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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00016.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第29回 1/26)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【2】小児(5-11歳)の新型コロナワクチンの接種について
まとめ

⃝ 小児(5-11歳)における新型コロナウイルス感染症に関しては、中等症や重症例の割合は少ないものの、新規感染者数
の増加に伴い、中等症や重症例の症例数は増加傾向である。また、感染者数全体に占める、小児(5-11歳)の新型コロ
ナウイルス感染症の報告割合は増加傾向である。
⃝ 現時点までに得られている、小児(5-11歳)の新型コロナワクチンの接種に係る科学的知見(※)を整理すると、以下
の通り。





数理モデルを用いたシミュレーションによると、小児(11歳以下)の新型コロナワクチンの接種が進むことにより、
同世代における重症例の発生が抑制されるのみでなく、中高年世代を含む人口全体の感染者数や重症者数を減少させる
効果が期待される。
発症予防効果は90.7%であったと報告されている。
2回目接種後約2か月の追跡期間において安全性が示されたと報告されており、心筋炎等の副反応の報告頻度に関して
は、報告により発熱等の頻度は異なるものの、12-15歳と比較して少ないと報告されている。

※オミクロン株の出現以前の知見であり、オミクロン株のワクチンへの影響については、引き続き情報収集を行う。



諸外国においては、全ての小児に対して接種を勧めている国と、限定的な対象者に対して接種を推奨している国がある。

⃝ 新型コロナワクチンを受けられるようになった場合に、小学生の5~6割が「とても受けたい」「どちらかというと受
けたい」と回答しており、小学生以下の子供の保護者の7割以上が「とても受けさせたい」、「どちらかというと受け
させたい」と回答している。
⃝ 国内においても、薬機法に基づき有効性、安全性を審査した結果、1月21日に小児(5-11歳)の初回シリーズの接種
に使用するワクチンとして、ファイザー社ワクチンが薬事承認された。
論点



小児(5-11歳)の初回シリーズにおける新型コロナワクチンの接種に関しては、小児における新型コロナウイルス
感染症の動向や、ワクチンの有効性や安全性、諸外国の対応状況、子供や保護者の新型コロナワクチンに対する考
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え等を踏まえ、ファイザー社ワクチンを用いることについてどう考えるか。