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参考資料8 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和4年度) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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になることで、持続可能な開発目標・SDGsに貢献できると信じています。
私からは、以上です。
○奥泉氏

杉山さん、ありがとうございました。

それでは、加藤大臣、よろしくお願いします。
○厚生労働大臣

今、杉山さんからお話がありました、近くて設備が整い、熟練の専門家

のところで検査を受けたいと願っておられる、そういう思いを持っておられる、患者の皆
さんが思っておられるのは当然のことだと私も思います。
しかし、他方で各地区の取組状況に、御指摘もありましたが、差があるのも事実と認識
をしております。
地方自治体や肝疾患診療連携拠点病院等の関係者が地域の実情や特性をしっかり把握し
つつ、それらに応じた取組を推進していくことが必要であります。
肝医療の均てん化について、これまでも肝炎対策等基本方針に基づき、厚生労働省と肝
炎情報センターが連携して、医療従事者等を対象に研修等を行うこと、拠点病院の医療従
事者や自治体の担当者を集めて行う会議の場で、拠点病院が専門医療機関や、かかりつけ
医と共同して地域での肝炎診療ネットワークを構築することを働きかけることなど、専門
医療機関を含む各都道府県内の診療レベルの向上と全国の均てん化に努力をしてきたとこ
ろであります。
また、御指摘の専門医療機関の指定要件については、令和3年の国の調査において、満
たしていない医療機関があると回答した都道府県が4件ということでありますが、昨年に
比べて減少が見られているところでありますが、なお、そうした都道府県があるというこ
と、その都道府県に対しては、本年の5月から、現状と対策について個別に確認を行い、
要件を満たすよう働きかけを行っているところであります。
今後、改善の状況について確認をし、不十分である場合にはさらに働きかけを行い、全
ての都道府県において指定要件を満たす、こうした状況を作っていきたいと考えておりま
す。
さらに肝炎医療の均てん化を図るための新たな取組として、昨年12月から厚労省と肝炎
情報センターが各地域に赴き、都道府県と肝疾患診療連携拠点病院と意見交換を行い、課
題や好事例の把握にも取り組んできているところでもあります。引き続き、そうした取組
を進めつつ、患者団体の皆さんからも御意見を伺いながら、肝炎医療の均てん化、冒頭申
し上げた、近くの場所においてよりよい医療が受けられる、そうした環境整備に努めてい
きたいと考えております。
それから、2点目の肝炎医療コーディネーターでありますが、申し上げるまでもなく、
肝炎医療コーディネーターは、身近な地域や職域、病院等に配置され、それぞれが所属す
る領域に応じて必要される肝炎に関する基礎的な知識や情報を提供し、肝炎への理解の浸
透、相談に対する助言や相談窓口の案内、受検や受診の勧奨、制度の説明などを行ってい
ただいているところであります。
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