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2020年08月19日(水)
[診療報酬] 看護必要度の施設基準、経過措置の半年間延長を提案 厚労省
- 厚生労働省は19日の中央社会保険医療協議会・総会で、2020年度診療報酬改定で見直された「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の施設基準に関する経過措置の期限を21年3月末まで半年間延長するとともに、新型コロナウイルス患者の受け入れ医療機関が基本診療料の実績要件を満たせなくなっても、満たしていると見なすことなどを提案した(p105参照)(p108参照)。いずれも、新型コロナの感染拡大を踏まえた臨時的・・・
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2020年08月17日(月)
[介護] 介護医療院は6月末で515施設、未開設の都道府県がゼロに 厚労省
- 厚生労働省の集計によると、2020年6月末時点の介護医療院の開設数は515施設で、3カ月前と比べて172施設増えた。ベッド数は合計で3万2,634床になった。これまでと比べて施設数・病床数とも増加ペースが加速し、開設ゼロの都道府県も解消された(p1~p2参照)。 介護医療院の開設状況については、19年9月末分から厚労省が3カ月ごとに集計し、公表している。 20年6月末時点の介護医療院の類型ごとの内訳は、医師などの配置が手・・・
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2020年08月14日(金)
[医療提供体制] 20年度病床機能報告で「診療実績」免除を提案 厚労省
- 厚生労働省は、2020年度病床機能報告で、レセプト情報による診療実績の報告を対象医療機関に求めないことを「地域医療構想に関するワーキンググループ」(WG)に提案した。21年度報告での診療実績の報告の通年化が前提となる(p4参照)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対象医療機関の負担軽減を図るのが目的。 14日に持ち回りで開催されたWGで、厚労省は20年度病床機能報告の実施に関する論点を提示した。それによると・・・
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2020年07月20日(月)
[診療報酬] 「小児科外来診療料」の院内処方ルール変更などで疑義解釈
- 厚生労働省は20日、2020年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料(その23)」を、地方厚生局などに事務連絡した。主に、院内処方を行わない場合の取り扱いが見直された「小児科外来診療料」と「小児かかりつけ診療料」について解説した。 「小児科外来診療料」と「小児かかりつけ診療料」は処方箋を発行する場合(院外処方の場合)と、それ以外の場合で算定する報酬が異なる。例えば、「小児科外来診療料」は、▽院外処方/初診・・・
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2020年07月08日(水)
[診療報酬] 保険でのコロナPCR検査、ELITech社の試薬も該当 疑義解釈
- 厚生労働省は8日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その22」を都道府県などに出した。3月に保険適用された「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)核酸検出」(PCR検査)を実施する際に使用するものとして、ELITech社の試薬「エリートMGB SARS-CoV-2キット」も該当するとの解釈を示している(p2参照)。 国立感染症研究所(感染研)によると、このキットは、ELITe InGenius(プレシジョン・シ・・・
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2020年07月03日(金)
[医療改革] オンライン診療料、時限的措置の検証踏まえ次回改定で評価を
- 政府は3日、未来投資会議を開催し、成長戦略実行計画案と成長戦略フォローアップ案、また革新的事業活動に関する実行計画案について議論した。フォローアップ案と革新的事業活動の実行計画案では、「オンライン診療料」について、時限的措置の検証により、2022年度診療報酬改定で「エビデンスを踏まえた診療報酬評価の検討」を行うものとした。また、時限的措置の検証を踏まえ、ガイドラインの定期的見直しを25年度まで継続して・・・
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2020年06月30日(火)
[診療報酬] 医療機関・薬局でのレジ袋の費用徴収、規則に抵触せず 厚労省
- 厚生労働省は6月30日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その20」を都道府県などに出した。医薬品・化粧品小売業などでのプラスチック製買物袋(いわゆるレジ袋)の有料化が7月1日からスタートするのに合わせ、薬局が薬剤などを患者に支給する際、一部負担金とは別にプラスチック製買物袋の費用を徴収することは、保険調剤を行う上での基本的事項を定めた「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」(・・・
