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2011年03月07日(月)
[予防接種] 子宮頸がんワクチン供給不足、当面、新規接種は見合わせ
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厚生労働省が3月7日に発出した、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の円滑な実施に関する事務連絡。
子宮頸がん予防ワクチンについては、急速な需要の増大に対応できず供給不足となっており、製造販売業者より、出荷制限等が実施されている。これを受けて厚労省は、安定供給確保の努力を引き続き要請するとともに、「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の実施について」(平成22年11月26日付通知)の改正を含め、対応方・・・
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2011年03月04日(金)
[予防接種] 小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの同時接種、一時中止へ
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厚生労働省は3月4日に、小児用肺炎球菌ワクチンおよびヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と、接種を一時的に見合わせることを公表した。
3月2日から3月4日までの間に、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー水性懸濁皮下注)およびヒブワクチン(アクトヒブ)など同時接種後の死亡例が4例報告された。ワクチン接種と死亡との因果関係は評価不能または不明とされており、現在詳細な調査を実施中という。
厚労省は自治体お・・・
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2011年03月03日(木)
[予防接種] 麻しん風しんワクチン接種率、第2期では70%を超える
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- 平成22年度12月末中間評価 都道府県別麻しん・風しん含有ワクチン接種率 接種対象群別結果一覧(平成22年4月~12月)(3/3)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 調査・統計
資料によると、麻しんワクチンの接種率は全国平均で、第2期が70.9%、第3期が68.9%、第4期が58.8%となっている。風しんワクチンの接種率は、同じく全国平均で、第2期が70.9%、第3期が69.0%、第4期が58.9%となっている(p1参照)。なお、一覧表中、佐賀県のみ11月末時点の数値となって・・・
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2011年03月02日(水)
[医学研究] 各省庁のライフサイエンス研究事業の成果と課題を整理
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内閣府が3月2日に開催した、総合科学技術会議・基本政策専門調査会のライフサイエンスプロジェクトチームで配付された資料。この日は、平成18~22年度におけるライフサイエンス分野の推進戦略について、総括的フォローアップ案が事務当局より示されている。これは、各省庁が推進しているライフサイエンス分野関係事業費と、実績等をまとめたもの。
このうち、疾病の予防・治療・診断については、文部科学省による「個人の遺伝・・・
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2011年02月28日(月)
[予防接種] 小児用肺炎球菌ワクチン接種に関わる詳細Q&Aを公表
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厚生労働省は2月28日に、医療従事者向けの肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)のQ&Aを公表した。Q&Aは、(1)肺炎球菌による感染症(2)ワクチン(3)ワクチンの接種―の3項目についてまとめられている。
(1)の肺炎球菌による感染症では、肺炎球菌の特徴や引き起こされる感染症、およびリスク等について7つの質問と回答がまとめられている。特にQ2では、2歳未満の侵襲性肺炎球菌感染症の原因菌として頻度の高い7種の血・・・
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2011年02月28日(月)
[新型インフル] 新型インフルエンザ対策行動計画、地域レベルでの対策示す
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厚生労働省は2月28日に、新型インフルエンザ対策行動計画に対する新型インフルエンザ専門家会議としての見直し意見書を公表した。
これは、現行の行動計画について、新型インフルエンザの病原性や感染力は様々なものが想定されることから、対策も多様であることを踏まえ、その程度に応じた適切な対策へと切り替えるもの。具体的には、地域(都道府県)レベルでの発生段階を設け、地方自治体が、地域の状況に応じて対策を実施で・・・
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2011年02月27日(日)
[予防接種] ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)に関するQ&Aを公表
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厚生労働省は2月28日に、「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン」に関するQ&Aを公表した。
Q&Aでは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)の(1)感染症(6問)(2)ワクチン(6問)(3)ワクチンの接種(留意事項や接種間隔・時期)(7問)―について説明している(p1~p6参照)。
たとえば(1)のQ3では、感染拡大経路について、「ヒトからヒトに感染をする細菌であり、感染経路は、保菌者からの気道分泌・・・
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2011年02月16日(水)
[診療報酬] 再生医療の推進に、高度医療の柔軟運用を検討 中医協総会
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厚生労働省が2月16日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、医療と介護との連携のうち在宅歯科医療・在宅における薬剤師業務、再生・細胞医療推進に向けた医療保険サイドからのアプローチなどについて議論を行った。
在宅における歯科医療や薬剤師業務が、治療成績の向上や、医療費の無駄削減に対して大きな効果を与えることが知られている。たとえば、要介護者に対する口腔ケアを行うことで、誤嚥性肺炎の発症・・・
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2011年01月20日(木)
