-
2012年11月09日(金)
[予防接種] 3ワクチン定期接種化以降も公費接種事業を継続すべき
-
政府は11月9日に、「ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、不活化ポリオワクチンの接種事業に関する質問に対する答弁書」を公表した。
ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン(以下、3ワクチン)は、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金(以下、基金)により、接種費用の約9割が公費助成対象として措置されてきた。しかし、基金による事業は平成24年度までで、25年度以降・・・
-
2012年11月07日(水)
[新型インフル] 発生時の対策・行動に関して国に指針を求める 東京都他
-
東京都は11月7日に、国に対し「首都圏における新型インフルエンザ対策」に係る要望を行った。これは、9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)を代表する形で、東京都が厚生労働省等に要望したもの(p1参照)。
平成21年に世界各地で流行した新型インフル(インフルエンザ(H1N1)2009)の経験を踏まえ、23年9月には日本でも「新型インフルエンザ対策行動計画」が改訂・・・
-
2012年11月01日(木)
[ポリオ] 24年4~8月生ポリオワクチン接種率、切替え待ちで67.2%と低水準
-
厚生労働省は11月1日に、平成24年度春における「急性灰白髄炎(ポリオ)予防接種率」の調査結果を公表した。
これは、24年4月~8月(24年度春シーズン)のポリオ予防接種の状況を調べたもので、不活化ワクチンへの切替え直前の「生ワクチン接種」の状況が明らかになっている。
それによると、24年度春シーズンの生ポリオワクチン接種対象者は105万4000人で、うち接種者は70万8000人。接種率は67.2%となった(p1参照)。・・・
-
2012年10月31日(水)
[医療安全] 日本脳炎予防接種後に小児2名死亡、ワクチンとの因果関係は不明
-
厚生労働省は10月31日に、厚生科学審議会の下部組織である「日本脳炎に関する小委員会」を開催した。
日本脳炎の予防接種を行った後に小児が死亡する事例が複数あったため、厚労省当局は詳細な状況を小委に報告している。
死亡例の1つ目は、5~9歳未満の小児で、平成24年7月に日本脳炎ワクチンを接種した。接種翌日には、鼻水・咳・体熱感などの感冒症状が出、翌々日には38.9度の発熱が認められた。同日、頻回なけいれんが発・・・
-
2012年10月30日(火)
[医薬品] メキシレチン塩酸塩など8品目の「使用上の注意」改定 厚労省
-
厚生労働省は10月30日に、医薬品の「使用上の注意」の改訂に関する通知を発出した。
医薬品の品質、有効性および安全性に関する情報の収集、調査、検討などを踏まえ、「使用上の注意」の改訂が必要な医薬品と必要措置の周知徹底を図るもの。
今回、改訂が必要とされたのは、(1)メキシレチン塩酸塩(経口剤)(p2参照)(2)メキシレチン塩酸塩(注射剤)(p3参照)(3)イマチニブメシル酸塩(p4参照)(4)セ・・・
-
2012年10月29日(月)
[母子保健] 予防接種スケジュール欄など、母子健康手帳の様式を変更
-
- 母子健康手帳の任意記載事項様式の改正について(10/29付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康
予防接種実施規則の一部を改正する省令(平成24年9月28日改正)に基づき、24年11月1日より沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチンが使用可能になる。
これに伴い、同日より「母子健康手帳の任意記載事項の改正について」(24年1月13日付、雇児母発0113第1号)の一部を改正し、任意記載事項様式の一部について、変・・・
-
2012年10月29日(月)
[ポリオ] 4種混合ワクチン導入に伴い、母子健康手帳の様式を一部改正
-
厚生労働省は10月29日に、母子保健法施行規則の一部を改正する省令の公布及び母子健康手帳の記載事項の取扱いに関する通知を発出した。
予防接種実施規則の一部を改正する省令(平成24年9月28日改正)に基づき、24年11月1日より沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン(以下、4種混合ワクチン)(24年7月27日に薬事承認)が使用可能になる。
これに伴い、母子保健法施行規則に基づく母子健康手帳の様式の・・・
-
2012年10月23日(火)
[予防接種] 不活化ポリオワクチンの追加(第4回目)接種を認める
-
厚生労働省は10月23日に、「定期の予防接種の実施について」の一部改正に関する通知を発出した。
10月1日から、ポリオワクチンが、罹患リスクのある生ワクチンから、リスクのない不活化ワクチンへ切り替えられた。これに関連し、不活化ワクチンの有効性・安全性が改めて確認(第4回目、つまり追加接種の有効性・安全性)されたことから、「定期(一類疾病)の予防接種実施要領」が一部改正されている。
主な改正内容は、新た・・・
-
2012年10月23日(火)
[ポリオ] 不活化ワクチン接種、追加免疫は初回免疫後6ヵ月以上の間隔を
-
厚生労働省は10月23日に、医薬品の「使用上の注意」の改訂に関する通知を発出した。
