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03【資料1-1】新型コロナワクチンの接種について (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》 |
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【1】今後の接種について
(3)小児に対する接種について
①
オミクロン株対応2価ワクチンの有効性、安全性及び諸外国等の状況について
5~11歳の小児におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)追加接種の安全性
疫学研究
5-11歳の小児におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)について、自己報告による追加接種後1週
間の局所反応、全身反応の頻度は、それぞれ67.8%、48.9%であり、また、医師等からの報告があった接種後の事象の
うち99.8%は間違い接種等を含む非重篤例で、 接種後の心筋炎や死亡の報告はなかったとされている。
Hause et al1(MMWR, 2023)
研究内容: 米国において2022年10月12日から2023年1月1日の期
間中にファイザー社又はモデルナ社のオミクロン株対応ワクチン
(BA.4-5対応型)を接種した5-11歳の小児※1のうち、予防接種
後サーベイランスシステム(v-safe※2)登録者、及びワクチン有
害事象報告システム(VAERS ※3)への報告者が対象。v-safeに報
告された局所・全身反応と健康への影響※4、及びVAERSに報告さ
れた有害事象を解析した観察研究。
結果: v-safeの登録者3,259名(ファイザー社ワクチン接種者:2,647
名、モデルナ社ワクチン接種者:612名)が解析された。接種後1
週間において報告された局所・全身反応の頻度はそれぞれ以下の通
りであった。
局所反応:全体:67.8%(ファイザー社製のみは65.7%)
全身反応:全体:48.9%(ファイザー社製のみは45.9%)
また、VAERSへの922件の報告のうち、775例(84.2%)は間違い接
種(用量や希釈の間違い等)であり、間違い接種以外の事例は145
例(15.8%)で、重篤事象※4は2例報告された。対象年齢の小児に
対する2価ワクチンの追加接種後に心筋炎や死亡として報告された
事例はなかった。
v-safeに報告された
局所・全身反応等※6
VAERSに報告された有害事象
※重篤と報告された2件は、Miller Fisher症候群及び
じんましんと関節炎の事例だった。
※1 当該期間において、861,251人の5~11歳の小児がファイザー社製2価ワクチンを、92,108人の6~11歳の小児がモデルナ社製ワクチンを、それぞれ接種している。
※2 新型コロナワクチン接種後の有害事象のモニタリングのためにCDCが開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。
※3 CDC及びFDAが管理する、予防接種後の有害事象の報告を収集する受動的サーベイランスシステム。
※4 新たな症状や状態により通常の日常生活が送れなくなった、学校を休んだ、医療機関で治療を受けたと報告された人を含む。
※5 VAERSの報告のうち、入院、入院期間の延長、命にかかわる疾患、後遺障害、先天性異常または欠損、及び死亡は、重篤に分類。 ※6 表中のマーカーはCDCによる数値の訂正部分であり、原典ママ。
26
1. Hause AM, Marquez P, Zhang B, Su JR, Myers TR, Gee J, Panchanathan SS, Thompson D, Shimabukuro TT, Shay DK. Safety Monitoring of Bivalent COVID-19 mRNA Vaccine Booster Doses Among Children Aged 5-11
Years - United States, October 12-January 1, 2023. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2023 Jan 13;72(2):39-43. doi: 10.15585/mmwr.mm7202a5. PMID: 36634021.
(3)小児に対する接種について
①
オミクロン株対応2価ワクチンの有効性、安全性及び諸外国等の状況について
5~11歳の小児におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)追加接種の安全性
疫学研究
5-11歳の小児におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)について、自己報告による追加接種後1週
間の局所反応、全身反応の頻度は、それぞれ67.8%、48.9%であり、また、医師等からの報告があった接種後の事象の
うち99.8%は間違い接種等を含む非重篤例で、 接種後の心筋炎や死亡の報告はなかったとされている。
Hause et al1(MMWR, 2023)
研究内容: 米国において2022年10月12日から2023年1月1日の期
間中にファイザー社又はモデルナ社のオミクロン株対応ワクチン
(BA.4-5対応型)を接種した5-11歳の小児※1のうち、予防接種
後サーベイランスシステム(v-safe※2)登録者、及びワクチン有
害事象報告システム(VAERS ※3)への報告者が対象。v-safeに報
告された局所・全身反応と健康への影響※4、及びVAERSに報告さ
れた有害事象を解析した観察研究。
結果: v-safeの登録者3,259名(ファイザー社ワクチン接種者:2,647
名、モデルナ社ワクチン接種者:612名)が解析された。接種後1
週間において報告された局所・全身反応の頻度はそれぞれ以下の通
りであった。
局所反応:全体:67.8%(ファイザー社製のみは65.7%)
全身反応:全体:48.9%(ファイザー社製のみは45.9%)
また、VAERSへの922件の報告のうち、775例(84.2%)は間違い接
種(用量や希釈の間違い等)であり、間違い接種以外の事例は145
例(15.8%)で、重篤事象※4は2例報告された。対象年齢の小児に
対する2価ワクチンの追加接種後に心筋炎や死亡として報告された
事例はなかった。
v-safeに報告された
局所・全身反応等※6
VAERSに報告された有害事象
※重篤と報告された2件は、Miller Fisher症候群及び
じんましんと関節炎の事例だった。
※1 当該期間において、861,251人の5~11歳の小児がファイザー社製2価ワクチンを、92,108人の6~11歳の小児がモデルナ社製ワクチンを、それぞれ接種している。
※2 新型コロナワクチン接種後の有害事象のモニタリングのためにCDCが開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。
※3 CDC及びFDAが管理する、予防接種後の有害事象の報告を収集する受動的サーベイランスシステム。
※4 新たな症状や状態により通常の日常生活が送れなくなった、学校を休んだ、医療機関で治療を受けたと報告された人を含む。
※5 VAERSの報告のうち、入院、入院期間の延長、命にかかわる疾患、後遺障害、先天性異常または欠損、及び死亡は、重篤に分類。 ※6 表中のマーカーはCDCによる数値の訂正部分であり、原典ママ。
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1. Hause AM, Marquez P, Zhang B, Su JR, Myers TR, Gee J, Panchanathan SS, Thompson D, Shimabukuro TT, Shay DK. Safety Monitoring of Bivalent COVID-19 mRNA Vaccine Booster Doses Among Children Aged 5-11
Years - United States, October 12-January 1, 2023. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2023 Jan 13;72(2):39-43. doi: 10.15585/mmwr.mm7202a5. PMID: 36634021.