[予防接種] 1745市区町村が子宮頸がん等3ワクチン接種事業を実施予定
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厚生労働省は1月20日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業(平成22年度補正予算)の実施状況を公表した。調査は都道府県を通じてすべての市区町村(1750市区町村)を対象として、平成22年12月14日~同20日までの期間で行われた。回収率は100%であった(p1参照)。
集計は(1)実施対象ワクチン別の事業実施予定市区町村数(2)個別ワクチン別の事業実施予定市区町村数(3)事業開始時期・個別ワクチン別の事業実施予・・・
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2010年12月22日(水)
[医療安全] 薬剤内服の際、誤ってPTP包装を飲んだ事故、重要事例として提示
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- 医療事故情報収集等事業 第23回報告書(12/22)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
今回の報告書では、平成22年7~9月に機構に報告された医療事故等の情報を分析している。個別テーマには、「病理に関連した医療事故」「食事に関連した医療事故」「薬剤内服の際、誤ってPTP包装を飲・・・
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2010年12月16日(木)
[予防接種] 子宮頸がん・ヒブ・小児肺炎球菌3ワクチン、85%の市町村で実施
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厚生労働省はこのほど、平成22年度補正予算で行われているワクチン接種緊急促進事業の実施状況を公表した。調査対象は全1750の市区町村で、調査期間は平成22年11月19日~26日であった。回答率は100%であったが、本調査後に全国都道府県担当者会議が開催されており、実施内容・時期等未定の市区町村等に対しては、追加の調査が実施される(p1参照)。
調査内容は(1)都道府県別のワクチン接種緊急促進基金の造成予定時期・・・
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2010年12月15日(水)
[医療安全情報] B型肝炎ウイルス保有者の分娩では、小児科医とも情報連携を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(12/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
事例は、B型肝炎ウイルスキャリアの母親から生まれた子供に対し、プロトコールに従った母子感染防止対策(抗HBsヒト免疫グロブリンの投与だけでなく、B型肝炎ワクチン投与も行う)を実施しなかった事、というもの。産科医は、(1)一般の1ヵ月検診(2)HBワクチン接種を担当する小児の・・・
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2010年12月14日(火)
[予防接種] 米国ACIPに準じた「ワクチン局」設置は考えていない 政府
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政府は12月14日に、日本版ACIP設置に関する質問に対する答弁書を公表した。
ACIP(Advisory Committee on Immunization Practices)とは、アメリカの「ワクチン接種に関する諮問委員会」のことで、科学的根拠に基づいた指針の提示や、予防接種政策の評価と改定、ワクチンの品質・安全性のモニタリングなどを行う。ACIPの議論は公開されており、検討結果に基づいてCDC(米国疾病予防管理センター)などに予防接種を推奨している・・・
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2010年12月09日(木)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチンなどを促進する臨時特例交付金を説明
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厚生労働省が12月9日に開催した、全国担当者会議(子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金)で配付された資料。交付金の概要などについて説明が行われた。
子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金は、(1)子宮頸がん予防(HPV)ワクチン(2)ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)ワクチン(3)小児用肺炎球菌ワクチン―の3種類のワクチン接種を促進するために、都道府県に基金を設置するもの。この基金・・・
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2010年11月29日(月)
[新型インフル] 行動計画の見直し案、「発熱外来」の患者集中を回避
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厚生労働省が11月29日に開催した、新型インフルエンザ専門家会議で配付された資料。この日は、新型インフルエンザ対策行動計画の見直しについて議論した。
行動計画の見直しにあたっては、6月に公表された「新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議報告書」の提言等を踏まえ、新型インフルエンザ対策の実効性を高め、更なる対策の推進を図るため検討が行われてきた。
資料では、行動計画の構成について、現行と見直し案を・・・
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2010年11月24日(水)
[新型インフル] 妊婦も感染したら早期に抗ウイルス薬を 産科婦人科学会
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日本産科婦人科学会はこのほど、抗インフルエンザウイルス薬を投与した妊婦の出産と小児に対する、安全性を調査した中間報告を公表した。
新型インフルエンザ(A/H1N1)は2009年に世界的な大流行を引き起こし、妊婦に肺炎等が合併しやすく、死亡のリスクが高いことが海外から報告された。そこで、日本産科婦人科学会は、「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応(Q&A)・・・
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2010年11月24日(水)
[インフル] 具体的流行対策とワクチンおよび治療薬供給量などを公表
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厚生労働省は11月24日に、今冬のインフルエンザ総合対策の推進についての通知を発出した。毎年繰り返される季節性インフルエンザの流行および、昨年流行した新型インフルエンザの再流行の可能性を踏まえ、総合的な対策および予防策の徹底を関係各所に要請している(p1参照)。
