よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

分類

薬物
(クラス又は一般名)

推奨される使用法

主な薬物
有害事象・理由

受容体サブタイプ非選択的

可能な限り使用を控える。

起立性低血圧、転倒

α1受容体遮断薬

代替薬:(高血圧)その他の降圧薬

(テラゾシン[ハイトラシン、 (前立腺肥大症)シロドシン[ユ
α遮断薬

バソメット]
、プラゾシン

リーフ]、タムスロシン[ハルナー

[ミニプレス]
、ウラピジル

ル]
、ナフトピジル[フリバス]


[エブランチル]
、ドキサゾ

植物製剤など

シン[カルデナリン]など)
第一世代

H1受容体拮抗薬(第一世代) 可能な限り使用を控える。

H1受容体

のリスク、口腔乾燥、

拮抗薬

便秘
メトクロプラミド[プリン

制吐薬

認知機能低下、せん妄

可能な限り使用を控える。

ドパミン受容体遮断

ペラン]
、プロクロルペラ

作用により、パーキ

ジン[ノバミン]
、プロメタ

ン ソ ン 症 状 の 出 現・

ジン[ヒベルナ、ピレチア]

悪化が起きやすい。

オキシブチニン(経口)
[ポラキス]

可能な限り使用しない。

尿閉、認知機能低下、

代替薬として:他のムスカリン

せん妄のリスクあり。

受容体拮抗薬

口腔乾燥、便秘の頻度
が高い。

ムスカリン受容体拮抗薬
過活動膀胱
治療薬

低用量から使用。

(ソリフェナシン
[ベシケア]
、 前立腺肥大症の場合はα1受容体

口腔乾燥、便秘、排尿
症状の悪化、尿閉

トルテロジ ン  
[ デトルシト 遮断薬との併用。
ール]
、フェソテロジン
[トビ

必要時、緩下剤を併用する。

エース]
、イミダ フェナシン
[ ウリトス、ス テ ーブ ラ ]
、
プロピベリン
[バップフォー]

オキシブチニン経皮吸収型
[ネオキシテープ]

活性型ビタミンD3製剤
(アルファカルシドール
骨粗鬆症
治療薬

アルファカルシドールは1μg/日

サプリメントを含む

以上の投与は控える。

Ca製 剤 と の 併 用 で

[アルファロール、ワンア

高カルシウム血症に

ルファ ]、エルデカルシト

よる認知機能低下や

ール[エディロール])

せん妄などを引き起
こすことがあるので
注意が必要である。

(高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2005(日本老年医学会)
、高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015
(日本老年医学会)より改変引用)

32