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【資料2】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41827.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第88回 8/8)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症の罹患後症状について
定義
罹患後症状の定義は国内外ともに確定していないが、WHOは「post COVID-19 condition」として新型コロナウイ
ルスに罹患した人にみられ、少なくとも2か月以上持続し、他の疾患による症状として説明がつかないもの。通常は
感染から3か月経った時点にもみられる、としている。
主な症状
疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、等
令和4年度研究で得られた結果

厚生労働省では、令和2年度より罹患後症状に関する厚生労働科学研究を行っている。
令和4年度には複数の自治体の協力を得て住民調査を行い、下記の結果を得た。
• 何らかの罹患後症状を有したと回答した割合※は成人の方が小児より2~4倍高かった。
※感染者において、感染から3か月経過した時点で、少なくとも2か月以上持続した症状があったと回答した割合



感染者が罹患後症状を有した割合は、非感染者が何らかの症状を有した割合※※より2~3倍高かった。
※※非感染者において、回答時点までの間で2か月以上続いた症状





罹患後症状を有した割合は、アルファ株・デルタ株流行期に比べ、オミクロン株流行期で低かった。
罹患後症状を有した割合は、ワクチン未接種者と比べ、成人・小児とも感染前のワクチン接種者で低かった。
罹患後症状が個人の主観的な経済状況に及ぼす影響は定かではなかった。

令和5年度研究の目的




COVID-19の罹患後症状の長期的な影響(罹患1年半以降の罹患後症状の状況、就業や就学への影響、社会
経済状況への影響等)や罹患後症状が持続するリスク因子について、非感染者との比較や症状の持続の有無
別に比較し、実態を明らかにすること。
COVID-19罹患後にME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)を発症する可能性を調べること。

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