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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)

表2

服薬アドヒアランス低下の要因

⃝服用管理能力低下
1.認知機能の低下
2.難聴
3.視力低下
4.手指の機能障害
5.日常生活動作(ADL)の低下
⃝多剤服用
⃝処方の複雑さ
⃝嚥下機能障害
⃝うつ状態
⃝主観的健康感が悪いこと
(薬効を自覚できない等、患者自らが健康と感じない状況)
⃝医療リテラシーが低いこと
⃝自己判断による服薬の中止
(服薬後の体調の変化、有害事象の発現等)
⃝独居
⃝生活環境の悪化

2 処方の工夫と服薬支援

● 服薬アドヒアランスと剤形等の工夫
飲みやすく、服薬アドヒアランスが保てるような処方の工夫と服薬支援に関して表3に記した。
患者によって飲みやすい剤形や使用しやすい剤形が異なるため、患者が正しく使用できる剤形か
を確認する必要がある。一包化を行うことが必ずしも服薬アドヒアランスを向上させる方法では
ないことに注意する。


● 患者の認知機能と支援
認知機能の低下による飲み忘れの場合、家族や看護師、介護職員などが1日分ずつ渡すなどの
介助が必要である。やむを得ず自己管理を行う場合は、支持的態度で接し、残存能力に適した方
法を工夫することも必要である。

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