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○令和4年度診療報酬改定に係る検討状況について(説明) ○意見発表者による意見発表、中医協委員からの質問 (50 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00135.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第512回 1/21)《厚生労働省》 |
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II. 診療報酬
1.
重点項目
(1) 入院医療
入院基本料、特定入院料、短期滞在手術等基本料は、基本的な入院医療の体制を評価するも
のであり、人口構造と医療ニーズの変化に合わせて、効率的・効果的な病床機能が発揮される
よう、高度急性期・急性期・回復期・慢性期のそれぞれについて、患者の状態と医療資源の投
入量をより適切に反映できる報酬体系へと見直すことが極めて重要である。
① 高度急性期
⚫
特定集中治療室用/ハイケアユニット用「重症度、医療・看護必要度」の評価項目
において、患者の状態と医療資源の投入量を適切に反映するために、A項目につい
ては「心電図モニターの管理/装着」を廃止し、B項目については高い相関関係に
ある「口腔清潔」
「衣服の着脱」
「食事摂取」を整理するべき。
⚫
特定集中治療室管理料における「重症度、医療・看護必要度」の判定基準において、
B項目を除外するべき。
⚫
救命救急入院料のうち、特定集中治療室用「重症度、医療・看護必要度」の測定を
求めている入院料1と入院料3について、人員配置や医療の実態が近いハイケアユ
ニット用「重症度、医療・看護必要度」の測定に切り替えたうえで、該当患者割合
を施設基準に定めるべき。
⚫
特定集中治療室管理料において提出が要件化されている「生理学的スコア」につい
て、患者の状態を適切かつ客観的に評価するための指標として、引き続き調査・分
析するべき。
② 急性期
⚫
一般病棟用「重症度、医療・看護必要度」の測定方法について、医療従事者の負担軽
減も踏まえ、計画的にⅠを廃止してⅡに統一するべき。
⚫
一般病棟用「重症度、医療・看護必要度」の評価項目において、A項目については「心
電図モニターの管理」を廃止し、
「点滴ライン同時3本以上の管理」の測定方法ⅠとⅡ
の不整合を是正し、B項目については相関関係の強い「口腔清潔」
「衣服の着脱」
「食
事摂取」を整理し、C項目については「骨の手術」の術後期間を精緻化するべき。
⚫
急性期一般入院基本料について、病床機能の分化・強化をさらに進める観点から、入
院料1の「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合の基準値を引き上げるととも
に、7区分ある入院料を簡素化し、各入院料間における該当患者割合の刻み幅を大き
くすることにより、患者の状態に応じた評価のメリハリを強め、病床機能の分化を促
進するべき。
⚫
急性期一般入院料1を算定する医療機関について、特に急性期医療に相応しい役割を
適切に評価する観点から、特定集中治療室等による濃密な医療や手術、放射線治療、
化学療法等を指標として、評価にメリハリを付け、医療資源の重点化を通じて病床機
能を強化するべき。
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1.
重点項目
(1) 入院医療
入院基本料、特定入院料、短期滞在手術等基本料は、基本的な入院医療の体制を評価するも
のであり、人口構造と医療ニーズの変化に合わせて、効率的・効果的な病床機能が発揮される
よう、高度急性期・急性期・回復期・慢性期のそれぞれについて、患者の状態と医療資源の投
入量をより適切に反映できる報酬体系へと見直すことが極めて重要である。
① 高度急性期
⚫
特定集中治療室用/ハイケアユニット用「重症度、医療・看護必要度」の評価項目
において、患者の状態と医療資源の投入量を適切に反映するために、A項目につい
ては「心電図モニターの管理/装着」を廃止し、B項目については高い相関関係に
ある「口腔清潔」
「衣服の着脱」
「食事摂取」を整理するべき。
⚫
特定集中治療室管理料における「重症度、医療・看護必要度」の判定基準において、
B項目を除外するべき。
⚫
救命救急入院料のうち、特定集中治療室用「重症度、医療・看護必要度」の測定を
求めている入院料1と入院料3について、人員配置や医療の実態が近いハイケアユ
ニット用「重症度、医療・看護必要度」の測定に切り替えたうえで、該当患者割合
を施設基準に定めるべき。
⚫
特定集中治療室管理料において提出が要件化されている「生理学的スコア」につい
て、患者の状態を適切かつ客観的に評価するための指標として、引き続き調査・分
析するべき。
② 急性期
⚫
一般病棟用「重症度、医療・看護必要度」の測定方法について、医療従事者の負担軽
減も踏まえ、計画的にⅠを廃止してⅡに統一するべき。
⚫
一般病棟用「重症度、医療・看護必要度」の評価項目において、A項目については「心
電図モニターの管理」を廃止し、
「点滴ライン同時3本以上の管理」の測定方法ⅠとⅡ
の不整合を是正し、B項目については相関関係の強い「口腔清潔」
「衣服の着脱」
「食
事摂取」を整理し、C項目については「骨の手術」の術後期間を精緻化するべき。
⚫
急性期一般入院基本料について、病床機能の分化・強化をさらに進める観点から、入
院料1の「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合の基準値を引き上げるととも
に、7区分ある入院料を簡素化し、各入院料間における該当患者割合の刻み幅を大き
くすることにより、患者の状態に応じた評価のメリハリを強め、病床機能の分化を促
進するべき。
⚫
急性期一般入院料1を算定する医療機関について、特に急性期医療に相応しい役割を
適切に評価する観点から、特定集中治療室等による濃密な医療や手術、放射線治療、
化学療法等を指標として、評価にメリハリを付け、医療資源の重点化を通じて病床機
能を強化するべき。
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