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2012年03月23日(金)
[看護] 手術の第1助手等は絶対的医行為、気管切開等の助手は看護師でも可
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厚生労働省は3月23日に、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループを開催した。この日は、前回に引続き、具体的な行為が「絶対的医行為(医師しか行えない)」「特定行為」「一般の医行為」などのいずれに該当するかの検討を行った。
厚労省当局は前回(2月28日)会合で、「動脈ラインからの採血」など24項目について、上記のどの行為に該当するかの評価シートを示した。
今回は、新たに26項目について評価シー・・・
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2012年03月19日(月)
[診療報酬] 同一部位への複数手術、コスト軽減等を踏まえて手術料等を減算
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厚生労働省は3月19日に、複数手術に係る費用の特例について通知を発出した。これは、同日に公布された厚生労働省告示第138号の解釈通知である。
一般に、同一の部位、病巣に対し2つ以上の手術が必要なケースでは、別個に行うよりも、同時に実施したほうがマンパワーや薬剤等のコストが軽減できる。もっとも、かえって手間が煩雑になる場合などもある。そこで、本告示・通知では、どの手術とどの手術を同時に行った場合に、手術・・・
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2012年03月16日(金)
[先進医療] 病気腎移植等の新規先進医療技術、書類不備等により「返戻」
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厚生労働省は3月16日に、先進医療専門家会議を開催した。この日は、平成23年11月から平成24年2月受付分の新規第2項先進医療や、先進医療・高度医療制度の見直しなどを議題とした。
平成23年11月受付分は、(1)病気腎(小径腎腫瘍など)を用いた修復腎移植術(2)MRガイド下で集束超音波器(ExAblate2000)用いたを子宮筋腫のアブレーション(MRgFUS)(3)金属代替材料としてのグラスファイバー補強高強度コンポジットレジン・・・
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2012年03月15日(木)
[医療安全情報] PTPシートのまま内服薬を誤飲する類似例等について注意喚起
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.64(3/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
No.50の「・・・
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2012年03月12日(月)
[医療提供体制] 心筋梗塞入院患者等に、高密度の医療提供する急性期病床群
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厚生労働省は3月12日に、急性期医療に関する作業グループを開催した。この日の議題は、「一般病床の機能分化を進め、急性期医療への人的資源の集中化を図るための具体的方策」。
厚労省当局は、いわゆる「急性期病床群(仮称)」についての考え方を整理した資料を提示した(p19~p20参照)。そこでは、「急性期病床群を医療法に位置づけることで、急性期と亜急性期の区分が明確になり、医療資源の効果的・効率的配置が促され・・・
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2012年03月06日(火)
[医療情報] 無痛治療や絶対安全な手術など非科学的表現、医療機関HPで禁止
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厚生労働省は3月6日に、医療情報の提供のあり方等に関する検討会の報告書を公表した。
社会保障審議会医療部会での医療提供体制改革に関する議論の過程において、医療機関のホームページの取扱いを含む医療に関する広告のあり方や、国民・患者にとって分かりやすい情報提供の推進などに関する意見があったことを踏まえ、5回にわたり検討会が議論を重ねてきた(p5参照)。
本報告書は、(1)医療に関する広告規制(2)医・・・
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2012年03月02日(金)
[意見募集] がん対策基本計画を見直し、チーム医療の推進、緩和ケアの充実
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厚生労働省は3月2日に、「がん対策推進基本計画(変更案)」に関する意見募集を始めた。
がん対策基本法に基づき、がん対策を総合的かつ計画的に推進するための「がん対策推進基本計画(以下、前基本計画)」が平成19年6月に策定された。前基本計画から5年が経過し、この間、がん診療連携拠点病院の整備や緩和ケア提携体制の強化などにより、がんの年齢調整死亡率は減少傾向で推移するなど一定の成果が得られている。
一方、・・・
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2012年02月27日(月)
[審査支払] 歯科報酬の審査上の一般的な取扱い8事例を追加 支払基金
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- 第2次審査情報提供事例(歯科)として8事例を追加(2/27)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では、審査の透明性を高め、審査の公平・公正性に対する関係方面からの信頼を確保するため、審査上の一般的取扱いについて医療関係者に情報提供を行っている。
歯科関係の審査情報提供は、これまで平成23年9月26日に第1次として10事例を公表しており、今回が第2弾にあたる。具体的には、(1)歯科衛生実地指導料2(2)・・・
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2012年02月03日(金)
[がん医療] がん医療の専門家養成する文科省プロジェクトに104大学が申請
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文部科学省は2月3日に、「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の申請状況を発表した。
