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参考資料8 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和4年度) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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る立入検査が全くされない自治体があっては意味がないので、少なくとも無床診療所に対
する立入検査が実施されないような自治体がないようにしてください。
以上、よろしくお願いします。
○奥泉氏

小池さん、ありがとうございました。

具体的な要請にもなりますけれども、大臣いかがでしょうか。
○厚生労働大臣

ありがとうございます。

小池さんの大変つらい御経験、また、御主人のそうした言葉、さらには、長男、長女さ
んに対して感染をさせてしまったという、そうした思い、様々なこと、大変重たく受け止
めさせていただきました。
そうした中で、今、お話がありました、立入検査の関係、歯科に対する対応であります。
その前提として、歯科の皆さん方も、このB型肝炎に対して、きちんとした理解をして
もらうということが、まず大前提として重要だと思っておりますが、その上で、立入検査
要綱の検査項目については、医療法等の法令に規定されているものを列記しておりますが、
検査基準の、これは非常に技術的な話になりますが、備考欄に保健所が立入検査時に確認
すべき事項を記載しておりますが、御要望いただいた患者ごとの交換・滅菌の確認につい
ては、検査基準の備考欄において、今よりもっと明確に書くように、確認をしっかり行う
ということを明確に書くように見直しを検討したいと考えております。
また、医療法第25条に、この立入検査というのが規定されているわけでありますが、こ
の立入検査については、各自治体で予算・人員、また、対象となる医療機関数の数、これ
は、ばらばらで、まちまちでありますから、より効率的な対応を取られているものと承知
をしております。中には自治体によって、無床診療所に対する定期検査、要するに定期的
に行くのは行っていない、ただし何か情報があれば、それに対しては、随時、実施をして
いる、そういう体制を取っているところもあるとは承知しております。
したがって、どういう形を取るかは別として、それぞれの医療機関において、先ほど申
し上げたような対応がしっかり取ってもらえるよう、各自治体ともよく連携を取っていき
たいと思います。
また、歯科医療関係者を対象とした歯科医療関係者感染症予防講習会を開催しておりま
して、そこでHBVウイルス等の特徴を踏まえた院内感染対策などに関する講習会の実施や、
都道府県を通じた講習会の周知を行っております。令和3年度は、これはオンラインを併
用して開催しておりますが、受講者は昨年度の2.5倍ということに増加もしているところで
ありまして、このような取組に加えて、eラーニングを活用した講習会を開始する。また、
受講機会を増やす取組を行っており、院内感染、予防取組、こうしたことをしっかりと進
めていくことによって、小池さんが、こうした経験をされた、そうした感染が二度と起こ
らないように、取り組んでいきたいと思います。
○奥泉氏

ありがとうございました。

こちらからありますか、武藤弁護士、お願いいたします。
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