よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料8 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和4年度) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ういうことがありますので、積極的に国のほうからも、自治体医療機関に対して、患者の
コーディネーターの役割ということを、ぜひ伝えていただきたいと思います。
私からは、以上です。
○奥泉氏

今の点で。

○厚生労働大臣

ありがとうございます。

肝炎情報センターと各地域でも意見交換をされているところもあるのでですね、今のお
話で、必ずしも十分ではないということなのだろうと思いますので、その辺は、よく肝炎
情報センターと連携をして、皆さんと、そうした意見交換あるいは、そうした思いをしっ
かり受け止めさせていただく、そうした対応を取らせていただきたいと思います。
2点目のコーディネーターについて、これは、こういうことだけではなくて、患者の皆
さんとの距離感に関して、やはりお医者さんでまちまちでありますが、今、まさに医療の
現場に患者さんの視点を入れ込むということが、結果的によりよい医療につながってきて
いるというのが、私はメインストリームではないかなというふうな理解をしておりますが、
それぞれ、そう思っておられる背景の事情もあると思いますが、ただ、基本的に、そうし
たところを含めて、この肝炎のコーディネーター、また、コーディネーターに当たって患
者の皆さんあるいはその御家族がやっていただくことのメリットという辺りを、我々とし
てもしっかりとアピールしていきたいと思います。
○奥泉氏

ありがとうございました。

では、よろしいですか。
そうしましたら、恒久対策については、以上とさせていただき、次に、歯科の診療にお
ける感染対策について、大阪原告団の小池さんのほうから、要請をお願いいたします。
○小池氏

大阪原告団の小池と申します。病態は慢性肝炎です。

私がB型肝炎ウイルスに感染していると知ったのは、24歳、長女を出産したときでした。
今の病院ではあり得ないことですが、B型肝炎患者は専用と張り紙された洗面所やお手洗
いを使うように指示され、食器も別にされました。お風呂にも入れず、私だけは退院する
前にシャワーを1回だけでした。かわいい赤ちゃんが生まれて、とてもうれしかったので
すが、そのような扱いをされて、辛く落ち込みました。授乳室でも疎外感を感じ、涙が出
ました。
そのときから、感染症だということで、人に感染させないように気を使いながら、悩み
も誰にも言えず暮らしてきました。その時の体験から、差別される不安を今も持ち続けて
います。
50歳を過ぎたとき、慢性肝炎を発症しました。私の場合、治療の副作用に苦しみました。
特にうつ症状が大変でした。担当医から、この先も入退院を繰り返し、お金もたくさんか
かる。今の状態だと、あと5年から10年で肝硬変になり、最悪の場合は死んでしまう。で
も事故や地震で死ぬ人もいるしなと告げられました。死ぬことを無理やり納得させられて
いるように感じ、その言葉を聞いてから、死ということが頭から離れなくなりました。生
7