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参考資料2 高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別)) (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》 |
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参考文献
【参考文献の要約】
番号
対象と方法
主な結果
Suzuki Y, et al:Prescription of potentially inappropriate medications to older
adults. A nationwide survey at dispensing pharmacies in Japan. Arch Gerontol
Geriatr. 2018;77:8-12.
・大手チェーン薬局585薬局で調剤を受けた ・患者の平均年齢76.1歳
65歳以上の患者(180,673人)
1)
・2014年10月に調剤された薬
・平均薬剤種類数及びPIMs※ の割合は年齢と
ともに増加
・5種類以上の割合は65歳~ 74歳で27.2%、
75 ~ 84歳で36.0%、85歳以上で47.3%
・PIMsの割合は65 ~ 74歳で21.7%、75 ~
84歳で23.5%、85歳以上で25.6%であり、
※PIMs(potentially inappropriate medications):
高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物
ベンゾジアゼピン系催眠鎮静薬/抗不安薬
やNSAIDsが多かった。
Masumoto S, et al:Factors associated with the use of dietary supplements and
over-the-counter medications in Japanese elderly patients. BMC Fam Pract. 2018;
19(1):20.
・一般病院の外来で慢性疾患治療中の65歳以 ・患者の平均年齢75.6歳
上の患者(729人)
・2016年1~3月
2)
・一般用医薬品等(健康食品であるビタミン
類、一般用医薬品、漢方薬)の使用
・内服処方薬剤種類数は4種類(中央値)
・一般用医薬品等の使用は237人(32.5%)
にみられ、いわゆる健康食品であるビタ
ミ ン 類 の 使 用 は204人(28.0 %)と 最 も
頻度が高く、一般用医薬品の使用は66人
(9.1%)であった。
・一般用医薬品等の使用を医師に伝えている
患者は30.3%であった。
・全体の12.2%が5種類以上の処方薬ととも
に、一般用医薬品等を使用していた。
恩田光子 ほか:在宅患者における薬物治療に伴う副作用―全国調査からの考察―.薬剤疫学
2016;21(1):1-11.
・薬剤師が訪問業務を行っていると回答した ・患者の平均年齢79.7歳
保 険 薬 局3,321薬 局 に 調 査 票 を 送 付 し、 ・内服薬剤種類数は7種類(中央値)であり、
主疾患により大差はない。
1,890薬局(56.9%)から回答
・5,447人分の在宅療養患者データ
3)
(一つの薬局につき直近5名を上限)
・2013年1~2月
・主疾患は循環器疾患、脳梗塞、癌
・14.4%の患者において薬剤師が訪問時に副
作用(副作用の疑い)を発見
・内服薬の品目数、副作用(副作用の疑い)の ・副作用(副作用の疑い)の症状の上位は、
めまい・ふらつき・たちくらみ等、消化器障害
有無とその具体的内容等
・被疑薬として、催眠鎮静薬・抗不安薬、精
神神経用剤、その他の中枢神経系用薬のい
ずれかが上位3項目に含まれていた。
・副作用(副作用の疑い)の発生と服用薬剤数
が多いこととの間に関連がみられた。
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【参考文献の要約】
番号
対象と方法
主な結果
Suzuki Y, et al:Prescription of potentially inappropriate medications to older
adults. A nationwide survey at dispensing pharmacies in Japan. Arch Gerontol
Geriatr. 2018;77:8-12.
・大手チェーン薬局585薬局で調剤を受けた ・患者の平均年齢76.1歳
65歳以上の患者(180,673人)
1)
・2014年10月に調剤された薬
・平均薬剤種類数及びPIMs※ の割合は年齢と
ともに増加
・5種類以上の割合は65歳~ 74歳で27.2%、
75 ~ 84歳で36.0%、85歳以上で47.3%
・PIMsの割合は65 ~ 74歳で21.7%、75 ~
84歳で23.5%、85歳以上で25.6%であり、
※PIMs(potentially inappropriate medications):
高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物
ベンゾジアゼピン系催眠鎮静薬/抗不安薬
やNSAIDsが多かった。
Masumoto S, et al:Factors associated with the use of dietary supplements and
over-the-counter medications in Japanese elderly patients. BMC Fam Pract. 2018;
19(1):20.
・一般病院の外来で慢性疾患治療中の65歳以 ・患者の平均年齢75.6歳
上の患者(729人)
・2016年1~3月
2)
・一般用医薬品等(健康食品であるビタミン
類、一般用医薬品、漢方薬)の使用
・内服処方薬剤種類数は4種類(中央値)
・一般用医薬品等の使用は237人(32.5%)
にみられ、いわゆる健康食品であるビタ
ミ ン 類 の 使 用 は204人(28.0 %)と 最 も
頻度が高く、一般用医薬品の使用は66人
(9.1%)であった。
・一般用医薬品等の使用を医師に伝えている
患者は30.3%であった。
・全体の12.2%が5種類以上の処方薬ととも
に、一般用医薬品等を使用していた。
恩田光子 ほか:在宅患者における薬物治療に伴う副作用―全国調査からの考察―.薬剤疫学
2016;21(1):1-11.
・薬剤師が訪問業務を行っていると回答した ・患者の平均年齢79.7歳
保 険 薬 局3,321薬 局 に 調 査 票 を 送 付 し、 ・内服薬剤種類数は7種類(中央値)であり、
主疾患により大差はない。
1,890薬局(56.9%)から回答
・5,447人分の在宅療養患者データ
3)
(一つの薬局につき直近5名を上限)
・2013年1~2月
・主疾患は循環器疾患、脳梗塞、癌
・14.4%の患者において薬剤師が訪問時に副
作用(副作用の疑い)を発見
・内服薬の品目数、副作用(副作用の疑い)の ・副作用(副作用の疑い)の症状の上位は、
めまい・ふらつき・たちくらみ等、消化器障害
有無とその具体的内容等
・被疑薬として、催眠鎮静薬・抗不安薬、精
神神経用剤、その他の中枢神経系用薬のい
ずれかが上位3項目に含まれていた。
・副作用(副作用の疑い)の発生と服用薬剤数
が多いこととの間に関連がみられた。
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