資料によれば、本年の主な具体的対策は(1)専用ホームページの開設(2)予防啓発ポスターの作成と電子媒体形式での提供(3)インフルエンザQ&A・・・
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2010年11月22日(月)
[予防接種] 子宮頸がん、小児用肺炎球菌ワクチン等は国費で 東京都等
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東京都は11月22日に、子宮頸がん予防、ヒブ及び小児用肺炎球菌ワクチン接種に係る地方負担について、国に対して要望を行ったことを公表した。これは11月15日に開催された九都市首脳会議(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)において合意されたもの。今回は九都県市を代表して千葉市が国に要望を提出した(p1参照)。
これまで全額個人負担であった任意接種に関して、公費・・・
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2010年11月12日(金)
[予防接種] HPVワクチン公費負担の助成対象に、小学6年生の追加を
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- 子宮頸がん予防HPVワクチン公費助成の接種年齢について―とくに、小学6年生に対する助成―(11/12)《子宮頸がん征圧をめざす専門家会議》
- 発信元:子宮頸がん征圧をめざす専門家会議 カテゴリ: 保健・健康
子宮頸がん予防HPVワクチン(以下、HPVワクチン)の接種については、国の平成22年度補正予算で、22年度から行われる見通しがついてきた。しかし、現在、厚労省からのQ&A集によると、HPVワクチン接種対象者は、中学1年生から高校1年生となっており、・・・
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2010年11月04日(木)
[23年度予算] 「元気な日本復活特別枠」要望、パブリックコメント結果報告
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政府が11月4日に開催した、元気な日本復活特別枠に関する評価会議で配付された資料。この日は、10月19日まで受付けていた「元気な日本復活特別枠」要望における、パブリックコメントの結果が報告された。
厚生労働省は15の要望事業を提示しており、あわせて6972の意見が寄せられた(p10参照)。
「地域医療確保推進事業」については、「医師確保、勤務医の負担軽減など地域医療の確保に資する」「質の高い医療を効率的に・・・
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2010年10月29日(金)
[予防接種] 肺炎球菌ワクチン誤接種防止のため、接種対象者の年齢確認を
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厚生労働省は10月29日に、肺炎球菌ワクチン誤接種防止対策に関する通知を発出した。
肺炎球菌による感染症を予防するワクチン(以下「肺炎球菌ワクチン」)には、主として高齢者などを対象とする「ニューモバックスNP」と、2ヵ月齢以上9歳以下の小児を対象とする「プレベナー水性懸濁皮下注」が販売されている。この2種類のワクチンについて、それぞれ接種対象者ではない者への誤接種の事例が複数報告されていること、および誤・・・
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2010年10月29日(金)
[予防接種] 接種事業における役割分担や費用負担について提案 厚労省
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厚生労働省が10月29日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、予防接種について包括的に議論した。
厚労省当局からは、これまでの意見の整理(案)が提示された(p5~p13参照)。整理(案)では、(1)対象となる疾病・ワクチンのあり方(2)予防接種事業の適正な実施の確保(3)予防接種に関する情報提供(4)接種費用の負担(5)予防接種に関する評価・検討組織(6)ワクチン・・・
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2010年10月19日(火)
[インフル] イナビルの発売、「純国産薬の発売は素晴らしい」 厚労相
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細川厚生労働大臣が10月19日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、インフルエンザワクチンについてコメントしている。
第一三共株式会社が、抗インフルエンザウイルス薬「イナビル」という、純国産の長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤を発売した。これについて、細川厚労相は、「インフルエンザが国民的にも心配な病気でありますから、それに対する純国産の薬が出てきてインフルエンザに対応出来るということは素晴ら・・・
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2010年10月12日(火)
[新型インフル] 国内産新型ワクチン、医療機関は239万回分の引き上げ希望
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- 「新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの在庫品の取扱いについて」【差し替え】(10/12)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 新型インフルエンザ対策推進本部 カテゴリ: 新型インフル
10月12日現在、国内新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの医療機関在庫の引き上げ希望本数は、(1)0.5mLシリンジ製剤が約12万回分(2)1mLバイアル製剤が約191万回分(3)10mLバイアル製剤が約36万回分―で、合計約239万回分となっている。一方、有効期限切れの輸入ワクチン「乳濁細胞培養A型インフルエンザHA・・・
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2010年10月12日(火)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン等、予防接種法の定期接種にすべき
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厚生労働省が10月6日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、予防接種の適正実施や費用負担などについて議論を行ったほか、細川厚労相に宛てて子宮頸がんの予防ワクチン(HPVワクチン)などを予防接種法における定期接種に位置づけるべきとする意見を取りまとめた。
子宮頸がんの主原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものであり、ワクチン接種と定期検診で予防するこ・・・
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