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資料3-2  インドシアニングリーン (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
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開腹胆嚢摘出術を実施予定の患者 10 例を対象に、蛍光胆道造影例及び X 線胆道造影例
における胆管同定率が比較検討された。本薬は、手術の 1 時間前(7 例)又は腹腔鏡手術か
ら開腹手術への切替え時(3 例)に 2.5 mg(2.5 mg/mL 溶液 1 mL)を静脈内投与すること
とされた。
本薬投与から胆管観察までの時間(中央値[最小値, 最大値]
)は、60[45, 180]分であ
った。
有効性について、Calot 三角剥離前の総肝管並びに副肝管の同定率は、蛍光胆道造影例及
び X 線胆道造影例でそれぞれ 100%(10/10 例)及び 80%(8/10 例)
、並びに 100%(4/4 例
注 3)

)及び 100%(4/4 例)であった。なお、胆嚢管については蛍光胆道造影のみで評価され、

同定率は 90%(9/10 例)であった。
安全性について、本薬投与による有害事象は認められなかった。
注 3)副肝管が認められたのは 4/10 例。

2) Fluorescent cholangiography illuminating the biliary tree during laparoscopic cholecystectomy.
(Br J Surg 2010; 97: 1369-77)12)
腹腔鏡下胆嚢摘出術を実施予定の患者 52 例を対象に、蛍光胆道造影による胆管同定率が
評価された。本薬は、手術室への入室 30 分前又は手術室で挿管後に 2.5 mg(2.5 mg/mL 溶
液 1 mL)を静脈内投与することとされた。
本薬の術前投与及び挿管後投与から Calot 三角剥離前の胆管観察までの時間(中央値[最
小値, 最大値]
)は、それぞれ 110[35, 165]分及び 28[13, 73]分であった。
有効性について、Calot 三角剥離前及び剥離後の胆嚢管、総肝管、胆嚢管-総胆管合流部、
右肝管-左肝管合流部並びに副肝管の同定率は、それぞれ 100%(52/52 例)及び 100%(52/52
例)、96%(50/52 例)及び 100%(52/52 例)
、96%(50/52 例)及び 100%(52/52 例)
、40%
(21/52 例)及び 40%(21/52 例)、並びに 25%(2/8 例注 4))及び 100%(8/8 例)であった。
また、52 例全例で術後に胆汁漏出は認められなかった。
安全性について、本薬投与による有害事象は認められなかった。
注 4)副肝管が認められたのは 8/52 例。

3) Techniques of fluorescence cholangiography during laparoscopic cholecystectomy for better
delineation of the bile duct anatomy.(Medicine(Baltimore)2015; 94: e1005)13)
腹腔鏡下胆嚢摘出術を実施予定の患者 108 例を対象に、蛍光胆道造影による胆管同定率
が評価された。本薬は、手術室への入室前(43 例)又は手術室で挿管後(65 例)に 2.5 mg
(2.5 mg/mL 溶液 1 mL)を静脈内投与することとされた。
蛍光胆道造影で胆嚢管-総肝管合流部を同定できた症例及び同定できなかった症例にお
ける本薬投与から Calot 三角剥離前の胆管観察までの時間(中央値[最小値, 最大値]
)は、

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