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【資料2】医療保険制度改革について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46880.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第189回 12/12)《厚生労働省》
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医療保険部会(2024年12月5日開催)におけるご意見②

(文責:事務局)



大きな費用のかかる治療を受けられた場合に、この制度のおかげで助かっている方が多くいると認識。高額療養費制度にお
世話になることは、皆可能性としてあり得る。なので、事前に自分の場合どれくらいの費用負担になるのかが分かれば、負担
感への理解が生まれると考える。仮に300万円の医療費がかかった場合でも、現行制度ではそう多額ではない費用負担で医療
サービスを受けて退院ができるという形になっているので、ぜひこうしたことをより分かりやすく提示できるように、今後、
広報や資料等でも、皆保険において本当にこの高額療養費制度が大いに助かる制度であることを丁寧に説明することをお願い
をしたい。費用負担の一部を負担能力に応じて負担してみんなで支えようという今回の見直しの趣旨に対する理解にもつな
がっていくと思うので、ぜひお願いしたい。特に、退職後、人生を謳歌しようと張り切っているが、一方では病気にならない
ように気をつけなくてはいけないという高齢者に大切なこと。



高額療養費の在り方については、高額薬剤や医療技術の高度化等によって医療費が増大している中、セーフティネットとし
ての役割に留意しつつ、全世代型社会保障の実現に向けて、また、保険料負担の軽減を図る観点から、負担能力に応じた負担
となるように見直していくべき。その意味で、提示された試算モデルは非常に合理性のある考え方ではないか。ただ、今回の
現行制度から所得区分を細分化することについては、制度の変数を変えるのではなく枠組みを変更するような場合、システム
への影響が大きいため、施行時期については保険者がシステム改修に必要な期間を確保できることにも配慮いただきたい。



重要なことは、いかに現役世代の負担を軽減できるか。保険者を通じて多くの支援金を拠出している現役世代が負担の軽減
を実感できるよう、検討を進めていただきたい。
我が国の医療保険制度はすばらしいが、窓口負担以外の原資は保険料や公費であり、皆で支え合っているものだということ
を忘れてはならない。間違っても病気になっても病院に行けば比較的安い薬をもらえるのだからいいということではないこと
を国民がしっかり理解する必要。大切なことは、まずは自助が基本だということ。健康を維持できるよう自身で努力し、軽度
な疾病はセルフメディケーションで対応するという意識と姿勢を国民全体が共有、実践することが必要。もちろん重篤化のリ
スクを個人に負わせないという対応は必須であるし、先天的な疾病や予測できないような事項等についても助け合いとして保
険で対応するという形を当たり前にしていくべき。現役世代の負担軽減に加えて、自助の観点からも、高額療養費について適
正な在り方とはどういうものかについて真剣に検討していくべき。

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