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【資料2】医療保険制度改革について (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46880.html |
出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第189回 12/12)《厚生労働省》 |
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令和6年12月5日
医療保険部会(2024年11月28日開催)におけるご意見④
第188回社会保障審議会
医療保険部会
資料1
(文責:事務局)
⚫
セーフティネットとしての役割に留意しつつ、全世代型社会保障の実現に向けて、また、被保険者の保険料負担の軽減を図
る観点から、社会経済情勢の変化を踏まえた負担能力に応じた負担となるよう見直していくべきというのが基本的な考え方。
具体的な結論に至る際には、実務面から保険者のシステム改修等に必要な期間についても配慮いただきたい。
⚫
高額療養費は、若い方の場合はいざというときの医療保険ということでリスク分散的な意味合いが強いと思われるが、高齢
者の方の場合は所得再分配、つまり、低所得者への配慮という要素が入っているのでその辺りの影響を見極めながら考えるべ
き。
⚫
やはり分からないのは、例えば高額な医療費の自己負担額や、自己負担額の上限の額が家計にどう影響しているかというこ
と。自己負担額の上限は所得によって変わることから、データではよく分からないことが多いので、それを改善したデータで
分析することが重要。
正確な家計の所得や医療支出、世帯員の客観的な健康状態を全て把握できるデータはまだ日本にはない。そのため、この点
について分析可能なデータを研究者が使えるようにしていただき、どのように医療保険によってリスクから守られているのか、
それから守られていないとしたらどういう人たちに対してどういう状況で起きているのかということを明確にすることが重要。
⚫
15日の全世代型社会保障構築会議で清家座長から高額療養費制度について見直しの方向性で検討していただきたい旨の話
があり、自分も基本的には見直しはやむなしとは思っているが、1点気になることがある。過去にいわゆるワンコイン、500
円を患者負担に上乗せをするという案が出たものの結局実現しなかったわけだが、特に低所得の方の負担が重いのではないか
という当時の認識があったと思う。
現在、様々な薬剤が出てきており、それを飲み続けることで社会生活を送ることができるという状況になっている。そうし
た方の場合、多数回該当があったとしても、例えば適用区分エだと年間50万円の自己負担となる。70歳未満の方で毎月受診
されている方も一定程度いるということは分かっているが、年間ずっと多数回該当に該当し続けている方がどのくらいいるの
かについても可能ならば調べていただきたい。
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医療保険部会(2024年11月28日開催)におけるご意見④
第188回社会保障審議会
医療保険部会
資料1
(文責:事務局)
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セーフティネットとしての役割に留意しつつ、全世代型社会保障の実現に向けて、また、被保険者の保険料負担の軽減を図
る観点から、社会経済情勢の変化を踏まえた負担能力に応じた負担となるよう見直していくべきというのが基本的な考え方。
具体的な結論に至る際には、実務面から保険者のシステム改修等に必要な期間についても配慮いただきたい。
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高額療養費は、若い方の場合はいざというときの医療保険ということでリスク分散的な意味合いが強いと思われるが、高齢
者の方の場合は所得再分配、つまり、低所得者への配慮という要素が入っているのでその辺りの影響を見極めながら考えるべ
き。
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やはり分からないのは、例えば高額な医療費の自己負担額や、自己負担額の上限の額が家計にどう影響しているかというこ
と。自己負担額の上限は所得によって変わることから、データではよく分からないことが多いので、それを改善したデータで
分析することが重要。
正確な家計の所得や医療支出、世帯員の客観的な健康状態を全て把握できるデータはまだ日本にはない。そのため、この点
について分析可能なデータを研究者が使えるようにしていただき、どのように医療保険によってリスクから守られているのか、
それから守られていないとしたらどういう人たちに対してどういう状況で起きているのかということを明確にすることが重要。
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15日の全世代型社会保障構築会議で清家座長から高額療養費制度について見直しの方向性で検討していただきたい旨の話
があり、自分も基本的には見直しはやむなしとは思っているが、1点気になることがある。過去にいわゆるワンコイン、500
円を患者負担に上乗せをするという案が出たものの結局実現しなかったわけだが、特に低所得の方の負担が重いのではないか
という当時の認識があったと思う。
現在、様々な薬剤が出てきており、それを飲み続けることで社会生活を送ることができるという状況になっている。そうし
た方の場合、多数回該当があったとしても、例えば適用区分エだと年間50万円の自己負担となる。70歳未満の方で毎月受診
されている方も一定程度いるということは分かっているが、年間ずっと多数回該当に該当し続けている方がどのくらいいるの
かについても可能ならば調べていただきたい。
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