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資料4-2   レベチラセタム (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》
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3) 久保田有一 他. 【てんかん診療-すべての医師のための診断・治療のコツ-】てんかんの
最新治療 レベチラセタム(解説/特集). 日本臨床 2018; 76: 952-8. 27)
てんかん重積状態に対する保険適応がないことに言及しつつ、安全性が期待でき実臨床
では使用され選択肢となりうると記載されている。
(3)教科書等への標準的治療としての記載状況
<海外における教科書等>
1) 2022 の UpToDate
Convulsive status epilepticus in adults: Treatment and prognosis Author:Frank W Drislane, MD
Section Editor: Paul Garcia, MD Deputy Editor:John F Dashe, MD, PhD
This topic last updated: Jan 10, 2022. 28)
てんかん重積状態の診療アルゴリズムにおいて、ベンゾジアゼピン系薬剤の治療開始と
同時に、別の静脈投与ラインで非ベンゾジアゼピン系薬剤を投与することが推奨されてお
り、本薬はホスフェニトインと同等に非ベンゾジアゼピン系薬剤の選択肢として記載され
ている。なお、用量は 60 mg/kg 又は 4500 mg までを推奨する旨が記載されている。
(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1) Neurocritical Care Society Guidelines for the Evaluation and Management of Status
Epilepticus.4)
てんかん重積状態の緊急初期治療には、ベンゾジアゼピン(ロラゼパム、ミダゾラム、
ジアゼパム等)の静注が第一選択薬である。発作が消失しない場合の第二選択薬として、
一般的に使用される好ましい薬剤は、ホスフェニトイン/フェニトイン、バルプロ酸ナトリ
ウム、フェノバルビタール、本薬の静注又は持続注入ミダゾラムが推奨されている。なお、
非けいれん性てんかん重積状態及びけいれん性てんかん重積状態に対する薬物療法に違い
はない。
効能・効果:Status epilepticus
用法・用量:Levetiractam 1,000–3,000 mg IV、Peds: 20–60 mg/kg IV、2–5 mg/kg/min
2) NHS Foundation Trust "Guideline for the Management of Generalised Convulsive Status
Epilepticus in Adults" 5)
けいれん性てんかん重積状態の治療で推奨されている薬剤は、第一選択薬としてミダゾ
ラム口腔用液、ロラゼパム静注、ジアゼパム静注である。発作がコントロールできない場
合は、第二選択薬としてフェニトインが、フェニトインが禁忌である場合はバルプロ酸ナ
トリウム静注、本薬静注、フェノバルビタール静注が推奨されている。非けいれん性てん
かん重積状態は診断及び管理が異なるため、専門家へのコンサルタントが推奨されている。
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