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資料2 βーガラクトシダーゼ(アスペルギルス)、βーガラクトシダーゼ(ペニシリウム) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00021.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第23回 12/26)《厚生労働省》 |
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【薬 物 動 態】
⑵
胃切除後の成人乳糖不耐症患者17例 6),7)及び生後
生後 5 ヵ月以上の乳児の乳糖不耐症患者 3 例に牛乳と共
5 ヵ月から26ヵ月の乳児の乳糖不耐症患者 5 例2)に乳
にβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)細粒0.5gを経口投
糖とβ-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)を同時に経
与したが、血漿中には、ラジオイムノアッセイにより、β-
口投与した乳糖負荷試験において、乳糖の分解・吸収
ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)
は検出されなかった。
2)
によると考えられる血中ブドウ糖値の有意な上昇が認
【臨 床 成 績】
められた。
再審査終了時における乳児の乳糖不耐症及び経管栄養食
2. 作用機序
に伴う下痢の有効性評価対象例は、それぞれ6065例、3984
消化管内の乳糖に作用し、乳糖のβ-D-ガラクトシド
例であり、有効率は81.4%
(4937例)
、76.5%
(3048例)で
結合を加水分解してブドウ糖とガラクトースを生成する。
あった。3)
【有効成分に関する理化学的知見】
臨床成績
4937/6065
63/79
4874/5986
623/754
768/923
2703/3325
682/828
27/56
71/100
81.4
79.7
81.4
82.6
83.2
81.3
82.4
48.2
71.0
経管栄養食下痢注)
3048/3984
76.5
β-Galactosidase
(Penicillium)
化学名:β-D-Galactosidase
性
水に混濁して溶け、エタノール
(95)
にほとんど溶
けない。
吸湿性である。
【包
注)1 回投与量 1 gまでの症例を集計した。
装】
ミルラクト細粒50%
【薬 効 薬 理】
分
包:0.5g×240包
1 g×300包
1. 薬理作用
⑴
状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。
バラ包装:100g
(プラスチック瓶)
乳糖分解能試験
1) 調製ミルク、市販牛乳及び母乳にそれぞれの含有
【主 要 文 献】
乳糖量の10%量のβ-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウ
1 ) 厚生省薬務局:医薬品研究,25(1) 83 1994
:
(in vitro)
ム)を添加し、乳糖分解率を測定した。4)
2 ) 戸苅創他:Nagoya Med J.
.
a. 至適pH4.5における37℃120分後、調製ミルク
29:53
.
乳児の乳糖不耐症
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
単一症候性下痢症
乳児急性消化不良症
乳児感冒性下痢症
白色便性下痢症
乳児慢性下痢症
未熟児・新生児の下痢
一般名:β-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)
[日局]
,
有効率(%)
1984
.
有効例数/有効性評価対象例数
,
疾患名
,
表1
乳糖負荷試験
3 ) 岩井紳他:基礎と臨床,24(3):1477,1990
.
83.2%、市販牛乳87.3%であった。
4 ) 江幡光雄他:最新医学,39(11):2415,1984
.
b. 酸性pH域における37℃120分後、調製ミルク、
5 ) 栩野義博他:最新医学,39(11):2423,1984
.
牛乳及び母乳共にpH3.0では80%以上、pH6.0で
6 ) 福田稔他:最新医学,39(5):988,1984
.
はそれぞれ66.3%、63.1%、51.1%を示した。
7 ) 笹井平他:基礎と臨床,18(3):1103,1984
.
