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2024年12月2日以降のマイナ保険証利用に係る実態調査(中間集計) (23 ページ)

公開元URL
出典情報 全国保険医団体連合会 記者会見(3/27)《全国保険医団体連合会》
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具体的なトラブル事例を選択肢で聞いた。
「資格情報が無効」、
「●(くろまる)で出る」
「カード
リーダーの接続不良・認証エラー」

「マイナ保険証の有効期限切れ」は引き続き割合が高い。特に
「マイナ保険証の有効期限切れ」は前回調査より大幅に増加した。2025 年度に電子証明書の更新が
必要となるマイナカードは 2768 万件にのぼり、
「有効期限切れ」はさらなる増加が懸念される。
「その他」で多いのは、発熱外来での対応困難である。ただでさえ混雑する感染症拡大時の医療機
関窓口で、マイナ保険証のみでの受診の際の対応に苦慮している。

「発熱外来時、院内に入れないので保険証も併用で持ってないと保険確認ができない」(青森)
・発熱で来院され、車で診察をする際に保険証を持ってきておらず、マイナ保険証のみの時、困
る。(鹿児島)
・発熱で隔離していても暗証番号がわからず、待合に出てきて顔認証となる。(山口)
・夜間・休日の新患の対応が困難(遠方から来院している人は、再度来院しない)
。発熱者と接触
するようになる。
(福島)
・マイナンバーのみ持参の発熱患者は混雑している受付で資格確認後、検査室へ誘導となる。保
険証ならば預かって速やかに誘導出来ているのだが。(東京)
「資格情報が無効」などオン資サーバー上の情報の不備、オンライン資格確認システムの根幹に
関わるトラブルは、前回調査から減っていない。
平デジタル大臣は昨年 10 月2日の記者会見で、ユーザーがマイナ保険証の利用に慣れてくれば
不具合は改善していくとの見解を示しているが、これらのトラブルは患者・医療機関側の慣れでは
解消されない。厚労省は、それぞれのトラブルについて「解決に向けた対応策」
(令和6年7月3日
第 180 回社会保障審議会医療保険部会)を示しているが、トラブルは解消されていない。
(参考)※前回調査の割合については、比較するため回答医療機関数を母数にした%を出し直している

24 年5月以降
回答医療機関数

24 年 12 月以降

12735

8330

資格情報が無効

4,266

33.5%

3,156

37.9%

該当の被保険者番号がない

1,655

13.0%

978

11.7%

名前や住所の間違い

1,795

14.1%

1,642

19.7%

●(くろまる)で出る

6,017

47.2%

5,350

64.2%

カードリーダーの接続不良・認証エラー

4,726

37.1%

3,636

43.6%

限度額認定に誤り等があった

493

3.9%

363

4.4%

負担割合の齟齬

977

7.7%

637

7.6%

国保

371

2.9%

173

2.1%

社保

159

1.2%

84

1.0%

後期高齢

641

5.0%

296

3.6%

他人の情報が紐づけられていた

189

1.5%

154

1.8%

1,799

14.1%

2,552

30.6%

1,439

17.3%

911

10.9%

マイナ保険証の有効期限が切れていた
その他
特にトラブルなし(※)

3,128

24.6%

※前回調査ではトラブルの「あり」

「なし」を単独で聞いた
3

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