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参考資料8 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和4年度) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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先ほどの田中代表の御挨拶にもありました、昨年4月26日の最高裁判決を受けた対応に
つきましては、現在、福岡高裁において包括的な解決に向け和解協議が継続しており、関
係省庁とも相談しながら適切な対応を図っていきたいと考えております。
また、私が2回目の厚生労働大臣を務めていた令和2年に、皆さんの御協力により副読
本が完成し、全国の全ての中学校への配付が始まりました。
そして、今年度から、全国の中学校を対象に副読本を活用した患者講義を、皆さんの御
協力で進めさせていただいております。B型肝炎の被害の教訓を広く伝えるため、御尽力
をいただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。今後、より多くの中学校で実り
ある講義が行われるよう、我々としても取組をしっかり進めてまいりたいと思います。
最後になりますが、本年も、原告団・弁護団の皆様から率直な御意見をいただき、今後
の取組につなげていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○B型肝炎訴訟対策室長・肝炎対策推進室長

カメラ撮りはここまでとなります。撮影の

方は御退出をお願いいたします。
(カメラ退室)
○B型肝炎訴訟対策室長・肝炎対策推進室長

それでは、これより協議に入りたいと思い

ます。ここからの進行は、弁護団よりお願いいたします。
○奥泉氏

弁護団の奥泉です。

今回、こういうリアルとリモートというハイブリッドの方式になりましたけれども、円
滑に進むように、よろしくお願いいたします。
今日、3つのテーマが予定されていますけれども、原告団・弁護団から要望協議事項を
説明申し上げて、それに対して加藤大臣から回答をいただくという形で進めさせていただ
ければと思います。
まず、恒久対策のテーマからです。
九州原告団の杉山さん、今、モニターに映っておりますけれども、肝炎対策の均てん化
と、患者コーディネーターの重要性、全国養成について要望させていただきます。
それでは、杉山さん、お願いいたします。
○杉山氏

九州原告団の杉山と申します。本日は、よろしくお願いします。

私からは、肝炎対策の地域間格差の解消、つまり均てん化と患者医療コーディネーター
の重要性、全国での養成の必要性について大臣の考えを伺いたいと思います。
私は、長崎県の長崎市に住んでいます。現在、3か月に一度、自宅から30km離れた医療
機関で検査を受けています。交通機関が不便なので将来の通院に不安を抱え、肝がんの再
発にも恐怖を感じながら通っています。
同じ活動を行っていた小川さんを今年4月に亡くしました。彼は、3年ほど前は私より
血小板が多く経過は良好でしたが、肝がんを再発し、あっという間に転移し亡くなりまし
た。抗がん剤治療を始めた矢先の他界です。末期になると病状が急速に悪化するようです。
検査は3か月間の生存証明をもらうようなものです。だから、設備が整い熟練の専門医
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