2) イヌに牛乳と牛乳中の含有乳糖量の10%量のβ-
**
【文献請求先】
ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)
を同時に経口投与
し、胃内のpH値、残存酵素活性及び乳糖分解率を
高田製薬株式会社
測定した。投与後の胃内pHは上昇し、約6.0となり、
〒331-8588 さいたま市西区宮前町203番地 1
60分後では5.0以上を示した。60分後、残存酵素活
電話 0120-989-813
性は90%以上、乳糖分解率は50%以上を示した。4)
FAX 048-623-3065
学術部
3) マウスに10%乳糖 1 mLとβ-ガラクトシダーゼ
(ペ
ニシリウム)0.125g/kg、0.25g/kg、0.5g/kg、1 g/kg
を同時に経口投与し、投与30、45、60分後に小腸内
の残存乳糖量を測定した。投与量の増加と共に明ら
かな残存乳糖量の減少が認められ、β-ガラクトシ
ダーゼ(ペニシリウム)の用量作用関係が明らかで
あった。5)
(2)
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MLT 17
⑵
胃切除後の成人乳糖不耐症患者17例 6),7)及び生後
生後 5 ヵ月以上の乳児の乳糖不耐症患者 3 例に牛乳と共
5 ヵ月から26ヵ月の乳児の乳糖不耐症患者 5 例2)に乳
にβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)細粒0.5gを経口投
糖とβ-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)を同時に経
与したが、血漿中には、ラジオイムノアッセイにより、β-
口投与した乳糖負荷試験において、乳糖の分解・吸収
ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)
は検出されなかった。
2)
によると考えられる血中ブドウ糖値の有意な上昇が認
【臨 床 成 績】
められた。
再審査終了時における乳児の乳糖不耐症及び経管栄養食
2. 作用機序
に伴う下痢の有効性評価対象例は、それぞれ6065例、3984
消化管内の乳糖に作用し、乳糖のβ-D-ガラクトシド
例であり、有効率は81.4%
(4937例)
、76.5%
(3048例)で
結合を加水分解してブドウ糖とガラクトースを生成する。
あった。3)
【有効成分に関する理化学的知見】
臨床成績
4937/6065
63/79
4874/5986
623/754
768/923
2703/3325
682/828
27/56
71/100
81.4
79.7
81.4
82.6
83.2
81.3
82.4
48.2
71.0
経管栄養食下痢注)
3048/3984
76.5
β-Galactosidase
(Penicillium)
化学名:β-D-Galactosidase
性
水に混濁して溶け、エタノール
(95)
にほとんど溶
けない。
吸湿性である。
【包
注)1 回投与量 1 gまでの症例を集計した。
装】
ミルラクト細粒50%
【薬 効 薬 理】
分
包:0.5g×240包
1 g×300包
1. 薬理作用
⑴
状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。
バラ包装:100g
(プラスチック瓶)
乳糖分解能試験
1) 調製ミルク、市販牛乳及び母乳にそれぞれの含有
【主 要 文 献】
乳糖量の10%量のβ-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウ
1 ) 厚生省薬務局:医薬品研究,25(1) 83 1994
:
(in vitro)
ム)を添加し、乳糖分解率を測定した。4)
2 ) 戸苅創他:Nagoya Med J.
.
a. 至適pH4.5における37℃120分後、調製ミルク
29:53
.
乳児の乳糖不耐症
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
単一症候性下痢症
乳児急性消化不良症
乳児感冒性下痢症
白色便性下痢症
乳児慢性下痢症
未熟児・新生児の下痢
一般名:β-ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)
[日局]
,
有効率(%)
1984
.
有効例数/有効性評価対象例数
,
疾患名
,
表1
乳糖負荷試験
3 ) 岩井紳他:基礎と臨床,24(3):1477,1990
.
83.2%、市販牛乳87.3%であった。
4 ) 江幡光雄他:最新医学,39(11):2415,1984
.
b. 酸性pH域における37℃120分後、調製ミルク、
5 ) 栩野義博他:最新医学,39(11):2423,1984
.
牛乳及び母乳共にpH3.0では80%以上、pH6.0で
6 ) 福田稔他:最新医学,39(5):988,1984
.
はそれぞれ66.3%、63.1%、51.1%を示した。
7 ) 笹井平他:基礎と臨床,18(3):1103,1984
.
2) イヌに牛乳と牛乳中の含有乳糖量の10%量のβ-
**
【文献請求先】
ガラクトシダーゼ
(ペニシリウム)
を同時に経口投与
し、胃内のpH値、残存酵素活性及び乳糖分解率を
高田製薬株式会社
測定した。投与後の胃内pHは上昇し、約6.0となり、
〒331-8588 さいたま市西区宮前町203番地 1
60分後では5.0以上を示した。60分後、残存酵素活
電話 0120-989-813
性は90%以上、乳糖分解率は50%以上を示した。4)
FAX 048-623-3065
学術部
3) マウスに10%乳糖 1 mLとβ-ガラクトシダーゼ
(ペ
ニシリウム)0.125g/kg、0.25g/kg、0.5g/kg、1 g/kg
を同時に経口投与し、投与30、45、60分後に小腸内
の残存乳糖量を測定した。投与量の増加と共に明ら
かな残存乳糖量の減少が認められ、β-ガラクトシ
ダーゼ(ペニシリウム)の用量作用関係が明らかで
あった。5)
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