よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


オンライン診療の適切な実施に関する指針(令和5年3月一部改訂) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00010.html
出典情報 オンライン診療の適切な実施に関する指針(3/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

③提供体制
D to P with N を行う医師は、原則、訪問診療等を定期的に行っている医師
であり、看護師等は同一医療機関の看護師等あるいは訪問看護の指示を受けた
看護師等である。
(4) 患者が医師といる場合のオンライン診療(D to P with D)
①考え方
オンライン診療の形態の一つとして、患者が主治医等の医師といる場合に行
うオンライン診療である D to P with D がある。D to P with D において、情
報通信機器を用いて診療を行う遠隔地にいる医師は、事前に直接の対面診療を
行わずにオンライン診療を行うことができ、主治医等の医師は、遠隔地にいる
医師の専門的な知見・技術を活かした診療が可能となるもの。ただし、患者の
側にいる医師は、既に直接の対面診療を行っている主治医等である必要があり、
情報通信機器を用いて診療を行う遠隔地にいる医師は、あらかじめ、主治医等
の医師より十分な情報提供を受けること。
診療の責任の主体は、原則として従来から診療している主治医等の医師にあ
るが、情報通信機器の特性を勘案し、問題が生じた場合の責任分担等について
あらかじめ協議しておくこと。
1)情報通信機器を用いた遠隔からの高度な技術を有する医師による手術等
②適用対象
高度な技術を要するなど遠隔地にいる医師でないと実施が困難な手術等を必
要とし、かつ、患者の体力面などから当該医師の下への搬送・移動等が難しい
患者を対象に行うこと。
※ 具体的な対象疾患や患者の状態などの詳細な適用対象は、今後は、各学
会などが別途ガイドラインなどを作成して実施すること。
③提供体制
情報通信機器について、手術等を実施するに当たり重大な遅延等が生じない
通信環境を整え、事前に通信環境の確認を行うこと。また、仮に一時的に情報
通信機器等に不具合があった場合等においても、患者の側にいる主治医等の医
師により手術の安全な継続が可能な体制を組むこと。
※ 具体的な提供体制等については、今後は、各学会などが別途ガイドライ
ンなどを作成して実施すること。
2)情報通信機器を用いた遠隔からの高度な専門性を有する医師による診察・診断
23