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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00016.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第29回 1/26)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】オミクロン株の新型コロナワクチンへの影響について
(1)オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性

オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性(入院予防効果)
英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告によると、新型コロナワクチンの2回目接種後25週以降のオミクロン株に対す
る入院予防効果は44%であったが、追加接種の2週目以降では89%に回復した。65歳以上の者におけるオミクロン株
に対する入院予防効果に関しては、追加接種後の2-9週で94%、10週以降で89%であった。
英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告1(2022/1/14)
研究内容:2021年11月27日から2022年1月14日に研究に参加した18歳
以上の者を対象。テストネガティブデザインの症例対照研究を用いて、
オミクロン株及びデルタ株に対する新型コロナワクチンの初回接種(1
~2回接種)後、追加接種(3回目接種)後の入院予防効果※1の推移を
分析した※2。
結果:オミクロン株陽性者760,647名、デルタ株陽性者236,023名 が解
析に含まれた。
• オミクロン株に対する新型コロナワクチンの入院予防効果は以下の
通りであった。
‒ 1回目接種4週以降 58%[95%CI:37-72]
‒ 2回目接種後2-24週 64%[95%CI:54-71]
‒ 2回目接種25週以降 44%[95%CI:30-54]
‒ 3回目接種2週以降 89%[95%CI:86-91]
英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告2(2022/1/7)
研究内容:2021年11月27日から同年12月31日に研究に参加した65
歳以上の者を対象。テストネガティブデザインの症例対照研究を用
いて、オミクロン株に対する新型コロナワクチンの追加接種後の入
院予防効果の推移を分析した※3
結果:3回目接種後の98名の入院患者が解析に含まれた。
 65歳以上の者における、オミクロン株に対する新型コロナワク
チンの入院予防効果は以下の通りであった。
‒ 3回目接種後2-9週 94%[95%CI:89-97]
‒ 3回目接種10週以降 89%[95%CI:89-97]

新型コロナワクチンのオミクロン株に対する入院予防効果

65歳以上の者における、オミクロン株に対する追加接種後
の入院予防効果

※1 英国における入院予防効果の定義は、NHSに登録された救急科を受診し、入院、搬送及び死亡した場合を指す。
※2 年齢、性別、過去の感染歴、地域、人種、重症化リスク因子、旅行歴、リスクグループの状態、時期で調整しているが、入院者が少ないためワクチンの種類ごとには解析していない。
※3 年齢、性別、過去の感染歴、地域、人種、重症化リスク因子、最近の旅行歴、時期で調整しているが、入院者が少ないためワクチンの種類ごとには解析していない。
1.
2.

SARS-CoV-2 variants of concern and variants under investigation in England Technical briefing 34, UK Health Security Agency 2022/1/14
Effectiveness of 3 doses of COVID-19 vaccines against symptomatic COVID-19 and hospitalisation in adults aged 65 years and older UK Health Security Agency

2022/1/7

16

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