-
2012年08月24日(金)
[社会福祉] アスベストばく露の恐れのある福祉関連施設は5施設
-
- 社会福祉施設等における吹付けアスベスト(石綿)等使用実態調査に係るフォローアップ調査について(8/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 カテゴリ: 医療提供体制
今回は、10万2256施設を調査。アスベストの使用の有無が判明した施設は9万9145施設で、うち吹付けアスベスト等が使用・・・
-
2012年08月24日(金)
[国保] 市町村国保の保険料水準、平均所得者では徳島で高く、東京で低い
-
厚生労働省は8月24日に、平成22年度の「市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」結果を発表した。
市町村国保では、保険料について、被保険者の収入や資産に着目した「応能割」や、当該市町村の医療費をベースにした「応益割」を組合せ、保険者ごとに独自の計算方法が採られている。したがって、単純に保険者ごとの保険料の高低を議論することが難しい。たとえば、A県とB県を比較したとき、「高所得者ではA県のほうが・・・
-
2012年08月24日(金)
[認知症] 平成27年には認知症高齢者数345万人、65歳以上人口の1割超
-
厚生労働省は8月24日に、「認知症高齢者の日常生活自立度」II以上の高齢者数について発表した。
認知症の高齢者は急増しつづけ、平成24年には300万人を突破、今後も高齢化に伴い認知症の高齢者も増える状況だ。これを受け小宮山厚生労働大臣は、「古い調査データしかないため、要介護認定データをもとに、新たに認知症高齢者(日常生活自立度II以上)の数を算出した」ことを発表している(p5参照)。
ちなみに、日常生活・・・
-
2012年08月24日(金)
[高度医療] 高度医療終了間近、終了後の助言方針等をルール化し適正管理
-
厚生労働省は8月24日に、高度医療評価会議を開催した。この日は、新規技術の評価などを行ったほか、高度医療の精査ルールについて検討を行った。
高度医療は、薬事法未承認の機器や医薬品を用いた医療技術について、保険併用につなげる仕組み(先進医療としても認められる必要がある)。保険併用によって症例を集積し、未承認機器等の薬事法承認を進める狙いがある。
そこで厚労省は、「実施症例数または実施期間終了間近の・・・
-
2012年08月24日(金)
[薬価] バルサルタンの高血圧症への適応、正式に保険適用
-
- 公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて(8/24付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
海外等で一定の評価がなされている適応外薬については、ドラッグ・ラグ解消のために、国内での治験を経ずとも、公知(海外での知見など)に基づいて薬事法上の承認を特例的に受けることができる。
ただし、その後、薬事・食品衛生審議会において、適応外であった・・・
-
2012年08月24日(金)
[医療費] 23年度の医療費37.8兆円で過去最高、対前年度比3.1%の増加
-
厚生労働省は8月24日に、平成23年度の医療費の動向を公表した。これは、支払基金と国保連の医療費データをまとめたもので、国民医療費の約98%を占める。ただし、東日本大震災に伴い概算請求を行った医療費(23年度分、約50億円)や、保険者が不明な医療費(同、約2億円)などは統計に含まれていない(p5参照)。
まず、医療費全体を見てみると、37.8兆円で前年度に比べ1.1兆円・3.1%(稼動日数を補正すると2.8%)の伸び・・・
-
2012年08月23日(木)
[介護保険] 定期巡回・随時対応サービス、7月末現在61事業所で実施
-
厚生労働省は8月23日に、平成24年7月末現在における「定期巡回・随時対応サービスの事業所数」について発表した。
定期巡回・随時対応サービスは、要介護度が重くなっても住み慣れた居宅で生活を送れるように、食事時などにおける「定期的に巡回して行う介護サービス」と、夜間の急変時等に「随時、迅速に駆けつける介護サービス」を組合わせたもの。24年度の改正介護保険法で創設され、先の介護報酬改定では、高い単位数が設・・・
-
2012年08月23日(木)
[先進医療] 病気腎移植、課題多くデータ不足のため先進医療として認めず
-
厚生労働省は8月23日に、先進医療専門家会議を開催した。この日も、新規の医療技術について検討を行った。
まず、6月に受付けられた新規技術のうち「移植用腎修復術」(病気腎移植)については、技術的・倫理的な課題が多く、また臨床データも少ないために、今回は第2項先進医療としては認められなかった。
病気腎移植とは、直径4cm以下の小径腎腫瘍(がん)がある腎臓をドナー(提供者)から摘出し、腫瘍を除去するなどした・・・
-
2012年08月22日(水)
[地域福祉] 地域福祉計画策定済市町村、22年度より10.4ポイント増加
-
厚生労働省は8月22日に、平成24年3月31日現在の「地域福祉計画策定状況」等について公表した。