ポリオ罹患リスクのある生ポリオワクチンから、リスクのない不活化ポリオワクチン(販売名:イモバックスポリオ皮下注)への切替えが9月1日に実施された。また、不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチンも11月1日から導入されることとなっている。
今般の通知では、国内臨床試験により、不活化ポリオワクチンの4回目接種(追加接種)時・・・
-
2012年10月17日(水)
[25年度予算] 医療崩壊防ぐため、緊急の診療報酬大幅引上げを 保団連
-
- 2013(平成25)年度政府予算編成に対する要望書(10/17)《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 予算・人事等
2013年度概算要求総額は、一般会計・東日本大震災復興特別会計を合わせ、過去最大の102兆5000億円となった。しかし、政府は国債費を除く歳出を71兆円以下に抑えるため、要求額を大幅に切込むとしている。
保団連は、社会保障関係予算のなかで・・・
-
2012年09月28日(金)
[ポリオ] 11月1日から4種混合ワクチンにも、不活化ポリオワクチン導入
-
厚生労働省は9月28日に、「予防接種実施規則の一部を改正する省令の施行等」に関する通知を発出した。
これは、「ジフテリア、百日せき、ポリオ、破傷風の4種混合ワクチン」について、不活化ポリオワクチンが導入されることを周知するもの。
ポリオ罹患リスクのある生ポリオワクチンから、リスクのない不活化ワクチンへの切替えが9月1日に実施された。今般、不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチンが11月1日から導入され・・・
-
2012年09月26日(水)
[医療大賞] 地域医療の現場で長年活躍する医師を顕彰 日医
-
日本医師会は9月26日の定例記者会見で、「日本医師会 赤ひげ大賞」を創設したことを発表した。
この賞は、「地域の医療現場で長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当てて顕彰すること」を目的に、日本医師会・産経新聞社主催(特別協賛:ジャパンワクチン株式会社)により創設された。
各都道府県医師会長が1名ずつ推薦した候補者の中から受賞者を決める。推薦基準は、(1)地域医療の現場・・・
-
2012年09月14日(金)
[薬害] 統一株MMRワクチンから自社株への移行、事実隠ぺいの意図なし
-
政府は9月14日に、「『おたふくかぜワクチンに関するファクトシート』の記述とMMRワクチン薬害事件の検証に関する質問」に対する答弁書を公表した。
阿部知子議員(衆議院)は、平成22年7月7日に提出された「おたふくかぜワクチンに関するファクトシート」では、「平成3年10月にMMRワクチンの統一株が使用中止され、自社株MMRが導入された」ものと読めるが、実際には、統一株は使用継続されていたと指摘。さらに、この記述は髄・・・
-
2012年09月11日(火)
[予防接種] 3ワクチンの予防接種法改正法案、早期提出を目指し市町村と調整
-
政府は9月11日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に関する質問に対する答弁書を公表した。
子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業臨時特例交付金により、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチンおよび小児用肺炎球菌ワクチン(以下、3ワクチン)の接種促進のための基金を都道府県に設置し、平成23年度末までを期限として事業を展開してきた。しかし、現況では事業が継続されており、25年3月31日までに実施する事業が補助・・・
-
2012年09月03日(月)
[ポリオ] 不活化ワクチンの価格見直しは難しいとのメーカー回答
-
- 「ポリオ不活化ワクチン予防接種の円滑な実施への協力について(依頼)」に対するワクチンメーカーからの回答について(9/3)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 保健・健康
この依頼は、平成24年9月1日からポリオ生ワクチンを廃止し、不活化ワクチン(IPV)に切り替えるにあたり、定期接種に用いられるワクチンを製造するサノフィパスツール株式会社に7月23日に行ったもの(p1参照)。IPVの内外価格差が2~5倍と大きいことから、国内での適正な価格設・・・
-
2012年08月24日(金)
[高度医療] 高度医療終了間近、終了後の助言方針等をルール化し適正管理
-
厚生労働省は8月24日に、高度医療評価会議を開催した。この日は、新規技術の評価などを行ったほか、高度医療の精査ルールについて検討を行った。
高度医療は、薬事法未承認の機器や医薬品を用いた医療技術について、保険併用につなげる仕組み(先進医療としても認められる必要がある)。保険併用によって症例を集積し、未承認機器等の薬事法承認を進める狙いがある。
そこで厚労省は、「実施症例数または実施期間終了間近の・・・
-
2012年08月21日(火)
[医薬品等] 23年の医薬品国内生産額は6兆9874億円、機器は1兆8085億円
-
厚生労働省は8月21日に、平成23年の薬事工業生産動態統計年報の概要を発表した。これは、医薬品、医薬部外品、衛生材料および医療機器の生産(輸入)などの実態を明らかにするために、毎年実施されているもの。
