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資料2-1 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ とりまとめ(案) ※変更履歴付き (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26417.html
出典情報 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第7回 6/23)《厚生労働省》
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このため、厚生労働省において、調剤後のフォローアップにおけるIC
TやAIを積極的に活用する薬局の対人業務に関する好事例を収集把握
し、効果の検証や均てん化一般化の手法を検討すべきとの意見があった。

(5)データ連携基盤
○ 医療全体としては薬局だけでDXを進めるのではなく、電子カルテ等や
介護システムの標準化・統一を進める必要がある。その上うえで、薬局が
病名や検査情報など、薬剤師が必要とする医療情報にアクセスできるよう
な仕組みを構築する必要があるとの複数の意見が複数あった。
○ 電子版お薬手帳などによりのPHRを患者から取得し、薬局で患者情報
を一元的に管理することで、日々の健康医療データを踏まえた薬学的管理
指導が可能となる。このほか、生活習慣の見直し、食事療法の提案・運動
療法の提案などの新たなサービスに活用できる可能性がある。今後、電子
処方箋をはじめとしたDXに資する基盤整備を行う際は、民間のPHRア
プリケーションと連携できるよう、API連携を可能とし、情報の標準化
を進めるべきとの意見があった。
○ なお、外来等において、薬局が医療機関に薬学的見地から情報提供をし
た場合に、当該その後、情報がその後どのように取り扱われているかが薬
局にはわからない点が課題問題であるとの意見もあった。
(6)薬歴の活用等
○ 薬局において電子薬歴を導入・活用するケースが増えており、現場での
オペレーションに沿った形で情報の連携ができるように、電子処方箋等の
データ連携先はレセコンだけでなく、電子薬歴などにもデータ連携を可能
にするように厚生労働省はシステム事業者と 調整を行うべきといった意
見があった。
〇 また、調剤時の薬歴の記載は1日の業務のうち、かなりの割合を占めて
おり 30 、電子薬歴による入力アシスト機能による定型文の使用等などが進
められている。このような定型文の活用は、効率化に資するとともに一方
で、電子薬歴内の情報の整理・抽出の面でも有用である。その一方で、定
型文は医療保険における個別指導で指導を受ける場合があるとの声があ
る。このため、電子薬歴における頻用文書の定型化のあ在り方の整理を進
める必要があると考えられる。
(7)薬局内・薬局間情報連携のための標準的データ交換形式
〇 将来の薬局DXに対応できるよう、医療連携等で利用されている標準的
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厚生労働省の調査では、1日の処方箋調剤に関する業務の累計時間約 9 時間 45 分のう
ち、「薬歴への記載」の時間は約 1 時間 25 分との報告がある。(薬剤師の働き方に関する調
査-薬局の薬剤師等調査 追加調査(令和2年度薬剤師の需給動向把握事業(厚生労働省医
薬・生活衛生局総務課委託事業)。))(令和4年3月 31 日 第3回薬局薬剤師の業務及び薬
局の機能に関するワーキンググループ 資料2-1)

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