地域福祉計画は、「市町村地域福祉計画」と「都道府県地域福祉支援計画」に大別される。「市町村計画」は、地域住民に最も身近な市町村が、住民等の参加を得て、地域の要援護者の生活上の解決すべき課題を把握し、それに対応する必要なサービス提供体制を計画的に整備することを内容としている。また、「都道府県計画」は、広域的・・・
-
2012年08月22日(水)
[チーム医療] 特定看護師に関する試案、特定行為は保助看法に位置づけ
-
厚生労働省は8月22日に、チーム医療推進会議を開催した。この日は、看護師の能力を認証する仕組み(特定看護師)や、歯科衛生士法改正について検討を行った。
厚労省当局からは、「特定行為及び看護師の能力認証に係る試案」のイメージが示されている。そこでは、(1)特定行為を保助看法に位置づけ、具体的な内容は省令等で定める(2)看護師は、「指定研修機関で研修を受け、医師・歯科医師の包括的な指示を受けた場合」ある・・・
-
2012年08月22日(水)
[医薬品等] 在宅療養でのニーズに応えるため、無菌調剤室の共同利用認める
-
厚生労働省は8月22日に、薬事法施行規則の一部を改正する省令の施行等に関する通知を発出した。
今回の改正点は、「薬剤師が、他の薬局の無菌調剤室を利用して無菌製剤処理を行うことを可能にする」というもの。
在宅で療養生活を送る患者は免疫機能が低下しているので、薬剤への微生物・異物の混入を避ける方策が求められる。このため、無菌調剤室での無菌製剤処理の重要性が、在宅医療の推進と並行して増していると言える・・・
-
2012年08月22日(水)
[臨床研修] 24年度は宮崎、佐賀、鹿児島、秋田などで研修医の採用が大幅増
-
厚生労働省は8月22日に、平成24年度の臨床研修医の採用実績を公表した。
平成16年度から医師の臨床研修が義務化され、新たな臨床研修制度が施行されたことから、その実施状況を把握するため、毎年4月に臨床研修の採用状況について調査が行われている。24年度は研修医を募集する臨床研修病院と大学病院1026ヵ所を対象に、採用実績が調べられた(p1参照)。
調査結果を見てみると、研修医の採用実績は全体で7679人で、昨年・・・
-
2012年08月22日(水)
[診療報酬] 費用対効果低くとも、他要素で中医協が保険収載することも可能
-
厚生労働省は8月22日に、中医協の費用対効果評価専門部会を開催した。この日は、具体的な評価の運用手法についての議論をスタートさせた。
費用対効果評価については、前回(7月18日)会合で、制度の基本的な考え方を詰めた。そこでは、「財政影響の大きな医療技術等を評価対象とし、希少疾病に対する技術等は当面、対象に含めない」ことや、「費用対効果評価の結果のみで、保険収載の可否や、価格設定を行わない」ことなど・・・
-
2012年08月22日(水)
[診療報酬] 看護師夜勤72時間満たさない特別入院基本料、13対1等にも導入か
-
厚生労働省は8月22日に、中医協の診療報酬基本問題小委員会を開催した。この日は、厚労省から入院基本料の見直しに向けて2つの提案が行われた。
基本小委では、基本診療料の見直しに向けた検討を続けているが、診療側が「入院基本料等の基本診療料のあり方を議論するために、コスト調査を行うべき」と主張する一方で、支払側は「医療機関の経営を担保するための基本診療料の水準について議論すべき」と提案するなど、議論がか・・・
-
2012年08月22日(水)
[薬価] 参照価格制に対し診療側委員は猛反対するも、支払側は静観
-
厚生労働省は8月22日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、前回(7月18日)同様に、(1)坂巻参考人(名城大学教授)ほか(p2~p11参照)(2)加茂谷専門委員(塩野義製薬株式会社常務執行役員)ほか(p12~p15参照)―の2氏から意見発表が行われた。
(1)の坂巻参考人は、後発品と長期収載品のシェアについて国際比較を行った結果、「金額ベースでは、日本は後発品の割合が小さく、長期収載品の割合が高い」&l・・・
-
2012年08月22日(水)
[診療報酬] DPC見直しの基本方針などを中医協として了承
-
厚生労働省は8月22日に、中医協総会を開催した。この日は、DPC制度見直しの基本方針等を了承したほか、新薬・新たな医療機器・新たな先進医療などを承認している。
DPCについては、平成26年度改定を含めた今後の見直し方針が厚労省から提示され、これを了承した(p63~p87参照)。
この点、厚労省は、医療機関群設定の要件の1つである「高度な医療技術」の実施状況について、「誤解を招きやすいとの指摘があったため、・・・
-
2012年08月21日(火)
[医薬品等] 23年の医薬品国内生産額は6兆9874億円、機器は1兆8085億円
-
厚生労働省は8月21日に、平成23年の薬事工業生産動態統計年報の概要を発表した。これは、医薬品、医薬部外品、衛生材料および医療機器の生産(輸入)などの実態を明らかにするために、毎年実施されているもの。
医薬品について見てみると、23年の国内生産金額は6兆9874億円(対前年比3.1%増)、外国からの輸入金額は2兆5313億円(同9.3%増)で、合計9兆5187億円であった(p7参照)(p30参照)。
国内生産分に注目・・・
-
2012年08月21日(火)
[介護保険] 地域診断結果を反映させた保険者は、全体の2割弱
-
厚生労働省は8月21日に、「第5期市町村介護保険事業計画の策定過程等に係るアンケート調査結果」を公表した。
