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○先進医療技術の科学的評価等について資料 先-3-2 (70 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html |
出典情報 | 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》 |
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(概要)
早期子宮体がんで行っている腹腔鏡下子宮体がん根治術に準じた方法で手術を行う。腹腔鏡下手術は、臍部に
12mm のカメラ用トロッカーを挿入し、炭酸ガスで腹腔内にガスで気腹させ、腹部に4-5 カ所に5mm のトロッカーお
よび下腹部正中に12mm トロッカーを挿入し行う。摘出した子宮は、腟から摘出する。骨盤リンパ節郭清術を施行
し、続いて傍大動脈リンパ節郭清は開腹術における子宮体がん根治手術と同様の方法で行うこととする。
手術は、
①腹腔鏡下子宮全摘出術+両側付属器摘出術を行う
②腹腔鏡下に骨盤リンパ節郭清術を行う。
③カメラを下腹部正中から上腹部の方向に向け、後腹膜を切開し、腹膜を腹壁側につり上げまたは圧拝し空
間を確保し、腹大動脈、下大静脈より下腸間膜動脈・腎静脈を確認した上で、腎静脈以下の傍大動脈リン
パ節郭清術を行う。
安全性及び有効性については
Primary endopoint; 術中出血量
Secondary endopoint; 3年無再発生存期間、5 年全生存割合、輸血率、術中・術後合併症の有無、術後QOL
の評価
*いずれの結果も、2008 年1 月から2016 年3 月までに当科で施行した子宮体がんに対する開腹手術におけ
る傍大動脈リンパ節郭清術と比較検討する。
(効果)
本手術は技術的な困難さから手術時間の延長が予想されたが、当施設及び協力施設での経験では殆腹術に比
べ手術時間の延長はなく、有意な出血量の減少により輸血の必要性がほぼない。さらに術式が開腹に比べ低侵襲
であることより、早期離床、早期退院が可能となり入院に伴う経済的負担は減少する。
(先進医療にかかる費用)
本技術に係る総費用は、1,646,620 円である。先進医療に係る費用は979,090 円で、保険者負担は463,239円、
保険外併用療養分に係る一部負担金は204,291 円である。よって、患者負担額は1,183,381 円である。
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早期子宮体がんで行っている腹腔鏡下子宮体がん根治術に準じた方法で手術を行う。腹腔鏡下手術は、臍部に
12mm のカメラ用トロッカーを挿入し、炭酸ガスで腹腔内にガスで気腹させ、腹部に4-5 カ所に5mm のトロッカーお
よび下腹部正中に12mm トロッカーを挿入し行う。摘出した子宮は、腟から摘出する。骨盤リンパ節郭清術を施行
し、続いて傍大動脈リンパ節郭清は開腹術における子宮体がん根治手術と同様の方法で行うこととする。
手術は、
①腹腔鏡下子宮全摘出術+両側付属器摘出術を行う
②腹腔鏡下に骨盤リンパ節郭清術を行う。
③カメラを下腹部正中から上腹部の方向に向け、後腹膜を切開し、腹膜を腹壁側につり上げまたは圧拝し空
間を確保し、腹大動脈、下大静脈より下腸間膜動脈・腎静脈を確認した上で、腎静脈以下の傍大動脈リン
パ節郭清術を行う。
安全性及び有効性については
Primary endopoint; 術中出血量
Secondary endopoint; 3年無再発生存期間、5 年全生存割合、輸血率、術中・術後合併症の有無、術後QOL
の評価
*いずれの結果も、2008 年1 月から2016 年3 月までに当科で施行した子宮体がんに対する開腹手術におけ
る傍大動脈リンパ節郭清術と比較検討する。
(効果)
本手術は技術的な困難さから手術時間の延長が予想されたが、当施設及び協力施設での経験では殆腹術に比
べ手術時間の延長はなく、有意な出血量の減少により輸血の必要性がほぼない。さらに術式が開腹に比べ低侵襲
であることより、早期離床、早期退院が可能となり入院に伴う経済的負担は減少する。
(先進医療にかかる費用)
本技術に係る総費用は、1,646,620 円である。先進医療に係る費用は979,090 円で、保険者負担は463,239円、
保険外併用療養分に係る一部負担金は204,291 円である。よって、患者負担額は1,183,381 円である。
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