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2011年08月25日(木)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチンにガーダシルを追加 厚労省
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厚生労働省は8月25日に、「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の実施について」の一部改正に関する通知を発出した。
主な改正点は、子宮頸がん予防ワクチンの接種対象者に「平成22年度に市町村において、ワクチンの供給量の不足により、1回目の接種を行うことができなかったもの」を追加したことや、接種方法について、後述するガーダシル接種の場合を追加したことなど(p2~p18参照)。これまで、子宮頸がん予防ワクチ・・・
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2011年08月19日(金)
[新型インフル] ワクチンの細胞培養法4事業者に計1019億円余を交付決定
- 厚生労働省は8月19日に、「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備臨時特例交付金」の第2次交付事業(細胞培養法ワクチン実生産施設整備等推進事業)について、採択結果を公表した。同特例交付金は、高病原性インフルエンザ発生時に必要なワクチンを国内で生産供給するための基盤整備事業として平成21年度補正予算において基金事業として措置されたもの。平成24年度までにワクチン生産のための実生産施設の構築・治験の実・・・
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2011年08月18日(木)
[予防接種] 麻しん・風しん予防接種率、第4期では7割台に低下
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厚生労働省は8月18日に、平成20年度~22年度 麻しん風しんワクチン接種状況(第1期~第4期)について公表した。公表された資料は、平成20年度~平成22年度の麻しん風しんワクチン接種状況を、第1期~第4期の各期ごとにまとめ比較したもの。
資料によると、第1期の接種状況は、平成20年度が麻しん・風しんともに94.3%、平成21年度が(同様)93.6%、平成22年度が(同様)95.6%と全体的に高く、北海道が3年連続で接種率95.0%・・・
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2011年08月18日(木)
[24年度予算] 社会保障費の自然増認め、国民生活第一の施策を 民主党
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民主党の陳情要請対応本部は8月18日に、寄せられた陳情等を4つの観点で整理し、平成24年度予算概算要求に対応するよう、政府に向けた要請を行った。
同本部では、平成24年度予算の概算要求に向けて、6月初旬に地方自治体や諸団体から要請事項のヒアリングを実施。また党本部においても、各種団体からの予算に関する要請や提案を面談や文書で受け付けており、これまでに来年度予算に向けた6000件を超える要請・提案を各省庁に伝・・・
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2011年08月15日(月)
[意見募集] 新型インフルエンザ(A/H1N1)の経験踏まえ、行動計画改定へ
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- 「新型インフルエンザ対策行動計画」(改定案)に対する意見募集(パブリックコメント)について(8/15)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 新型インフルエンザ等対策室 カテゴリ: 医療提供体制
我が国では、2005年12月、新型インフルエンザ対策を迅速かつ確実に講じるため、「世界保健機関(WHO)世界インフルエンザ事前対策計画」に準じて、「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定し、その後、科学的知見の蓄積を踏まえ、数次にわたり部分的な改定を行ってきている。今回の改定では、新型インフルエンザ(A/H1N1)・・・
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2011年08月05日(金)
[予防接種] 22年度の麻しん・風しん予防接種率、第1・第2期は9割超維持
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厚生労働省は8月5日に、平成22年度麻しん風しん予防接種(第1期~第4期)実施状況(2011年3月31日現在)について公表した。公表された資料は、(1)平成22年度麻しん風しんワクチン接種率全国集計結果総合表(2)都道府県順位別の平成22年度第1期麻しん風しんワクチン接種率全国集計結果(3)同第2期(4)同第3期(5)同第4期―の5種類。
調査結果を見ると、全国平均で第1期接種率は95.6%、第2期接種は92.2%、第3期は87.2%、・・・
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2011年08月05日(金)
[意見募集] パンデミックに備え、新型インフルワクチン開発等の留意点示す
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- パンデミックインフルエンザに備えたプロトタイプワクチンの開発等に関するガイドライン(案)に関する意見の募集について(8/5)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 カテゴリ: 新型インフル
新型インフルエンザ対策行動計画(平成21年2月改定)では、世界的大流行(パンデミック)に対応するため、「新型インフルエンザ発生後、ウイルス株が同定されてから6ヵ月以内に全国民分のパンデミックワクチンを製造することを目指す」とされている。そのため、パンデミックワ・・・
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2011年07月25日(月)
[予防接種] 対象疾患や接種費用の負担等について、議論の中間整理行う
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厚生労働省は7月25日に、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会における、これまでの主な議論の中間的な状況の整理等について公表した。これは、平成22年2月19日の「予防接種制度の見直しについて(第一次提言)」以降、「議論が必要と考えられる」とされた事項について、12回の議論を取りまとめたもの。
具体的には、(1)予防接種法の対象となる疾病・ワクチン(2)予防接種事業の適正な実施の確保(3)予防接種に関する・・・
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2011年07月15日(金)
[予防接種] 弱毒性の新型インフル等に対応する改正予防接種法等が成立
