-
2011年11月16日(水)
[予防接種] 不活化ポリオワクチンの速やかな承認申請を要望 日医
-
日本医師会は11月16日の定例記者会見で、ポリオワクチンに対する見解を発表した。
日医は、平成12年7月に福岡県で発生した生ポリオワクチン(OPV)による副反応および2次感染の事例を受け、不活化ポリオワクチン(IPV)の早期導入を強く要望してきた。
ポリオワクチンについては、平成23年春、DPT+IPVの4種混合ワクチンの承認申請が出される見込みとなり、単独IPVの承認申請も出される見込みとなっている。そのため、OPVの・・・
-
2011年11月15日(火)
[医療安全情報] 院内の予防接種マニュアルを遵守し、有効期間の確認を
-
- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(11/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
ある事例では、イン・・・
-
2011年11月11日(金)
[インフル] A/H1N1亜型も季節性に含めた予防・治療等の対策を公表
-
厚労省は11月11日に、この冬のインフルエンザ流行シーズンに備え、インフルエンザ総合対策を取りまとめた。平成21年に流行が見られた新型インフルエンザ(A/H1N1)については、今シーズンからは季節性インフルエンザとして対策を行うこととしている(p1参照)。
具体的対策としては、(1)専用ホームページの開設(2)予防啓発ポスターの作成と提供(3)インフルエンザQ&Aの作成・公表(4)予防接種(5)ワクチン・治療薬・・・
-
2011年11月10日(木)
[予防接種] Hibと小児用肺炎球菌ワクチン、定期予防接種の対象に要望
-
- 細菌性髄膜炎予防するワクチンの早期定期接種化と接種費用助成制度継続に関する要望書(11/10)《細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会》
- 発信元:細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会 カテゴリ: 保健・健康
要望書では、日本はWHO(世界保健機関)が推奨しているHib(ヒブ)、小児用肺炎球菌、水痘、おたふく、HPV、不活化ポリオ、B型肝炎ワクチンについては、定期接種(無料)の対象となっておらず、日本に住む子どもたちは感染症の脅威にさらさ・・・
-
2011年10月19日(水)
[先進医療] 「自家嗅粘膜移植による損傷脊髄機能の再生治療」など2件が「適」
-
厚生労働省が10月19日に開催した、先進医療専門家会議で配付された資料。この日は、7~9月受付分の新規技術届出状況や第3項先進医療(高度医療)に係る新規技術の科学的評価等について報告を受けた。
7~8月受付分の新規届出技術のうち、(1)樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法(適応拡大)(2)自家嗅粘膜移植による損傷脊髄機能の再生治療―の2つが、総評で「適」となっている(p5~p6参照)。
また・・・
-
2011年10月14日(金)
[ポリオ] 不活化ワクチンへの移行に向け、具体的な切り替え方法を議論
-
厚生労働省が10月14日に開催した、不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会で配付された資料。この日は、生ワクチン(OPV)から不活化ワクチン(IPV)への移行時の対応について議論を行った。
不活化ポリオワクチンの導入が平成24年度後半に行われることが決まったため、生ワクチン接種を控える母親が増加しているという。生ワクチンから不活化ワクチンへの移行時にはこのような問題が生じることが予見されている。厚・・・
-
2011年10月05日(水)
[インフル] 北里以外でワクチン増産、供給量の見込み約2850万本
-
厚生労働省はこのほど、季節性インフルエンザワクチンの供給量(第3報:10月5日時点)に関する事務連絡を発出した。
厚労省は、平成23年9月に、北里第一三共ワクチン株式会社(以下、北里)が製造中の季節性インフルエンザワクチン(以下、ワクチン)の一部でトリレオウイルス(トリの関節炎の原因、ヒトへの病原性は知られていない)の混入が確認されたことを踏まえ、今シーズンのワクチン供給予定量を随時情報提供することと・・・
-
2011年10月04日(火)
[ポリオ] ポリオワクチン接種が、ポリオ予防の唯一の方法 厚労省
- 厚生労働省は10月4日に、ポリオワクチンの接種に関する広報を行った。厚労省は、不活化ポリオワクチンの導入に向けた取組みを進めているが、導入までに一定の期間を要することから、「ポリオワクチン接種を待つ者が増えるとポリオに対する免疫を持たない者が増え、国内でポリオの流行が起こってしまう危険性がある」ことを通達している。そのため、秋の接種シーズンに当たって、同ワクチンについて、国民に正確な情報を伝えるた・・・
-
2011年09月26日(月)
[インフル] 北里第一三共のインフルワクチン出荷不可、正確な情報提供行う
-
厚生労働省は9月26日に、季節性インフルエンザワクチンの安定供給対策の徹底に関する通知を発出した。
季節性インフルエンザワクチンの供給に関しては、北里第一三共ワクチン株式会社(以下、北里)の製品に一部不適合の可能性があるとされてきた。
