（情報通信インフラ）
条件不利地域において、光ファイバの整備・高度化を支援する。携帯電話の電波が届
かないエリアや状況において、広範囲な通信が可能なＨＡＰＳ103の早期社会実装に向け、
既存の無線システムと周波数の共用を可能とするための技術的検討104を進める。
通信事業者が携帯電話基地局の各設備を複数の事業者から調達できるよう、通信機器
の互換性を検証し、標準化を推進する。
５Ｇの機能強化105（ポスト５Ｇ）に対応した、半導体を始めとする情報通信システムの
中核となる技術開発を支援する。ＡＩ社会の実現に向け、次世代情報通信インフラ（Ｂ
ｅｙｏｎｄ５Ｇ106）の研究開発、国際標準化や知財活動を支援する。
「インフラシステム海外展開戦略 2025」107に基づき、デジタルインフラの海外展開を支
援する。
施策例
・１人１台端末の着実な更新（文部科学省）
・ＧＩＧＡスクール構想支援体制整備事業（文部科学省）
・高等学校ＤＸ加速化推進事業（ＤＸハイスクール）（文部科学省）
・ＡＩの活用による英語教育強化事業（文部科学省）
・教育ＤＸを支える基盤的ツールの整備・活用（文部科学省）
・地域未来人材の育成に資する民間サービス等利活用促進事業（経済産業省）
・科学技術情報サービスの基盤整備（文部科学省）
・マイナ保険証の利用促進に向けた取組（厚生労働省）
・全国医療情報プラットフォーム開発事業（厚生労働省）
・医療費助成・予防接種・母子保健等に係る情報連携システム（ＰＭＨ）の整備事業（内閣府、こども家庭
庁、デジタル庁、厚生労働省）【制度】
・電子カルテ情報等分析関連サービス構築事業（厚生労働省）
・診療報酬改定ＤＸ（共通算定モジュールの開発等）（厚生労働省）
・予防接種事務デジタル化等事業（厚生労働省）
・新規事業創出に向けた医療保険情報の利用促進（内閣府、デジタル庁、厚生労働省）【制度】
・介護関連データ利活用に係る基盤構築事業（厚生労働省）
・電子処方箋の活用・普及の促進事業（厚生労働省）
・医療機関におけるサイバーセキュリティ確保事業（厚生労働省）
・スマート農業技術開発・供給加速化緊急総合対策（農林水産省）＜再掲＞
・林業・木材産業国際競争力強化総合対策（農林水産省）＜再掲＞
・スマート水産業推進緊急事業（農林水産省）
・防災やＥＢＰＭ・産業創出に資する建築・都市のＤＸの加速化（国土交通省）
・ＤＸ環境整備によるインフラ分野のＤＸの推進（国土交通省）
103 High Altitude Platform Station（高高度プラットフォーム）の略。高度 20km 程度の成層圏を飛行する無人航空機
に携帯電話基地局の機能を搭載して、広範囲の通信エリアを構築するもの。
104 実用化に向けた技術基準の策定に資する検討。
105 超低遅延や多数同時接続の対応といった５Ｇの機能強化。
106 低遅延・高信頼・低消費電力の次世代情報通信基盤。オール光ネットワーク、非地上系ネットワークや無線アクセ
スネットワーク（６Ｇ）の構築を行う。
107 2023 年６月１日経協インフラ戦略会議決定。

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