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医薬品流通に係る業務実態 に関する調査報告書 (41 ページ)

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出典情報 医薬品流通に係る業務実態 に関する調査報告書(1/17)《日本保険薬局協会》
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理由の説明がなかった、納得できなかった事例2
問.一社流通の理由の説明がなかった、または、納得できなかった具体的な事例(医薬品名含む)を教えてください。
(任意回答 フリーコメント)
(コメント数:315)
3. 流通・供給の問題 (約50回答)
- 希少疾患用で需要が少ないものならわかるが、需要が大きな医薬品において卸を限定している理由がわからない。
- 一社流通により、特定の卸への依存度が高まり、リスクが集中している。
- 卸が欠品した場合、入手方法がない。 - 新規開局のため出荷調整以前の実績がなくすべて注文取消しになる。
- 新規の場合は入手不可能と考え、他店を紹介するため非常に業務負担となっている。
- 一社流通にも関わらず納期が大幅に遅れると言われた。 - 緊急時や災害時の対応が困難になる可能性がある。
- 地域によって取り扱い可能な卸が異なり、全国均一のサービスが提供できない。
4. 薬局の業務への影響 (約30回答)
- 配送時間に合わせて業務スケジュールを組んでいる側面があり卸が変わると配送時間、在庫管理等々さまざまな業
務の予定が狂う。 - 発注先の検索にも時間がかかる。
- 以前使用していたメーカーの医薬品が残ってしまい、デッドストックになり期限切れなどの損失が起きている。
- 自動発注の対象外になるので、特別な対応が必要なため、発注漏れが発生するなどのリスクがある。
- 電話発注になるため、使用しなかった場合に返品ができない。 - 取引卸数が増え在庫管理がより複雑になった。
- 患者様への説明や謝罪に多くの時間を要している。 - 医療機関との連携が難しくなり、スムーズな治療の継続に支
障をきたしている。 - 緊急時の対応が困難になり、患者さんの治療に影響が出る可能性がある。
- 新規患者や処方変更時の対応に時間がかかり、業務効率が低下している。
5. その他の問題 (約15回答)
- 一社流通のため価格交渉の余地がない。 - 競争原理が働かず、価格が高止まりしている。
- 経営戦略上仕方のないところもあるかと思うが、現場の苦労を軽視していないか腑に落ちない点が多い。
- 一社流通にすることで卸とメーカー間でそれなりのメリットがあるのだろうと想像できる。
- 利益や会社負担の軽減が目的と思われるが患者さんには関係ない理由。理解はできるが素直に納得できない。
- 薬局としては、急ぎでほしい場合に選択肢が狭まってしまう。 - 薬局の経営の自由度が制限されている。
- 患者さんの利益よりも、企業の利益が優先されているように感じる。
薬局側が一社流通品を正確に特定する手段がない中で、回答者自身の認識による回答となります。そのうえで本調査結果を取扱いください。

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