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参考資料8 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和4年度) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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○B型肝炎訴訟対策室長・肝炎対策推進室長

それでは、ただいまより、全国B型肝炎訴

訟原告団・弁護団の皆様と厚生労働大臣の定期協議を始めさせていただきたいと思います。
初めに、全国B型肝炎訴訟原告団の田中代表から御挨拶をいただきたいと存じます。
なお、御発言の際ですけれども、お手元のマイクのボタンを押していただきまして、赤
いランプの点灯を確認してから御発言をお願いいたします。また、御発言が終わられまし
たら、再度ボタンを押していただいて、ランプ消灯の確認をお願いいたします。
それでは、よろしくお願いします。
○田中氏

全国B型肝炎訴訟原告団代表の田中義信でございます。

本年の厚労大臣定期協議、どうもありがとうございます。
着席させていただきます。
全国B型肝炎訴訟の基本合意を受けて、翌年2012年から始まったこの全国B型肝炎訴訟
原告団・弁護団との厚労大臣との定期協議は、今年で11回目となります。
また、加藤大臣との協議は、2018年、2020年、そして今年2022年と3回目の協議となり
ます。
今年もこうして加藤大臣と協議できること、大変うれしく思います。
というのも、私は2009年に肝がんを発症し、医者からは10年の生存率が10%と言われて
いたからです。
その後、治療を続け13年が経ちますが、まだまだ元気に大臣協議をはじめ、原告団活動
を進めております。
さて、今年は、全国B型肝炎訴訟の基本合意から、11年となりました。
基本合意後も、個別救済に関しては、私たちは、一人でも多くの被害者が、等しく救済
されるよう努力してきました。
昨年4月26日には、除斥の問題に関して、最高裁判決がありました。最高裁判所は、国
の主張を退け、慢性肝炎の最初の発症から20年以上経過して提訴した被害者に対しても、
除斥期間を適用せず、救済する判断をしました。
長年苦しんできた被害者がかえって救済されないということは、明らかに理不尽ですの
で、最高裁判決は、道理にかなった、正当な判断だと思います。
この最高裁判決を受けた全体解決については、福岡高裁において協議が行われています
ので、今回の大臣協議の議題にはしていません。ただ、最高裁判決から既に1年4か月が
経過していますが、いまだ解決に至っていません。一日も早く、被害者が等しく救済され
る解決となりますように、大臣におかれては最大限の御尽力をしていただきたく、この場
をお借りしてお願い申し上げます。
一方で、他の施策においては、基本合意後は、私たちと厚労省は、ともに歩んできまし
た。
昨年4月からの肝硬変・肝がん医療費助成制度拡充により、その利用者は着実に増えて
おり、今回の肝炎対策基本指針の改正ではSDGsの2030肝炎エリミネーションの一環として、
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