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7月15日の参議院本会議で、「予防接種法及び新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法の一部を改正する法律」が可決・成立した。
平成21年に流行した新型インフルエンザについては、蔓延を防ぐための予防接種が勧奨されたが、これは臨時的な措置であり、かつワクチン接種による健康被害の救済も特別措置法によるものであった。しかし、同様の新型感染症の発生も予想されることから、特別措置ではな・・・
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2011年07月14日(木)
[予防接種] 子宮頸がんワクチン、中学3年生以下全学年で接種再開へ
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厚生労働省は7月14日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の円滑な実施についての事務連絡を行った。
子宮頸がん予防ワクチンは、供給量不足によって、平成23年3月7日付の事務連絡で、当分の間、初回接種者への接種を差し控えるなど限定的な実施が行われきた。その後、供給量の確保により、段階的に接種が再開されてきている。
今回の事務連絡では、さらに供給量の確保が確認できたとして、初回接種が差し控えられてい・・・
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2011年07月08日(金)
[予防接種] 定期予防接種等の疾病拡大などについて中間整理行う
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厚生労働省が7月8日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、議論の中間整理を行ったほか、不活化ポリオワクチンの円滑導入などについて議論を行った。
予防接種制度については、(1)欧米と比べて定期接種の対象疾病やワクチン種類が限られている(2)施策を総合的・恒常的に評価・検討する仕組みがない―といった指摘があり、本部会で是正策などを検討している。まず、(1)の定期・・・
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2011年06月30日(木)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン、高校1年生への接種再開
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厚生労働省は6月30日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の円滑な実施についての事務連絡を行った。子宮頸がん予防ワクチンは供給量不十分により、平成23年3月7日から、当分の間、初回接種者への接種を差し控えてきた。その後、供給量が確保されたため、6月10日より、高校2年生への接種を再開していた。
今回は、さらなる供給量の確保が確認されたため、7月10日より順次、高校1年生にも接種再開ができるとしている。なお・・・
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2011年06月14日(火)
[新型インフル] ワクチン生産体制整備事業、実生産規模での工場整備を準備
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政府は6月14日に、新型インフルエンザワクチンに関する質問に対する答弁書を公表した。
参議院議員は、新型インフルエンザワクチンの流通について、(1)国産ワクチンと輸入ワクチンの買い上げ価格の差(2)医療機関における国産ワクチン在庫を業者負担(35億円)で回収し、国負担ゼロとした件についての見解(3)国の「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備事業」の概要および進捗状況―など7点を質問・・・
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2011年06月14日(火)
[医薬品] 発生等が予測できない疾病のワクチン、国が買い上げて供給料確保
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政府は6月14日に、重要医薬品供給確保事業に関する質問に対する答弁書を公表した。
参議院議員は、国が希少疾病用医薬品や抗毒素を確保するために一部医薬品を買い上げている事業について、(1)対象医薬品と選定理由(2)買い上げた医薬品の数量と買い上げ価格(3)今後の方針―などを質問している(p11~p12参照)。
答弁書では、(1)について、乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチンやコレラワクチン、新型インフルエンザワ・・・
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2011年06月01日(水)
[予防接種] 子宮頸がん等予防ワクチン供給量確保により段階的接種再開へ
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厚生労働省は6月1日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の円滑な実施に関する事務連絡を行った。
平成23年3月7日より、子宮頸がん予防ワクチンは需要の急増により供給量が不足したため出荷制限等が実施されていた。対策として、初回接種者への接種を差し控え、すでに接種開始した者への2回目・3回目接種を優先する方針であったが、一定の供給量が確保できるようになったことから、段階的に接種を再開するとしている。具・・・
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2011年05月17日(火)
[意見募集] 生物学的製剤基準に、子宮頸がんワクチン等の規定を追加
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厚生労働省は5月17日に、生物学的製剤基準の一部を改正する件(案)について意見募集を開始した。
生物学的製剤基準は、薬事法に基づき、保健衛生上特別の注意を要する医薬品であるワクチン、血液製剤等について、その製法、性状、品質、貯法、表示事項等に関する基準を具体的に規定しているもの。
資料によると、今般、生物学的製剤基準の医薬品各条の部に、新たに、「組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(・・・
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2011年05月10日(火)
[鳥インフル] 野鳥などと飼育鶏の間の感染防止に関して政府見解を公表
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政府は5月10日に、鳥インフルエンザ対策に関する質問に対する答弁書を公表した。衆議院議員は、困難を極める鳥インフルエンザ防疫対策において、さらなる対策と原因究明が急がれるとしている。
質問内容は(1)鳥インフルエンザ対策における縦割り行政の弊害(2)野鳥や動物園飼育動物が感染した場合の法整備(3)渡り鳥が感染源とされることから、関係各国への日本主導の働きかけ(4)ワクチン接種についての効果―などについ・・・
