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参考資料7 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44257.html |
出典情報 | 肝炎対策推進協議会(第33回 10/11)《厚生労働省》 |
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4、肝がんの再発。ラジオ波でがんを退治してから大阪で定期的に受診していました。2年後に
がんが再発しました。定期的に受診していたことから、早期発見が可能でした。さらに5年後 、7年
後にも再発して合計4度の入院治療をし、10個のがんを退治して、今に至っております。
医師からは、私の体はいつでも肝がんを発症する体であることを認識して、定期検査を必ず受
診すること、早めの対応が命を守る近道ですよと言われています。
がんの5年サバイバー生存率は、多くのがんは7割から9割ですが、肝がんは4割未満で断トツ
に悪いです。それは、肝 がんは再発を繰り返すこと、それと専 門医 でないと見落としもあって手遅
れになる可能性がある、そういうことが原因ではないかと考えています。
5、大臣への要望。私が現在まで生きていられるのは、偶然にも会社の健康診断でエコー検査
が導入されて、エコー検査を受けることができたからです。B型肝炎患者、慢性肝炎を発症してい
ない、いわゆるキャリアにとっても、専 門医 療機 関 での定期 検査は命に直 接関わる重 要なもので
す。そのことを大臣から直 接、国 民 、医療 機関 、肝 炎に関わる全 ての人に対 して広く伝えてくださ
い。
また、過去に肝炎検査を受けていても、検査を受けたことを認識していない人が約4割いる、そ
ういうことも問題です。ウイルス陽性が判明していても、それを認識せず、専門病院、専門医療機
関を受診しなければ、ウイルス検査をした意味がありませんし、命を守ることもできません。肝炎検
査を受けた全ての人が、検査結果を正しく認識できるような、そういう取組を進めてください。よろし
くお願いします。以上です。
○奥泉氏
では、大臣、お願いいたします。
○厚生労働大臣
御自身の大変な御苦労で、実際にそうした診断、治療 というものを繰り返しながら、今の御健康
を維持されておられるという御努力に対して、心からまずは敬意を表したいと思いますし、また、お
見舞いもさせていただきたいと思います。
肝炎の適切な治療を行わないままに放置すると、慢性化して肝硬変になって、そして、肝がんに
なるといった、より重篤な病態に進行するおそれがあるというのは、今ではかなり広く理解されてき
ているように思いますが、まだ、引き続きその知識の普及は必要であろうと思います。
そして、検査結果を受検者に正しく伝えること。今のお話の中でも、やはりそれが非常に重要な
きっかけになっておられることがよく分かりました。
それから、陽性者を適切な受診につなげること、これも、やはりかなり専門的な知見のあるところ
で検査されることが重要だという御自身の体験も伺いました。
こうした検査結果を受診者に正しく伝えること、それから陽性者を適切な受診につなげること、こ
れらが重要だという認識を私もしっかり持っているところであります。
まず、検査結果を正しく伝えるということについては、手術前に行われる肝炎ウイルス検査の結
6
がんが再発しました。定期的に受診していたことから、早期発見が可能でした。さらに5年後 、7年
後にも再発して合計4度の入院治療をし、10個のがんを退治して、今に至っております。
医師からは、私の体はいつでも肝がんを発症する体であることを認識して、定期検査を必ず受
診すること、早めの対応が命を守る近道ですよと言われています。
がんの5年サバイバー生存率は、多くのがんは7割から9割ですが、肝がんは4割未満で断トツ
に悪いです。それは、肝 がんは再発を繰り返すこと、それと専 門医 でないと見落としもあって手遅
れになる可能性がある、そういうことが原因ではないかと考えています。
5、大臣への要望。私が現在まで生きていられるのは、偶然にも会社の健康診断でエコー検査
が導入されて、エコー検査を受けることができたからです。B型肝炎患者、慢性肝炎を発症してい
ない、いわゆるキャリアにとっても、専 門医 療機 関 での定期 検査は命に直 接関わる重 要なもので
す。そのことを大臣から直 接、国 民 、医療 機関 、肝 炎に関わる全 ての人に対 して広く伝えてくださ
い。
また、過去に肝炎検査を受けていても、検査を受けたことを認識していない人が約4割いる、そ
ういうことも問題です。ウイルス陽性が判明していても、それを認識せず、専門病院、専門医療機
関を受診しなければ、ウイルス検査をした意味がありませんし、命を守ることもできません。肝炎検
査を受けた全ての人が、検査結果を正しく認識できるような、そういう取組を進めてください。よろし
くお願いします。以上です。
○奥泉氏
では、大臣、お願いいたします。
○厚生労働大臣
御自身の大変な御苦労で、実際にそうした診断、治療 というものを繰り返しながら、今の御健康
を維持されておられるという御努力に対して、心からまずは敬意を表したいと思いますし、また、お
見舞いもさせていただきたいと思います。
肝炎の適切な治療を行わないままに放置すると、慢性化して肝硬変になって、そして、肝がんに
なるといった、より重篤な病態に進行するおそれがあるというのは、今ではかなり広く理解されてき
ているように思いますが、まだ、引き続きその知識の普及は必要であろうと思います。
そして、検査結果を受検者に正しく伝えること。今のお話の中でも、やはりそれが非常に重要な
きっかけになっておられることがよく分かりました。
それから、陽性者を適切な受診につなげること、これも、やはりかなり専門的な知見のあるところ
で検査されることが重要だという御自身の体験も伺いました。
こうした検査結果を受診者に正しく伝えること、それから陽性者を適切な受診につなげること、こ
れらが重要だという認識を私もしっかり持っているところであります。
まず、検査結果を正しく伝えるということについては、手術前に行われる肝炎ウイルス検査の結
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