今般、当該製品について再試験を行ったところ、トレリオウイルス(トリの関節炎の原因、ヒトへの病原性は知られていない)が混入していることが判明した。これにより、厚労省・・・
-
2011年09月13日(火)
[先進医療] 生体ドナーからの小腸部分移植は「適」評価
-
厚生労働省が9月13日に開催した、先進医療専門家会議で配付された資料。この日は、5~8月受付分の届出状況や、第3項先進医療(高度医療)に係る新規技術の科学的評価等について報告を受けた。
5~6月受付分の新規届出技術のうち、「膀胱癌における膀胱全摘除術における内視鏡下手術用ロボット支援」などロボット支援技術3件は保留、先天異常症に対するMLPA染色体検査など2件は使用医薬品等が薬事法未承認・薬事法適用外のため・・・
-
2011年09月12日(月)
[インフル] ワクチンの一部不良により、ワクチン供給量に影響出る恐れも
-
厚生労働省は9月12日に、季節性インフルエンザワクチンの供給の遅延に関する事務連絡を発出した。
事務連絡によると、今般、北里第一三共ワクチン株式会社(以下、北里)が製造中の季節性インフルエンザワクチン原液の一部で、品質試験において不適合の可能性があることが判明したという。そのため、現在、北里により再試験が実施されているが、再試験の結果が確認されるまで、予定していた9月中の出荷が不可能となったとして・・・
-
2011年09月12日(月)
[予防接種] 子宮頸がんワクチン接種の女性死亡、現段階では因果関係なし
-
- 薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会及び子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催)(平成23年度 第5回 9/12)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 保健・健康
まず、副反応報告状況を見ると、平成23年6月1日(子宮頸がん予防ワクチンは、需給バランスが著しく崩れたため一時接種制限がなされていた)~8月22日におけるメーカーからの報告・・・
-
2011年09月02日(金)
[新型インフル] 医療従事者補償、ワクチン接種など課題言及 全国知事会
-
全国知事会は9月2日に、新型インフルエンザ対策行動計画(案)についての見解を公表した。
2011年8月に、国の「新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議」において新型インフルエンザ対策行動計画の改定案がまとめられた。しかし、対策の実効性を確保するための法令整備や医療従事者の身分保障等の重要課題に対する明確な方針が示されないなど不十分な点が認められると知事会は指摘し、再度検討を求・・・
-
2011年09月01日(木)
[意見募集] ロタウイルスワクチン追加に伴い、生物学的製剤基準を改正
-
厚生労働省は9月1日に、生物学的製剤基準の一部を改正する件(案)に関する意見の募集を開始した。
生物学的製剤とは、動物や微生物などの生物、およびその生物が産生したタンパク質を用いて製造した薬剤のこと。生物学的製剤基準は、薬事法第42条第1項に基づき、保健衛生上特別の注意を要する医薬品である、ワクチン、血液製剤などについて、その製法、性状、品質、貯蔵法に関する具体的な基準を定めていもの。今回は新たに「・・・
-
2011年08月31日(水)
[ポリオ] 不活化ワクチン導入で、生ワクチン接種控え等生じないよう対策を
-
厚生労働省が8月31日に開催した、「不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」の初会合で配付された資料。
ポリオ(小児麻痺)は、予防接種法上の一類疾病に位置づけられ、生後3ヵ月~90ヵ月(標準的には18ヵ月)の間に2回の予防接種を受けることとなっている。これにより、ポリオ患者は激減し、昭和56年以降、野生株によるポリオ症例は報告されていない(p7参照)。
ところで、我が国では、経口生ポリオワクチ・・・
-
2011年08月30日(火)
[医療安全] 22年の医療事故報告は2703件で過去最多 医療機能評価機構
-
- 医療事故情報収集等事業 平成22年 年報(8/30)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
年報は、年に4回公表される報告書を再編するとともに、さらなる分析を加えている。大きく、(1)医療事故情報とヒヤリ・ハット事例の内容(p41~p149参照)(2)事故等の・・・
-
2011年08月25日(木)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチンにガーダシルを追加 厚労省
-
厚生労働省は8月25日に、「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の実施について」の一部改正に関する通知を発出した。
主な改正点は、子宮頸がん予防ワクチンの接種対象者に「平成22年度に市町村において、ワクチンの供給量の不足により、1回目の接種を行うことができなかったもの」を追加したことや、接種方法について、後述するガーダシル接種の場合を追加したことなど(p2~p18参照)。これまで、子宮頸がん予防ワクチ・・・
-
2011年08月19日(金)
[新型インフル] ワクチンの細胞培養法4事業者に計1019億円余を交付決定