がんは我が国の死因第1位疾患であり、予防、治療、緩和ケア、データベース整備など、さまざまな角度から対策がとられている。そうした中、文科省は、平成24年度予算の枠組みの中で、がん医療(手術、放射線療法、化学療法)に携わる「がん専門医療人」養成を行う大学の取り組み支援を行う。
そこで、全国の大学に対して養成プロ・・・
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2012年02月01日(水)
[がん対策] 早期緩和ケア推進のため、3年以内に緩和ケア研修体制見直しを
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厚生労働省が2月1日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、がん対策推進基本計画(素案)が提示され、それに基づいた議論を行った。
素案は、(1)基本方針(2)重点的に取組むべき課題(3)全体目標(4)分野別施策と個別目標(5)がん対策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項―の5部構成(p4~p40参照)。
(3)の全体目標では、今後5年間で、より一層がん対策を充実させ、「がんによる死・・・
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2012年01月30日(月)
[診療報酬] 在宅復帰率7割以上の回復期リハ、高評価を設定 中医協総会
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厚生労働省が1月30日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、24年度改定に向けて、4つの視点のうちI「充実が求められる分野の適切な評価」、II「患者から見て分かりやすく納得できる医療の実現」、IV「効率化の余地がある領域の適正化」、歯科・調剤報酬について短冊(p84~p254参照)が提示された。
「がん」対策については、緩和ケア対策、外来の化学療法・放射線治療の推進が目玉と言えよう。
緩和ケア対・・・
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2012年01月27日(金)
[診療報酬] 24年度改定の短冊提示、7対1の看護必要度要件は15%に引上げ
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厚生労働省が1月27日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、重点課題を中心に示された「短冊」に沿って議論したほか、新たに保険適用すべき医療技術について、「診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会」の吉田分科会長から報告を受けるなどした。
この日は、2つの重点課題(歯科、調剤は除く)と、4つの視点のうちの一部についてのみ示された。
重点課題の1つ目は、「病院勤務医等の負担軽減」である。
・・・
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2012年01月26日(木)
[医療提供体制] 急性期病床群の位置づけや制度導入について議論深める
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厚生労働省が1月26日に開催した、急性期医療に関する作業グループで配付された資料。この日も、一般病床の機能分化を進め、急性期医療への人的資源の集中化を図るための具体的方策について議論した。
病床区分の見直しは、社会保障審議会の医療部会で、急性期病床群(仮称)の位置づけや認定制度の導入について議論してきた。作業グループでは、医療部会の議論を踏まえ(1)一般病床が担う医療の内容と急性期医療の内容(2)急・・・
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2012年01月25日(水)
[診療報酬] DPC改革案を了承、高診療密度病院群は80~90施設 中医協総会
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厚生労働省が1月25日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、DPC制度(p63~p73参照)、薬価算定基準(p12~p40参照)および材料価格算定基準(p41~p48参照)の見直し案が厚労省当局から示され、これを了承した。
次回(1月27日)以降、順次「短冊」が示され、改定論議は佳境を迎えることになる。
DPC制度については、昨年12月21日の総会に見直しの大枠が示され了承している。本日は、具体的な内容が厚・・・
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2012年01月20日(金)
[診療報酬] リゾチーム塩酸塩製剤、歯槽膿漏症などは保険適応外に
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厚生労働省はこのほど、「リゾチーム塩酸塩製剤の薬事法上の効能・効果等の一部削除」に関する通知を発出した。
これは、リゾチーム塩酸塩製剤の効能・効果から「歯槽膿漏症」と「小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)」が削除されたこと(p2~p3参照)などを受け、医療保険上の適応も除外することを示したもの(p1参照)。また、用法・用量についても一部変更が行われる(p1参照)(p3参照)。
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2012年01月20日(金)
[医薬品] リゾチーム塩酸塩製剤の効能効果から歯槽膿漏症などを削除
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厚生労働省は1月20日に、リゾチーム塩酸塩製剤の使用に関する留意事項についての通知を発出した。
リゾチーム塩酸塩製剤は同日、効能・効果の一部を変更する承認事項一部変更承認が行われている。変更点は、錠剤・カプセル剤・顆粒剤・細粒剤では、(1)効能・効果から、「歯槽膿漏症」および「小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)」を削除(2)用法用量から、歯槽膿漏症・小手術時の術中術後出血に関する部分を削除・・・
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2012年01月17日(火)
[医学研究] 鎮痛薬の感受性決める遺伝子特定、テーラーメイド疼痛治療開始
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- 世界初 テーラーメイド疼痛治療の開始 ~遺伝子検査で鎮痛薬適量を予測~(1/17)《東京都》
