よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 データヘルス計画のこれまでの経緯と第3期に向けた課題等について (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27022.html
出典情報 第3期データヘルス計画に向けた方針見直しのための検討会(第1回 8/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

現状の課題(例)
項目

現状・課題認識等

計画策定・公表

 小規模保険者においては、計画策定を行う職員のマンパワーの観点でも、事業実施対象の加入者の規模の観点でも、DH計画
のPDCAの効率性が上がりづらい状況
 制度上はデータヘルス計画の公表が求められている一方で、企業ブランドを背負った健保組合で健康課題を詳らかにすること
への懸念などから公表状況が低調

事業メニュー

 被用者保険の保健事業はメタボ対策に注力している一方、高齢加入者の増加や女性のやせへの対策に取り組む保険者が増加
 一部の保険者で後発医薬品の使用率上昇が飽和しつつあり、重複・多剤対策やセルフメディケーション事業への取組みが生じ
ていることも確認
 全ての保健事業について、予防・健康づくりの費用対効果を一律に比較し優先順位を付けることは困難
 他方、完璧なエビデンスがない中、足元で取組の幅の拡大を図る保険者は、参考となるデータへのニーズあり
 一部の保健事業については、大規模実証事業やPFS補助事業を通じて、その費用対効果の可視化が進展する見込み

事業アプローチ

 共同事業は、規模の経済やノウハウの共有、競争環境の醸成、データ増加による効果検証の精度向上等の理由で、効率的・効
果的な保健事業に資する。一方で、その実践が十分に普及していないことも事実
 PFS事業は、保険者と事業者のリスク・リターンの共有、対象者への見える化、事業者の切磋琢磨等の理由で、効率的・効果
的な保健事業に資する。現状は、そのモデル事業を構築している段階

事業実施方法

 健保組合のデータヘルス計画は、ほぼ全ての組合が、第2期の当初からデータヘルスポータルサイトを通じて標準仕様で計画
及び実績報告を作成
 標準仕様における各事業のプロセス及びストラクチャー要素を説明変数として、各事業の効果を高める実施方法を定量・定性
の両面で分析中

評価指標

保険者間連携






データヘルス計画の評価指標の標準化は、骨太の方針及び改革工程表上の政府方針
第2期計画の中間見直しで5つの共通評価指標を導入し、2022年度に23指標に拡大
共通評価指標の実績値の入力方法は健保による任意入力が多く、NDBを用いた国によるプリセットを検討中
共通評価指標に対する目標値の設定も任意

 中間サーバを用いた全保険者間のデータ連携が行われるようになったことから、レセプト及び特定健診・保健指導のデータに
関する課題は解消
 一部の保険者で、被用者保険から新たに市町村国保等に加入する者に対し、加入後の健診の受診方法や地域の保健事業を周知
するような連携取組がされていることを確認

39