議論が必要ではないか。
・ 自分の症候の程度だったら診られるのか、基本研修は受けているようだが、どのレベルの症候を診てくれるのか、患者にとって判断が難しいのではないか。また、
症候は数が多いため、診れるものを申告制にすると大変なことにならないか。ある程度整理が必要ではないか。
・ 全世代型社会保障構築会議の報告書でも、かかりつけ医機能の1番目は「日常的に高い頻度で発生する疾患・症状について幅広く対応し、オンライン資格確認も
活用して患者の情報を一元的に把握し、日常的な医学管理や健康管理の相談を総合的・継続的に行うこと」としている。特に高齢者がこれから増えていく中、多くの
疾患や症状をもつ患者に「治し、支える医療」を提供できる体制を構築していくためにも、幅広い疾患と症状に対応できることが、この制度でも重要ではないか。
・ 患者側にとって自分がどの疾患にかかっているかをあらかじめ理解することは容易ではない。どういう症状・症候を持っているかは自覚があるため、どの症状・症
候に対応できるかをかかりつけ医機能報告の中で示すことで、患者の選択に資するのではないか。その際には、幅広い疾患・症状に対応できることが重要。
・ 症候・症状が分かりやすいのではないか。発生頻度が高い症候を具体的に列挙して、それに対応できるかどうかを、かかりつけ医機能の有無を判断する一つの基
準とすることも考えられるのではないか。
・ 患者にとって症状は自分の起きていることなので分かりやすい。急に心臓がどきどきして息苦しくなったが、割とすぐ治まってしまった場合に、これは深刻な病気な
のか、しばらく放っておいても大丈夫なのか、また、最近手足がしびれるが相談して診てもらいたいとか、具体的な症状に対応してもらえるのかが分かる報告になる
と、分かりやすいのではないか。
・ 患者の視点に立てば、症候・症状が分かりやすいのではないか。なかなか難しい点があるという指摘はあるが、発生頻度が高い症候を具体的に列挙して、それに
対応できるかどうかをかかりつけ医機能の有無を判断する一つの基準とすることも考えられるのではないか。
・ 「対応」という言葉について、初期診断に加え治療をすることまでしないと「対応」にならないとするのではなく、門前払いをしないで相談に乗ってくれる、その上で、
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自身は診断・治療はできないが腕のよいしっかり診てくれるところにつなぐ機能を果たせば、十分かかりつけ医機能報告制度で丸をつけてもいいのではないか。