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資料2 βーガラクトシダーゼ(アスペルギルス)、βーガラクトシダーゼ(ペニシリウム) (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00021.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第23回 12/26)《厚生労働省》 |
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【薬効薬理】
1 . 胃内における乳糖分解力試験4)
15%市販ミルクにβ-ガラクトシダーゼ
(アスペルギル
ス)
0.5gを混合して感冒性下痢症の乳児 2 名に哺乳させ,
直後より胃内容物を経時的に採取して胃内pH並びに乳
糖分解率を測定したところ,胃内pHの変動にもかかわ
らず,120分でそれぞれ52%,73%の乳糖を分解した.
2 . 乳糖の消化吸収に及ぼす効果5,6)
( 1 )一 次性乳糖不耐症患児 1 名に乳糖負荷試験(LTT),
乳糖・β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)負荷試
験(LLTT)を実施し,最大血糖上昇値(負荷後最大血
糖 値 − 負 荷 前 血 糖 値)を 比 較 し た と こ ろ ,LTT で
6 mg/dL,LLTTで72.8mg/dLとLLTTで有意の血糖
上昇がみられ,乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクト
シダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
( 2 )胃切除患者 5 名にLTT,LLTTを実施し, 最大血糖
上昇値を比較したところ,LTTで12.4±4.2mg/dL,
LLTTで56.0±7.8mg/dLとLLTTで有意の血糖上昇
がみられ, 乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクトシ
ダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
3 . 牛乳中の乳糖分解力試験7)
市販牛乳200mLにβ-ガラクトシダーゼ
(アスペルギル
ス)0.5g,1.0gを加え,37℃で60分インキュベートし,
乳糖分解率を測定したところ,pH4.0で, それぞれ
83.8%,99.1%の乳糖分解率を示した.
4 . 経管栄養食中の乳糖分解力試験8)
乳糖含有の経管栄養食( 1 食分560g中, 乳糖40g含有)
にβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)4 gを添加し,
37℃で60分インキュベート後,乳糖分解率を測定した
ところ,pH4.0〜5.0付近で約65%の乳糖分解率を示し
た.
【有効成分に関する理化学的知見】
一般名:β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス),
β-Galactosidase
(Aspergillus)
化学名:β-D-Galactosidase
性 状:白色〜淡黄色の粉末である.水に僅かに混濁し
て溶け,エタノール
(95)又はジエチルエーテル
にほとんど溶けない.
【包
装】
ガランターゼ散50%:100g(0.5g×200包)
,
500g( 1 g×500包),100g
【主要文献及び文献請求先】
1 . 主要文献
8
7
2
1 )ガ
ランターゼ散の薬物動態に関わる資料(社内資料)
)大
部芳朗 他:基礎と臨床 1970;4(13)
:3043-3051
3 )山
下佐英 他:日本口腔外科学会雑誌 1980;26
(5)
:13801398
4 )松
田清之 他:小児科臨床 1970;33
(7)
:881-889
5 )渋
谷幸彦 他:代謝 1970;7
(5)
:369-378
6 )溝手博義 他:薬物療法 1973;6
(3)
:559-563
)ガランターゼ散の薬効薬理に関わる資料(社内資料)
)田中勇次 他:薬理と治療 1980;8(6)
:1863-1872
** 2 . 文献請求先
*
1
1
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請
求下さい.
ニプロ株式会社 医薬品情報室
〒53 -85 0 大阪市北区本庄西 3 丁目 9 番 3 号
TEL:0120-226-898
FAX:06-6375-0177
**
*
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1 . 胃内における乳糖分解力試験4)
15%市販ミルクにβ-ガラクトシダーゼ
(アスペルギル
ス)
0.5gを混合して感冒性下痢症の乳児 2 名に哺乳させ,
直後より胃内容物を経時的に採取して胃内pH並びに乳
糖分解率を測定したところ,胃内pHの変動にもかかわ
らず,120分でそれぞれ52%,73%の乳糖を分解した.
2 . 乳糖の消化吸収に及ぼす効果5,6)
( 1 )一 次性乳糖不耐症患児 1 名に乳糖負荷試験(LTT),
乳糖・β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)負荷試
験(LLTT)を実施し,最大血糖上昇値(負荷後最大血
糖 値 − 負 荷 前 血 糖 値)を 比 較 し た と こ ろ ,LTT で
6 mg/dL,LLTTで72.8mg/dLとLLTTで有意の血糖
上昇がみられ,乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクト
シダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
( 2 )胃切除患者 5 名にLTT,LLTTを実施し, 最大血糖
上昇値を比較したところ,LTTで12.4±4.2mg/dL,
LLTTで56.0±7.8mg/dLとLLTTで有意の血糖上昇
がみられ, 乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクトシ
ダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
3 . 牛乳中の乳糖分解力試験7)
市販牛乳200mLにβ-ガラクトシダーゼ
(アスペルギル
ス)0.5g,1.0gを加え,37℃で60分インキュベートし,
乳糖分解率を測定したところ,pH4.0で, それぞれ
83.8%,99.1%の乳糖分解率を示した.
4 . 経管栄養食中の乳糖分解力試験8)
乳糖含有の経管栄養食( 1 食分560g中, 乳糖40g含有)
にβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)4 gを添加し,
37℃で60分インキュベート後,乳糖分解率を測定した
ところ,pH4.0〜5.0付近で約65%の乳糖分解率を示し
た.
【有効成分に関する理化学的知見】
一般名:β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス),
β-Galactosidase
(Aspergillus)
化学名:β-D-Galactosidase
性 状:白色〜淡黄色の粉末である.水に僅かに混濁し
て溶け,エタノール
(95)又はジエチルエーテル
にほとんど溶けない.
【包
装】
ガランターゼ散50%:100g(0.5g×200包)
,
500g( 1 g×500包),100g
【主要文献及び文献請求先】
1 . 主要文献
8
7
2
1 )ガ
ランターゼ散の薬物動態に関わる資料(社内資料)
)大
部芳朗 他:基礎と臨床 1970;4(13)
:3043-3051
3 )山
下佐英 他:日本口腔外科学会雑誌 1980;26
(5)
:13801398
4 )松
田清之 他:小児科臨床 1970;33
(7)
:881-889
5 )渋
谷幸彦 他:代謝 1970;7
(5)
:369-378
6 )溝手博義 他:薬物療法 1973;6
(3)
:559-563
)ガランターゼ散の薬効薬理に関わる資料(社内資料)
)田中勇次 他:薬理と治療 1980;8(6)
:1863-1872
** 2 . 文献請求先
*
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主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請
求下さい.
ニプロ株式会社 医薬品情報室
〒53 -85 0 大阪市北区本庄西 3 丁目 9 番 3 号
TEL:0120-226-898
FAX:06-6375-0177
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