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参考資料 1 (13 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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ドイツ︓インフレ下での財政運営戦略(5⽉)

資料Ⅰ-2-5

○ 本年5⽉、ドイツ政府は、インフレ環境下での財政戦略を公表。
○ 危機対応モードから平常モードへの早急な復帰を指向し、財政の強靭性を維持する⽅針を明確化。
(2022年5⽉、ドイツ連邦財務省が公表した『分⽔嶺にある財政戦略〜成⻑強化とインフレ抑制〜』より抜粋

○ パンデミック、侵略戦争や世界のサプライチェーンの問題が重荷。エネルギーだけでなく、多くの財・サービスも⾼⽔準。中⻑期的に
は、デジタル化、脱炭素化、⼈⼝動態の変化、貿易構造の再編といった課題。このような厳しい環境の中で、インフレを更に促進
させることなくサプライサイドの成⻑を⾼めるフォワードルッキングな財政・経済政策が必要。
○ 持続的な成⻑は、低⾦利政策や政府の需要喚起策からは⽣まれない。⺠間のイノベーションと競争⼒を強化する必要。
○ 成⻑期待が低迷する中で⾦利上昇の兆しが⾒られること⾃体、債務⽐率の急激な上昇を招き、⻑期的に財政政策の⾃由
度を低下させる可能性。
○ 社会保障制度への⽀出増や⾦利環境の変化等の将来の危機に備え、危機対応モードから平常モードへの早急な復帰が重
要。2023予算は、財政的により実現可能性の⾼いものに限定しつつ、今後数年間の⾒通しを⽰し、新しい現代的な優先課
題に重点を置く。

以下の3つの柱に基づく財政政策を推進。

(1)危機時における安定化
・例外的な財政対応。ただし、インフレ圧⼒を回避するため、⼀時的、限定的に⾏うよう設計。
(2)サプライサイド政策を通じた経済成⻑
・⽣産性向上と⽣産能⼒拡⼤による⾃律的な経済成⻑。
(3)財政の強靭性
・平常モードに復帰し、リスクバッファーを積み上げ。