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○調剤(その2)について-2 (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00110.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第492回  10/22)《厚生労働省》
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医療的ケア児の調剤を行う上で配慮すべき薬学的管理
○ 医療的ケア児の調剤を行う上で配慮すべきこととしては、「粉砕や脱カプセルなどの規格単位に満たない薬用量の調
節」、「散剤の配合変化等による別包包装」や「ハイリスク薬の粉砕・脱カプセルによる曝露やコンタミへの対策」などの
調剤上の対応が回答として多かった。
医療的ケア児の調剤を行う上で特別に配慮すべき薬学的管理(回答薬局数=207,複数回答)
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規格単位(1錠・半錠・1カプセル)に満たない薬用量の調節(粉砕・脱カプセル)
散剤の配合変化や使用状況に配慮して混合せずに別包とする判断

誤薬や服用忘れを防ぐための散剤の服用時点毎の計量混合(一包化のイメージ)
ハイリスク薬の粉砕・脱カプセルによる曝露やコンタミへの対策

複数の薬包を服用時点ごとにまとめる工夫(ホチキス・輪ゴム・ケース使用等)
経鼻チューブの閉塞を避ける配慮(脱カプセルや錠剤のコーティングの除去等)

高カロリー輸液への微量元素やビタミン等の注射薬の混注における配合変化や手順の配慮
1アンプル、1バイアル、1袋の規格で対応できない注射薬の薬用量の調節
中心静脈栄養輸液セット・針、PCAポンプ等まで含めた処方設計支援
患児の成長に合わせた輸液の重量調節(1日量を小分けにする等)
気管切開を受けている患児の吸入指導
末梢輸液への微量元素やビタミン等の注射薬の混注における配合変化や手順の配慮
成人期移行(発達段階を考慮した患児と家族の自立支援や成人診療科への転科)の準備
人工呼吸器を使用している患児の吸入指導
ポンプで注入する医療用麻薬の薬液濃度の計算と処方提案
その他

出典:医療的ケア児に対する薬学的ケアの実態調査(日本薬剤師会)

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