○コロナ・感染症対応(その2)について-3 (115 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第502回 12/3)《厚生労働省》 |
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今般の新型コロナウイルス感染症の診療に携わる病院の医師や、診療所の医師に、各医療機関や地域での感染
症対策の底上げについて、今後さらにどのようなことが考えられるか、ヒアリングを行った。ヒアリングの概要
は、以下のとおり。
ヒアリング時期:2021年9月
ヒアリング対象:新型コロナウイルス感染症の診療に携わる病院の医師、診療所医師
参加:厚生労働省医政局地域医療計画課、保険局医療課
【医療機関間の連携について】
• 臨床検査技師や薬剤師がいないと、感染防止対策加算の届出ができないが、それらの職種がいなくても院内感染は起こる。日頃連携
がとれていないと、仮にクラスターが発生したとしても、十分な連携ができないので、職種にこだわらず、情報共有をできる体制を
整えることを主眼にしてもよいのではないか。
• 特にクラスターが発生していない場合でも、○月に1回など、感染症対応における基幹病院に、感染状況等の報告を行うような連携
も考えられるのではないか。
• 新型コロナウイルス感染症の感染拡大など、有事の際に実行力を伴うような、取組を進めることが重要ではないか。
【感染症対応における基幹的な役割を担う医療機関の役割について】
• 感染症対応における基幹病院と中小病院との連携においては、基幹病院の病院長や看護部長などの理解が重要。病院外の地域連携も、
重要な役割の一つだと示すことができれば、さらに活躍できる基幹病院の専門家が増えるのではないか。
• 感染防止対策加算1を届け出ているような基幹的な病院が、感染防止対策加算2やその他の医療機関も含めて、助言を行えるような
体制を構築することが望ましいのではないか(感染防止対策加算2を届け出ている医療機関は、中小規模のところが多く、他の医療
機関への助言体制の構築は困難なのではないか。)。
• 基幹的な病院が、日頃から保健所(行政)との連携を密にしておくことが重要ではないか。
【診療所における感染症対策について】
• 現状、診療所から病院に対し、感染症対策について助言をもとめることはほとんどないのではないか。診療所における感染症対策の
取組を促進するためには、医師会から開業医へ働きかけることが重要ではないか。
• 有事の際に連携をできるよう、日頃から連携先を特定し、連携体制を構築しておくことは重要。
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