- 発信元:財団法人東京都医学総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学
鎮痛薬の感受性(効きやすさ)には大きな個人差があり、臨床での疼痛管理において大きな問題となっている。今般、同研究所では、鎮痛薬の感受性に関連する遺伝子多型を特定し、それをあらかじめ調べることにより、患者個々人に合った鎮痛薬の投与量を予測することを世界で初めて可能にした。この予測に基づいたテーラーメイド疼痛・・・
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2012年01月13日(金)
[診療報酬]保険収載の低難易度開腹手術等、腹腔鏡下利用も原則保険適用へ
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厚生労働省が1月13日に開催した、診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会で配付された資料。この日は、次期改定に向けて「平成23年度医療技術の評価(案)」が厚労省当局から示され、これに基づいた議論を行った。
診療報酬改定においては、大規模な新たな医療技術の保険収載が行われる。その際、どの技術が保険適用するにふさわしいかを分科会で評価することになる。これまで関係学会等から793件(重複をカウントすると985・・・
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2012年01月13日(金)
[診療報酬] 改定の骨子案提示、診療側は診療所再診料の「回復」を要望
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厚生労働省が1月13日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、厚労省から平成24年度診療報酬改定に向けた現時点の骨子が示され、これに基づいた議論を行った。
次回(1月18日)総会に、この日の議論を踏まえた骨子の修正版を示し、その後、再調整を行ったうえでパブリックコメントに付す予定だ。
[病院全体に関係する事項]
新設・引上げとなる事項を見てみると、(1)超重症児(者)、準超重症児(者)入院診・・・
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2012年01月06日(金)
[医療提供体制] 急性期病床群が担う医療を定め、それに向けた対象設定を
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厚生労働省が1月6日に開催した、急性期医療に関する作業グループで配付された資料。この日は、急性期医療への人的資源の集中化を図るための具体的方策について議論を行った。
社会保障・税一体改革においては、現在の一般病床を高度急性期・一般急性期・亜急性期等にグルーピングし、医師や看護師といった人的資源を高度急性期等には手厚く配置し、一方、亜急性期等には相応に配置することで、効果的かつ効率的な医療提供を行・・・
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2011年12月26日(月)
[がん対策] 次期がん対策推進基本計画に向け、がん医療全般の拡充打ち出す
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厚生労働省が12月26日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、前回(12月12日)会合に引き続き、厚労省から「次期がん対策推進基本計画の骨子(案)」が示され、これに基づいた議論を行った。骨子案は、議論の進展を踏まえて順次、修文・追記が行われている。
まず、がん医療については、がんが全身疾患であることを重視し、「放射線療法や化学療法の充実」を強調。さらに、技術進歩に伴った「手術療法の・・・
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2011年12月22日(木)
[医療提供体制] 急性期病床群の認定で、医療機能の可視化と質向上目指す
- 厚生労働省が12月22日に開催した、急性期医療に関する作業グループの初会合で配付された資料。社会保障・税一体改革成案においては、現在の一般病床を高度急性期・一般急性期・亜急性期等に機能分化していく方針が示され、また、社会保障審議会の医療部会では、一般病床の中に新たに「急性期病床群」という認証カテゴリー創設が提案されていた。このように、一般病床の機能分化を進める方針が国から示される中、医療現場からは「・・・
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2011年12月21日(水)
[医療安全情報] 第1号から第50号までを一挙に掲載「医療安全情報集」
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報集(No.1~No.50)(12/21)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
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2011年12月12日(月)
[がん対策] 次期がん対策推進計画、がんの早期発見や研究施策示す
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厚生労働省が12月12日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、前回会合に引き続き、平成24年度からの次期がん対策推進基本計画の骨子案について議論した。
この日に示された骨子案では、(1)放射線療法、化学療法および手術療法のさらなる充実(2)がん医療に携わる専門医療従事者の育成(3)医薬品・医療機器の早期開発・承認に向けた取組み(4)がん予防(5)がんの早期発見(6)がん研究(7)がん患者・・・
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2011年12月02日(金)
[診療報酬] 地域連携パスを拡大、医療連携を進める 中医協総会
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厚生労働省が12月2日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、薬価調査結果などの報告を受けたほか、退院調整や救急医療、がん診療、認知症医療など「医療機関間の連携」が不可欠な項目を重点的に議論した。
まず薬価調査結果によると、薬価と市場実勢価格との平均乖離率は8.4%(平成23年9月取引分)で、前回(平成21年9月)と同率である(p91参照)。後発品のシェアについては、数量ベースで22.8%(前回調・・・
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