（５）接種液の貯蔵・使用
接種液の貯蔵は、生物学的製剤基準の定めるところによるほか、所定の温度が保た
れていることを温度計によって確認できる冷凍庫、冷蔵庫等を使用する方法によるこ
と。
接種液の使用に当たっては、標示された接種液の種類、有効期限内であること及び
異常な混濁、着色、異物の混入その他の異常がない旨を確認すること。
（６）予防接種後副反応等に関する説明及び同意
予診の際は、本予防接種の有効性・安全性、本予防接種後の通常起こり得る副反応
及びまれに生じる重い副反応並びに予防接種健康被害救済制度について、本予防接種
の対象者又はその保護者がその内容を理解し得るよう適切な説明を行い、本予防接種
の実施に関して文書により同意を得た場合に限り接種を行うものとすること。
（７）接種時の注意
ア 予防接種を行うに当たっては、次に掲げる事項を遵守すること。
(ア) 予防接種に従事する者は、手指を消毒すること。
(イ) ワクチンによって、凍結・再凍結させないこと、溶解は接種の一定時間前に行
い一度溶解したものは直ちに使用すること、溶解の前後にかかわらず光が当た
らないよう注意することなどの留意事項があるので、それぞれ添付文書を確認
の上、適切に使用すること。
(ウ) 接種液の使用に当たっては、有効期限内のものを均質にして使用すること。
(エ) バイアル入りの接種液は、栓及びその周囲をアルコール消毒した後、栓を取り
外さないで吸引すること。
(オ) 接種液が入っているアンプルを開口するときは、開口する部分をあらかじめア
ルコール消毒すること。
(カ) 接種用具等の消毒は、適切に行うこと。
イ 被接種者及び保護者に対して、次に掲げる事項を要請すること。
(ア) 接種後は、接種部位を清潔に保ち、接種当日は過激な運動を避けるよう注意し、
又は注意させること。
(イ) 接種後、接種局所の異常反応や体調の変化を訴える場合は、速やかに医師の診
察を受け、又は受けさせること。
(ウ) 被接種者又は保護者は、（イ）の場合において、被接種者が医師の診察を受けた
ときは、速やかに当該予防接種を行った市町村の担当部局に連絡すること。
ウ

女性に対する接種の注意事項
妊娠中又は妊娠している可能性がある場合には本予防接種の有益性が危険性を上
回ると判断される場合にのみ接種すること。

（８）接種費用の不徴収
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