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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00016.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第29回 1/26)《厚生労働省》
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本日の論点:【3】小児・妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用について

(3)妊娠中の者に対する新型コロナワクチンの安全性等

妊娠中の者に対する新型コロナワクチンの有効性
妊娠中の者における、ファイザー社ワクチン2回目接種後2ヶ月の感染予防効果は96%、発症予防効果は97%、
入院予防効果は89%であったと報告されている。

Dagan et al1(Nat Med, 2021)
研究内容:イスラエル最大の保険組織Clalit Health Services※1に1年
以上会員歴のある16歳以上の妊婦が対象。同組織のデータベースから
2020年12月20日-2021年6月3日にファイザー社ワクチンを接種し
た妊婦(接種群)と、背景因子をマッチングさせたワクチン未接種の
妊婦(対照群)を抽出し、ワクチンの有効性を分析した後ろ向きコ
ホート研究。

ファイザー社ワクチンの有効性

結果:接種群10,861名、対照群10,861名が解析された(両群共に
年齢中央値30歳。妊娠初期26%、中期48%、後期26%)。
接種群の、対照群と比較した有効性※2は以下の通りであった。
 感染予防効果
‒ 67% [95%CI: 40-84](初回接種から14-20日後)
‒ 71% [33-94] (初回接種から21-27日後)
‒ 96% [89-100] (2回目接種から7-56日後)
 発症予防効果
‒ 66% [32-86](初回接種から14-20日後)
‒ 76% [30-100] (初回接種から21-27日後)
‒ 97% [91-100] (2回目接種から7-56日後)
 入院予防効果
‒ 89% [43-100] (2回目接種から7-56日後)
※1 イスラエルにおける4つのヘルスケア組織のひとつ。保険者機能と医療提供機能を兼ねており、国民の半数以上(約470万人) が加入している。
※2 初回接種から14-20日後、21-27日後の入院予防効果および重症化予防効果については、接種群または対照群のいずれかが5例に満たなかったため算出されていない。
1.

Dagan N, Barda N, Biron-Shental T, et al. Effectiveness of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine in pregnancy. Nat Med. 2021

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