という心配があったため、可能な限り個別 接種で実 施すること、集団接 種方 式によるとしても、効
率よりも安全性を優先すべきこと、国において、接種現場での過誤、不適切事例を収集、検証し、
是正措置を図ることなどを求めました。
改めて、国に対しては、臨時的な予防接種が必要となった場合でも、医療機関での個別接種を
原則とすることを徹底すること、このたびの集団予防接種が適切に実施されたかの実態調査を行
い、今 後、やむを得 ず集 団予防 接種が必要 となった場合に備 えて、安 全性 をより高めるため、実
効性のある取組を行うことを求めます。
大臣、いかがでしょうか。

○奥泉氏
では、大臣、お願いいたします。

○厚生労働大臣
予防接種法に基づく定期 接種につきましては、適 正かつ円滑な予防接 種 の実施のために、医
療機関における個別接種を原則とするとしております。
一方で、やむを得ず感染 症のパンデミックの発生 時、今回のコロナのパンデミックなどは、その
事例でありますけれども、そうした発生時などの感染症の有事に際しては、できるだけ早期に多く
の方々に接種をいただくため、集団的な接種 を行うことといたしました。その点については、ぜひ、
こうしたリスクの高い感染症のパンデミックが発生しているときの有事の対応についての接種の在
り方については、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
それから、新型コロナワクチンの集団予防接種会場の実施体制でございますが、自治体向けの
手引であるとか、医療機関向けの手引、それから職域接種向け手引などで必要な体制を示すとと
もに、必要に応じて注意喚起をするなど、安全に実施することを確保する対応、これは確実に進め
ました。
また、集団接種を行う上で、安全な集団予防接種体制を確保するための措置については、これ
は専門家の皆様方による審議会で、入念にその確認もしていただいたわけであります。
さらに、集団予防接種会場の体制に関する実態把握として、それから自治体から国に報告をい
ただいている接種間違いの報告、これについて内容を十分に精査して、自治体からヒアリングなど
を行いながら情報の収集、それから整理、事例の分析に実際 に取り組んできております。
安全な集団予防接種についてでございますが、新型コロナの経験を踏まえまして、全国的な集
団予防接種の実施が必要な感染症危機が発生した場合においても、安全に予防接種を実施する
体制が整えられるように、同時に努めていかなければならないと、このように考えているところでご
ざいます。
取りあえず、今の御質問に対するお答えであります。

○奥泉氏

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