また、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。今日は、本当に貴重な機会をい
ただきまして、ありがとうございました。
○Ｂ型肝炎訴訟対策室長・肝炎対策推進室長
○田中氏

続きまして、田中代表、お願いいたします。

原告団代表の田中です。

今日は、最初の挨拶のところで、本当に加藤大臣と、こうやって協議できること、本当
にうれしく思うと述べましたが、この１時間を通して、本当にその思いを強くしました。
というのも、大臣の発言の中で、患者の気持ちを理解し共感するという言葉をいただき
ました。本当に、私、感激しました。
とりわけ、患者の肝炎コーディネーターは、同じ患者同士というのもあるので、すごく
精神的な安心、同じ体験をしたもの同士の安心と、そして、治療への積極的な関与、これ
を促すことができるのですね。まさに、医者は医療として治しますが、患者のコーディネ
ーターは、やはり精神的な寄り添い、これをもって治療への貢献、または悩みや思いを共
感して、それを解決するということができます。
ぜひ、患者肝炎コーディネーターについて進めていただきたいなと思いました。
また、歯科については、やはり、私たちは、今まで歯科でも診療拒否をはじめとして、
様々な、私たちは差別だと思っていますが、区別をされてきました。
今、こういったコロナの状況もあり、もちろんＣ型肝炎やHIVをはじめとした、全ての感
染症、これが標準予防策で感染防止になるということを徹底していただきたいと、そのた
めの立入検査なり、あるいはそれに代わるような徹底される方策を、ぜひぜひ今後もお願
いしたいと思いました。
最後は、やはり、この副読本、いのちの教育、これに基づいた患者講義が、本当に厚労
省のおかげで進みつつあります。ぜひ、やはり、患者の体験を中学の皆さん、高校や大学
も、もちろんそうでしょうが、そういったところから伝えていくというのは、本当に大事
なことと思っています。
ぜひ、今回の肝炎対策基本指針の改正で、全ての肝炎の完全克服がありました。全ての
患者に対しても、やはり、肝炎の完全克服と、そして、１つお願いしたいのは、やはり、
除斥という法の壁、これを打ち破るのは、やはり、今、国会、大臣の御決断にあるのかな
と、私は思います。
もう一つ付け加えさせていただくならば、私たちは、まだ、Ｂ型肝炎ウイルスを完全に
排除する、この薬がありません。今、コロナでは、いい薬ができつつあります。Ｂ型肝炎
も本当に克服できる、そういった創薬の開発を世界に先駆けて日本で開発していただきた
い。
日本のみならず、アジア、アフリカをはじめとした世界の肝炎患者のために、日本の貢
献ということで、ぜひ御尽力をお願いしたいということを申し上げて、感想にもなります
が、以上で協議を終わりたいと思います。
今日は、本当にありがとうございました。
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