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資料2    βーガラクトシダーゼ(アスペルギルス)、βーガラクトシダーゼ(ペニシリウム) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00021.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第23回 12/26)《厚生労働省》
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2.OTC とする際の留意事項、課題点について
医療用では、「摂取乳糖量 10g に対し、β―ガラクトシダーゼ 0.5g
を食餌とともに投与する」とある。通常、摂取乳糖量を把握できる
使用者は限られており、1 回あたりの用量をどのように設定するか、
いつ服用するかが課題となる。
海外で販売されているサプリメントの含有量は一様ではない。1
回 0.25~0.5gに固定し、乳製品摂取時に服用させることが基本に
なると思われるが、データが存在しておらず確信はもてない。また、
使用期間の上限を規定する必要はないと考えるが、効果に乏しい場
合は、漫然と服薬せず速やかに受診を促すよう薬剤師に求めたい。
離乳後の幼児からの使用についても、データがないため判断に迷う
が、医師の診断を受けたことがあるという条件のもと前向きに議論
を進めてよいと考える。
〔上記と判断した根拠〕
要望された効能・効果は、医療用と対象者が異なっており、データ
が存在していないため、慎重な議論が必要になる。しかし、本邦で
はβ-ガラクトシダーゼ製剤は医療用しかなく、使用者の利便性を
考えれば、前向きな OTC 化の議論が必要と考える。

備考

ラクターゼの服用により、一定の効果は得られると考えられるが、
あくまで、症状改善の一助にすぎない。乳糖摂取のコントロールな
ど、その他の対策も並行して行うべきである。

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