第４章

飲酒・喫煙に関する状況

１．飲酒の状況
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男性 13.5％、女性 9.0％であ
る。この 10 年間でみると、男性では有意な増減はなく、女性では有意に増加している。年齢
階級別にみると、その割合は男性では 50 歳代、女性では 40 歳代が最も高く、それぞれ
20.0％、16.5％である。
図 23－１ 生活習慣病のリスクを高める量を

図 23－２ 年齢調整した、生活習慣病のリスク

飲酒している者の割合の年次比較（20
歳以上、男女別）（平成 22 年～令和元
年、４年）

を高める量を飲酒している者の割合の
年次比較（20 歳以上、男女別）（平成 22
年～令和元年、４年）

（％）
30
20

男性

（％）
30

女性

15.3 16.3 14.7 15.8 13.9 14.6 14.7 15.0 14.9
13.5

20

男性

女性

15.3 16.5 14.6 15.7
15.1 14.7 13.7
13.6 14.7 14.8

10

10
7.5

8.2

7.6

8.8

8.1

9.1

8.6

8.7

9.1

9.0

0

8.9

8.0

7.9

9.5

8.6

9.5

9.3

9.4

9.8

10.1

0
平成 23年 24年 26年 27年 28年 29年 30年 令和 ４年
22年
元年

平成 23年 24年 26年 27年 28年 29年 30年 令和 ４年
22年
元年

（平成 25 年は未実施、令和２年及び３年は調査中止）

（平成 25 年は未実施、令和２年及び３年は調査中止）

※「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者」とは、１日当たりの純アルコール摂取量が男性で 40g 以上、女性 20g 以上
の者とし、以下の方法で算出。
①男性：「毎日×２合以上」＋「週５～６日×２合以上」＋「週３～４日×３合以上」＋「週１～２日×５合以上」＋「月１～３日×５合以上」
②女性：「毎日×１合以上」＋「週５～６日×１合以上」＋「週３～４日×１合以上」＋「週１～２日×３合以上」＋「月１～３日×５合以上」

清酒１合（180ml）は、次の量にほぼ相当する。
ビール・発泡酒中瓶１本（約 500ml）、焼酎 20 度（135ml）、焼酎 25 度（110ml）、焼酎 30 度（80ml）、チュウハイ７度（350ml）、ウィスキーダブル
１杯（60ml）、ワイン２杯（240ml）

図 24 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合（20 歳以上、性・年齢階級別）
（％）

30

男性

女性
18.0

20
13.5
10

20.0

19.6

16.5

12.3
5.5

12.0
9.0

7.0

12.1

11.1

6.7

3.1

0
総数
(2,507)

20—29歳 30—39歳 40—49歳 50—59歳 60—69歳 70歳以上
(165)
(268)
(405)
(405)
(433)
(831)

総数
(2,918)

20—29歳 30—39歳 40—49歳 50—59歳 60—69歳 70歳以上
(210)
(274)
(437)
(480)
(496)
(1,021)

（参考） 「健康日本 21（第二次）」の目標
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合の減少
目標値： 男性 13％、女性 6.4％

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