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【資料1-4】(4)地域の実情や事業所規模等を踏まえた持続的なサービス提供の在り方に関する調査研究事業_結果概要(案) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50970.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会 介護報酬改定検証・研究委員会(第30回 3/31)《厚生労働省》
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(4).地域の実情や事業所規模等を踏まえた持続的なサービス提供の在り方に関する調査研究事業
D. 訪問介護事業所に関する事業所調査(アンケート)の集計状況(③その他)

3. 訪問介護事業所の職員、利用者等の状況
(1)職員の状況
✓ 60代以上の職員の割合は中山間・離島等で高い傾向、勤続年数も中山間・離島等で10年超の職員の割合が高い傾向。
✓ 職員の充足状況は、全ての地域で「不足」(とても不足している、やや不足している)の割合が高く、特に「都市
部」で高い(中山間・離島等 63.5%、都市部 73.8%、その他 67.2%)。

(2)利用者・サービス提供の状況
✓ 利用者の充足状況は、全ての地域で「やや不足している」の割合が最も高く(4~5割程度)、次いで「確保できて
いる」が高い。
✓ 集合住宅等の利用者割合は、全ての地域で「0%」が最も高く(3割程度)、次いで中山間・離島等やその他では
「80%以上」、都市部では「40%以上80%未満」が高い。

✓ サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム等の併設状況は、中山間・離島等で併設している割合が高い(中山
間・離島等25.4%、都市部9.3%、その他17.4%)。
✓ 移動時間は、中山間・離島等では平均21.6分、都市部では平均24.6分。 同一建物減算算定なしの場合、いずれの地
域でも同程度だが(平均30分弱)、算定ありの場合、都市部で若干短い傾向(平均8分程度)。

4. 訪問介護事業者の人材確保や利用者確保に向けた取組の状況


人材確保に係る課題意識は、いずれの地域も「応募者が少ない」が最多。都市部では「採用に費用がかかる」「紹
介料の負担が大きい」、中山間・離島等では「所在地域に就労人口が少ない」の割合も多い。人材確保の取組は、い
ずれの地域も「知人の紹介による採用」「ハローワークによる採用」が最多。都市部では「転職サイトの活用」「人
材紹介会社の活用」も多い。



サービス提供についての課題意識は、いずれの地域も「独居の利用者が多い」が最多。中山間・離島等では「事業
所を起点として訪問宅への移動に要する時間が長い」「訪問先から訪問先への移動に要する時間が長い」も多い。



利用者を増やすための取組は、利用者を確保できている事業所では、「居宅介護支援事業所への訪問・説明」「自
事業所のHP等の充実・更新等」「質の高い人材の育成」の順に多い。
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