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2011年04月22日(金)
[感染症対策] 東京・神奈川で麻しん患者が増加、一層の対策を要請
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厚生労働省は4月22日に、麻しん患者の増加に関する事務連絡を発出した。
厚労省は、感染症法第12条第1項の規定による麻しん患者の届出数について、東京都(特に23区の南西部)および神奈川県において、平成23年第15週(4月11日~17日)から増加がみられ、今後もこれらの地域を中心に、増加の可能性があると指摘している。
事務連絡では、麻しんの流行を防ぐために、(1)予防接種法に基づく麻しんワクチンの接種対象者に対し・・・
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2011年04月08日(金)
[意見募集] ワクチン検定、自家試験記録に代えロット毎の製造・試験記録を
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- 薬事法施行規則の一部改正等に関する御意見の募集について(4/8)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
医薬品のうち、厚生労働大臣の指定したもの(ワクチンと血液製剤)については、検定を受け、合格しなければ、製造・販売等を行うことができない(薬事法第43条第1項)。そして、この医薬品の検定にあたっては、申請書に自家試験の記録を記載した書類の添付が義務付けられている(薬事法施行規則第197条第2項)。
厚労省では、このうちワ・・・
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2011年03月29日(火)
[予防接種] 被災避難者が子宮頸がんワクチン接種希望、避難先で対象に
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厚生労働省は3月29日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に関するQ&A(自治体向け)を公表した。
Q&Aでは、大きく(1)小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの接種一時的見合わせと再開(13問)(p1~p2参照)(2)子宮頸がんワクチンの供給不足(11問)(p2~p3参照)(3)平成23年東北地方太平洋沖地震への対応(4問)(p3~p4参照)―の3項目に分類し、まとめられている。
(2)の子宮頸がんワクチンの供給不・・・
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2011年03月29日(火)
[予防接種] 小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン、4月1日から接種再開
- 厚生労働省は3月29日に、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンの接種を4月1日より再開すると公表した。小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンは、同時接種後の死亡報告が複数あったため、平成23年3月4日より一時的に接種を見合わせていた。3月24日に行われた厚労省の検討会による「小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性の評価結果について」を踏まえ、安全性に懸念はないとして、再開を決めたもの(p1参照)。・・・
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2011年03月25日(金)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン、持続効果が6.4年というわけではない
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政府は3月25日に、子宮頸がん予防に向けたワクチン接種に関する質問に対する答弁書を公表した。
参議院議員は、子宮頸がん予防に向け、全国の自治体がヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を実施するため、国が平成22年より公費助成をスタートしたことに関連し、現政権の見解を問うとしている。
質問内容は(1)現在、全国で接種されているワクチン「サーバリックス」の効果と副作用(2)ワクチンの効果の持続期間や・・・
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2011年03月24日(木)
[予防接種] 小児用肺炎球菌とヒブの同時接種、保護者の同意を得て実施
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厚生労働省は3月24日に、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性の評価結果を公表した。
平成23年3月2日以降、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンを含むワクチン同時接種後の乳幼児において7件の死亡例が報告されている。厚労省の調査会・検討会では、全死亡例について、解剖所見、カルテ等から疾病の経過や疾病の重篤度について詳細な情報を入手し、評価を実施(p5~p6参照)。その結果、「現段階の情報において・・・
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2011年03月11日(金)
[予防接種] 異物混入と死亡例との関連、情報ないままヒブワクチン回収へ
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厚生労働省は3月11日に、ヒブワクチン(商品名「アクトヒブ」)自主回収に関するQ&Aを公表した。これは、「アクトヒブ」を接種する際に使用する溶液を入れた注射器内に、異物の混入が2件確認されたことによるもの。
Q&Aでは、(1)自主回収の対象となっているヒブワクチンは、既に接種に使われているのか(2)回収の対象となっているワクチンの接種を受けたが、大丈夫か(3)異物の混入と、最近のワクチン接種後の死亡事例との・・・
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2011年03月09日(水)
[予防接種] 小児用ワクチン接種見合わせ、専門家の検討結果等をQ&Aに追加
- 厚生労働省は3月9日に、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種の一時的見合わせについてのQ&A(平成23年3月9日版)を公表した。厚労省は3月4日に、3月2日以降、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー水性懸濁皮下注)およびヒブワクチン(アクトヒブ)など同時接種後の死亡例が報告されたことをうけ、ワクチン接種の一時中止を決めている。また、続く3月8日の薬事・食品衛生審議会・医薬品等安全対策部会の安全対策調査会及・・・
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