医薬品について見てみると、23年の国内生産金額は6兆9874億円(対前年比3.1%増)、外国からの輸入金額は2兆5313億円(同9.3%増)で、合計9兆5187億円であった(p7参照)(p30参照)。
国内生産分に注目・・・
-
2012年08月18日(土)
[意見募集] 不活化ポリオワクチン含む4種混合ワクチンを承認、11月から導入
-
厚生労働省は8月18日に、「予防接種実施規則の一部を改正する省令案」に関する意見募集を開始した。
ポリオワクチンについては、平成24年9月1日より、従来の感染の可能性がある生ワクチンから不活化ワクチンに切替えられる。
これに関連し、7月27日に不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチン(沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン)が薬事承認されたため、予防接種法実施規則の見直しが行われる。
・・・
-
2012年08月08日(水)
[予防接種] 地域間や経済的格差なく、7ワクチンすべて定期接種化を 日医
-
日本医師会は8月8日の定例記者会見で、「予防接種法の改正に対する日本医師会の見解~7ワクチンすべての定期接種化に向けて~」を公表した。
平成24年5月に開催された厚生科学審議会の予防接種部会「第二次提言」で、医学的・科学的観点から7ワクチン(子宮頸がん、Hib、小児用肺炎球菌、おたふくかぜ、水痘、成人用肺炎球菌、B型肝炎)の接種促進について明示された。しかし財源上、定期接種化に当たっては、補正事業で公費接・・・
-
2012年08月01日(水)
[結核対策] BCGの接種年齢、現行の「生後6ヵ月未満」から引上げ
-
厚生労働省は8月1日に、厚生科学審議会感染症分科会の結核部会を開催した。この日は、BCGの接種時期見直しについてまとめた。
結核は、依然として恐るべき感染症の1つであり、我が国でも小児結核予防のため、BCG(結核弱毒性生ワクチン)の接種が行われている。BCGの対象年齢は、従前「4歳未満」であったが、平成17年に「生後6ヵ月未満」に引下げられた(p5参照)。
しかし、BCG接種後の骨髄炎発生等が増加している。副・・・
-
2012年07月31日(火)
[予防接種] 新たな予防接種追加時の財政支援、市町村と検討
-
政府は7月31日に、「学校施設における予防接種に関する質問」に対する答弁書を公表した。
予防接種法(昭和23年法律第68号)に基づく定期接種は、子どもが医療機関で接種を受けるいわゆる「個別接種」が原則だ。しかし実際には、学校施設を活用した「集団接種」による実施が容認されているのが現状である。
これを踏まえ、上野通子議員(参議院)は、(1)個別接種を原則とする理由と、集団接種の近年の実施状況(2)子宮頸・・・
-
2012年07月31日(火)
[ポリオ] 9月1日の不活化ワクチンへの切替控え、予防接種実施要領を改正
-
厚生労働省は7月31日に、「予防接種実施規則の一部を改正する省令の施行等」に関する通知を発出した。
ポリオワクチンについて、今年9月から一斉に不活化ワクチンへの切替が行われる。これに伴い、本通知では「定期(一類疾病)の予防接種実施要領」を一部改正している。
改正点は、(1)ポリオ定期予防接種の初回接種は、不活化ポリオワクチンを20日以上の間隔をおいて、3回、1回あたり0.5ml皮下に接種する(2)ポリオ定期・・・
-
2012年07月30日(月)
[新型インフル] ワクチンの一元的な予約受付など、流通改善を
-
厚生労働省は7月30日に、新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会報告書を公表した。
平成21年4月に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1)に対応するため、21年10月に約7700万人分のワクチンが確保・出荷されたが、一部の医療機関において在庫過多が発生、製造・流通業者の負担で医療機関からの在庫引上げが行わる事態となった(p6参照)。
こうした経緯を踏まえ、流通改善に向けた検討会が設置され、議論・・・
-
2012年07月27日(金)
[予防接種] HPV16型・18型の子宮頸がん予防を目的にサーバリックスを承認
-
政府は7月27日に、「子宮頸がんを予防するワクチンに関する質問」に対する答弁書を公表した。
子宮頸がんの原因となるハイリスク型のヒトパピローマウイルス(以下、HPV)は、10種類以上ある。子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」は、これらのHPVのうち、HPV16型および18型に対して有効とされている。しかし、日本人患者にはHPV52型および58型の検出率が多く、これに対するサーバリックスの予防効果は10%程度という。ま・・・
-
2012年07月23日(月)
[ポリオ] 不活化ポリオワクチンの適正価格と円滑供給を依頼 厚労省
-
厚生労働省は7月23日に、「ポリオ不活化ワクチン予防接種の円滑な実施への協力」を依頼する文書をサノフィパスツール株式会社に宛てて送付した。
ポリオワクチンの予防接種については、本年9月1日から、ポリオ罹患の可能性がある生ワクチン(OPV)を廃止し、不活化ワクチン(IPV)に一斉に切り替えられる。ただし、現在、定期予防接種できる不活化ポリオワクチンは、サノフィパスツール社の「イモバックス/IPOL」のみである。・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。