これは、日常生活圏域ニーズ調査という新たな計画策定手法を導入した、第5期介護保険事業計画の策定過程や地域ケア会議などの保険者機能の取組み状況を把握し、第6期以降に反映させることを目的としている。調査は、平成24年6月に実施され、1568保険者から回答があった(p1~p2参照)。日常生活圏域ニーズ調査とは・・・
-
2012年08月21日(火)
[DPC] III群を細分化するのか、機能評価II等で調整するのか等を今後検討
-
厚生労働省は8月21日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日は、基礎係数・機能評価係数IIについて「次回改定に係る基本方針」と「今後の検討課題」を分科会として了承した。
DPC制度については、平成24年度の診療報酬改定において「医療機関群ごとに設定する基礎係数の導入」「機能評価係数IIの算定方法の大幅変更」など、大きな見直しが行われた。
特に前者の「医療機関群ごとに設定する基礎係数の・・・
-
2012年08月20日(月)
[精神病床] 精神病床数算定基準となる新規入院率等の数値を改正
-
- 医療法第30条の4第2項第11号に規定する精神病床に係る基準病床数の算定に使用する数値等の一部改正について(8/20付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 カテゴリ: 医療提供体制
これは、最新の統計に基づいて、精神病床数の算定時に使用する(1)年齢階級別精神病床新規入院率(p2~p3参照)(2)年齢階級別精神病床入院率(p3~p4参照)(3)平均残存率(p4~p5参照)(4)現退院率(p5~p6参照)―の都道府県別の数値を見直すもの。
また・・・
-
2012年08月20日(月)
[医療保険] 大分県等の大雨被災者の医療費、通常のレセプトとは別個に請求
-
厚生労働省は8月20日に、大雨に伴う被害に係る診療報酬等の請求の取扱いに関する事務連絡を行った。
これは、平成24年7月初旬に発生した大分県、福岡県、熊本県での豪雨被害者に係る診療報酬請求に関する事項を整理したもの。3県の被災者については、(1)被保険者証を所持せず避難している方も多いことから、医療機関窓口で被保険者証を提示しなくても保険診療を受けられるようにする(2)特に被害の大きな方については一部負・・・
-
2012年08月18日(土)
[意見募集] 不活化ポリオワクチン含む4種混合ワクチンを承認、11月から導入
-
厚生労働省は8月18日に、「予防接種実施規則の一部を改正する省令案」に関する意見募集を開始した。
ポリオワクチンについては、平成24年9月1日より、従来の感染の可能性がある生ワクチンから不活化ワクチンに切替えられる。
これに関連し、7月27日に不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチン(沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン)が薬事承認されたため、予防接種法実施規則の見直しが行われる。
・・・
-
2012年08月16日(木)
[難病対策] 新・難病医療拠点病院特定領域型に小児専門病院を指定すべき
-
厚生労働省は8月16日に、「難病対策委員会」を開催した。本委員会は、厚生科学審議会・疾病対策部会の下部組織であり、総合的な難病対策のあり方について審議を行っている。
この日は、(1)難病を持つ子どもへの支援のあり方(2)今後の難病対策のあり方(中間報告案)―などについて議論が行われた。
(1)の「子どもへの支援のあり方」では、特定疾患治療研究事業受給者70万7000人のうち、20歳未満は約1万3000人、小児慢性・・・
-
2012年08月16日(木)
[介護保険]平成24年4月の介護保険給付費は6225億円
-
厚生労働省は8月16日に、介護保険事業状況報告の概要(平成24年4月暫定版)を公表した。
資料によると、24年4月末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2986万人で、このうち要介護(要支援)認定者は533万人となっている。第1号被保険者に対する要支援・要介護認定者の割合は約17.9%であった。また、居宅(介護予防)サービス受給者は324万人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は30万4000人、施設サービス受給者は86万人と・・・
-
2012年08月15日(水)
[医療保険] 京都府の大雨被災者、被保険者証なくとも保険診療受給可
-
厚生労働省は8月15日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
京都府においては、平成24年8月13日から大雨が発生し、多くの方が被災された。そこでは、被保険者証を持つ間もなく避難したり、紛失したりした方も少なくない。そこで厚労省は、被保険者証を提示しなくても、「氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(国保・後期高齢者医療制度の・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。