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資料9地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の議論の状況について<参考資料> (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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多様な精神疾患等に対応できる医療連携体制の構築⑥
9.摂食障害


摂食障害は、10代~40代の女性に多い疾患と言われ、心身の成長・発達、日常生活・社会生活に深刻な影響を与
える。また、栄養障害、嘔吐等の症状により、生命に危険が及ぶ場合もあるため、摂食障害の影響が大きく長くな
らないうちに、地域で早期に専門的な支援を受けることができる体制を構築していくことが重要である。
○ こうした観点から、「摂食障害治療支援センター設置運営事業」により、現在4カ所の「支援拠点病院」(※)
について、全都道府県での設置に向けた補助を実施するとともに、「支援拠点病院」への指導・助言、「支援拠点
病院」で集積されたデータの分析・評価等を「全国支援センター」で実施している。

10.てんかん


てんかんの発作は、通常数秒から数分間にすぎないため、病気の特性を周囲の人が良く理解し、過剰に活動を制
限せず能力を発揮する機会を摘み取ることのないよう配慮するとともに、他方で一旦診断されると長期間服用を必
要とすることが多いため、初期診断での診断と長期的な治療の見通しが重要となるため、地域で早期に専門的な支
援を受けることができる体制を構築していくことが重要である。
○ こうした観点から、「てんかん地域診療連携体制整備事業」により、現在23カ所の「支援拠点病院」(※)につ
いて、全都道府県での設置に向けた補助を実施している。また、「支援拠点病院」への指導・助言、「支援拠点病
院」で集積されたデータの分析・評価等を「全国支援センター」で実施している。さらに、令和2年度から、「全
国支援センター」において、てんかん診療コーディネーターを対象とする認定制度を開始し、コーディネーターの
資質の向上を推進している。
※ 「支援拠点病院」は、都道府県と協働し、摂食障害やてんかんに関する知識・技術の普及啓発、他医療機関への研修・技術的支援、

患者・家族への技術的支援、関係機関との地域連携支援体制構築のための調整等を実施。

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