- 厚生労働省は8月19日に、「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備臨時特例交付金」の第2次交付事業(細胞培養法ワクチン実生産施設整備等推進事業)について、採択結果を公表した。同特例交付金は、高病原性インフルエンザ発生時に必要なワクチンを国内で生産供給するための基盤整備事業として平成21年度補正予算において基金事業として措置されたもの。平成24年度までにワクチン生産のための実生産施設の構築・治験の実・・・
-
2011年08月18日(木)
[予防接種] 麻しん・風しん予防接種率、第4期では7割台に低下
-
厚生労働省は8月18日に、平成20年度~22年度 麻しん風しんワクチン接種状況(第1期~第4期)について公表した。公表された資料は、平成20年度~平成22年度の麻しん風しんワクチン接種状況を、第1期~第4期の各期ごとにまとめ比較したもの。
資料によると、第1期の接種状況は、平成20年度が麻しん・風しんともに94.3%、平成21年度が(同様)93.6%、平成22年度が(同様)95.6%と全体的に高く、北海道が3年連続で接種率95.0%・・・
-
2011年08月18日(木)
[24年度予算] 社会保障費の自然増認め、国民生活第一の施策を 民主党
-
民主党の陳情要請対応本部は8月18日に、寄せられた陳情等を4つの観点で整理し、平成24年度予算概算要求に対応するよう、政府に向けた要請を行った。
同本部では、平成24年度予算の概算要求に向けて、6月初旬に地方自治体や諸団体から要請事項のヒアリングを実施。また党本部においても、各種団体からの予算に関する要請や提案を面談や文書で受け付けており、これまでに来年度予算に向けた6000件を超える要請・提案を各省庁に伝・・・
-
2011年08月15日(月)
[意見募集] 新型インフルエンザ(A/H1N1)の経験踏まえ、行動計画改定へ
-
- 「新型インフルエンザ対策行動計画」(改定案)に対する意見募集(パブリックコメント)について(8/15)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 新型インフルエンザ等対策室 カテゴリ: 医療提供体制
我が国では、2005年12月、新型インフルエンザ対策を迅速かつ確実に講じるため、「世界保健機関(WHO)世界インフルエンザ事前対策計画」に準じて、「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定し、その後、科学的知見の蓄積を踏まえ、数次にわたり部分的な改定を行ってきている。今回の改定では、新型インフルエンザ(A/H1N1)・・・
-
2011年08月05日(金)
[予防接種] 22年度の麻しん・風しん予防接種率、第1・第2期は9割超維持
-
厚生労働省は8月5日に、平成22年度麻しん風しん予防接種(第1期~第4期)実施状況(2011年3月31日現在)について公表した。公表された資料は、(1)平成22年度麻しん風しんワクチン接種率全国集計結果総合表(2)都道府県順位別の平成22年度第1期麻しん風しんワクチン接種率全国集計結果(3)同第2期(4)同第3期(5)同第4期―の5種類。
調査結果を見ると、全国平均で第1期接種率は95.6%、第2期接種は92.2%、第3期は87.2%、・・・
-
2011年08月05日(金)
[意見募集] パンデミックに備え、新型インフルワクチン開発等の留意点示す
-
- パンデミックインフルエンザに備えたプロトタイプワクチンの開発等に関するガイドライン(案)に関する意見の募集について(8/5)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 カテゴリ: 新型インフル
新型インフルエンザ対策行動計画(平成21年2月改定)では、世界的大流行(パンデミック)に対応するため、「新型インフルエンザ発生後、ウイルス株が同定されてから6ヵ月以内に全国民分のパンデミックワクチンを製造することを目指す」とされている。そのため、パンデミックワ・・・
-
2011年07月25日(月)
[予防接種] 対象疾患や接種費用の負担等について、議論の中間整理行う
-
厚生労働省は7月25日に、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会における、これまでの主な議論の中間的な状況の整理等について公表した。これは、平成22年2月19日の「予防接種制度の見直しについて(第一次提言)」以降、「議論が必要と考えられる」とされた事項について、12回の議論を取りまとめたもの。
具体的には、(1)予防接種法の対象となる疾病・ワクチン(2)予防接種事業の適正な実施の確保(3)予防接種に関する・・・
-
2011年07月15日(金)
[予防接種] 弱毒性の新型インフル等に対応する改正予防接種法等が成立
-
7月15日の参議院本会議で、「予防接種法及び新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法の一部を改正する法律」が可決・成立した。
平成21年に流行した新型インフルエンザについては、蔓延を防ぐための予防接種が勧奨されたが、これは臨時的な措置であり、かつワクチン接種による健康被害の救済も特別措置法によるものであった。しかし、同様の新型感染症の発生も予想されることから、特別措置ではな・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。