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○先進医療技術の科学的評価等について資料 先-3-2 (69 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html |
出典情報 | 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》 |
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先進医療の名称
<先進医療告示25>
腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術
適応症
子宮体がん(1A 期 Grade3 または特殊型(漿液性腺癌、明細胞腺癌、癌肉腫など)、
1B 期を疑う症例、II 期を疑う症例)
内容
(先進性)
近年本邦においても増加傾向にある子宮体癌は手術療法が最も重要な治療手段となっている。筋層浸潤
のないグレード1、2 のようなlow risk 群の子宮体がんにおいては、子宮全摘術+両側付属器摘出術+骨盤リンパ
節郭清術でも予後は良好な成績となっているが、初期の子宮体がんであっても腫瘍が子宮頚部にがんの浸潤を認
める症例や子宮体部筋層へのがんの浸潤が1/2 以上の症例や1/2 未満の浸潤であっても組織学的グレ-ド3 や
特殊型(漿液性腺癌、明細胞腺癌、癌肉腫など)の子宮体がんの症例に対しては、傍大動脈領域を含めた後腹膜リ
ンパ節郭清を施行した方が、有意に予後が改善されることから、開腹手術では、初期子宮体がんであっても傍大動
脈リンパ節郭清を施行しているのが現状である。しかし、開腹手術によ
る傍大動脈リンパ節郭清術には剣状突起から恥骨上縁までの切開が必要なため患者には多大な侵襲を与える。こ
の操作を腹腔鏡下で行う子宮体がんに対する腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術は患者侵襲、術後QOLの向上が
図れると考えている。腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清に対する開腹手術との比較での有用性はいくつか報告されて
おり、骨盤リンパ節郭清までの腹腔鏡下子宮体癌手術と同様に適応する意味は大きく多くの患者にとって早期回
復、早期退院が期待でき出血量が少ないことから輸血の機会を減らすことが出来
る。
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<先進医療告示25>
腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術
適応症
子宮体がん(1A 期 Grade3 または特殊型(漿液性腺癌、明細胞腺癌、癌肉腫など)、
1B 期を疑う症例、II 期を疑う症例)
内容
(先進性)
近年本邦においても増加傾向にある子宮体癌は手術療法が最も重要な治療手段となっている。筋層浸潤
のないグレード1、2 のようなlow risk 群の子宮体がんにおいては、子宮全摘術+両側付属器摘出術+骨盤リンパ
節郭清術でも予後は良好な成績となっているが、初期の子宮体がんであっても腫瘍が子宮頚部にがんの浸潤を認
める症例や子宮体部筋層へのがんの浸潤が1/2 以上の症例や1/2 未満の浸潤であっても組織学的グレ-ド3 や
特殊型(漿液性腺癌、明細胞腺癌、癌肉腫など)の子宮体がんの症例に対しては、傍大動脈領域を含めた後腹膜リ
ンパ節郭清を施行した方が、有意に予後が改善されることから、開腹手術では、初期子宮体がんであっても傍大動
脈リンパ節郭清を施行しているのが現状である。しかし、開腹手術によ
る傍大動脈リンパ節郭清術には剣状突起から恥骨上縁までの切開が必要なため患者には多大な侵襲を与える。こ
の操作を腹腔鏡下で行う子宮体がんに対する腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術は患者侵襲、術後QOLの向上が
図れると考えている。腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清に対する開腹手術との比較での有用性はいくつか報告されて
おり、骨盤リンパ節郭清までの腹腔鏡下子宮体癌手術と同様に適応する意味は大きく多くの患者にとって早期回
復、早期退院が期待でき出血量が少ないことから輸血の機会を減らすことが出来
る。
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