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2020年06月24日(水)
[診療報酬] オンライン診療料の算定136回、19年6月審査分 診療行為別統計
- 通常の診療報酬改定がなかった2019年の6月審査分の診療報酬明細書(レセプト)で、オンライン診療料が全国で136回しか算定されていなかったことが、厚生労働省の社会医療診療行為別統計で分かった。この診療料が新設された直後の前年同月の算定は65回だった。入院では、従来の7対1入院基本料に相当する急性期一般入院料1の算定が92万6,639回で、2.6%減少した。 オンライン診療料のほか、入院以外の主な診療報酬の算定は、中小・・・
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2020年06月18日(木)
[改定情報] 400床以上の「地ケア入院料」の新規届出で通知 厚労省
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- 「基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて」の一部改正について(6/18付通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 2020年度改定 診療報酬 特集
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2020年06月17日(水)
[診療報酬] 医療者の負担軽減などの評価、11月ごろ調査開始 中医協が了承
- 厚生労働省は17日の中央社会保険医療協議会・総会で、次期診療報酬改定に向け、医療従事者の負担軽減や働き方改革の推進への評価に関する実施状況など5項目の調査を11月ごろから開始することなどを提案し、了承された(p93参照)。その結果は、2020年度末に公表される見通しだが、診療側の委員からは、新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関への影響を考慮し、20年度は実施を見送るべきだとの意見が出た。 総会の終了・・・
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2020年06月17日(水)
[診療報酬] DPC対象病院のコロナ対応「係数で評価」を 中医協総会で診療側
- 中央社会保険医療協議会・総会が17日開かれ、診療側の松本吉郎委員(日本医師会常任理事)は、DPC対象病院による新型コロナウイルス感染症への対応を機能評価係数IIで評価することの検討を求めた。機能評価係数IIの評価方法が2020年度の診療報酬改定で見直され、「新型インフルエンザ対策」が新たに評価されたのを踏まえた要請。 機能評価係数IIは、「地域医療係数」など6つの係数ごとの要件をクリアしたDPC対象病院を、それぞ・・・
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2020年06月12日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 6月15日-6月20日
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- 来週注目の審議会スケジュール(6月15日-6月20日)(6/12)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2020年06月11日(木)
[診療報酬] 保険適用のコロナ核酸検出、2つの検査方法が該当 改定疑義解釈
- 厚生労働省は11日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その16」を都道府県などに出した。3月6日付で保険適用されたSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)核酸検出を実施する際に用いるものに関する見解を示している(p1~p2参照)。 Q&Aでは、保険適用された新型コロナウイルス核酸検出を実施する際に用いるものとして、国立感染症研究所が作成した「病原体検出マニュアル2019-nCoV」に記載され・・・
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2020年06月10日(水)
[診療報酬] 地域包括ケア病棟、再編・統合で400床以上の病院は届出可能に
- 中央社会保険医療協議会は10日の総会で、再編や統合に伴って400床以上(許可病床)になった病院による地域包括ケア病棟入院料の新規の届出を認めることで合意した(p7参照)。地域で医療機能の分化・連携を進めた400床以上の病院が同入院料の届出ができず、医療提供体制の見直しが妨げられることを避けるのが狙い。その場合の届出の要件は、再編・統合の対象となる病院のいずれかが、既に地域包括ケア病棟を保有していること・・・
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2020年06月10日(水)
[改定情報] 再編統合で400床以上の地ケア届出を容認 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月10日、病院の再編・統合後の病床数が400床以上となった場合であっても、地域医療構想調整会議での合意など一定の要件を満たしていれば例外的に「地域包括ケア病棟入院料」の新規届出を認めることを了承した。 2020年度診療報酬改定では、医療機関の機能分化を進める観点から、許可病床数400床以上の病院の「地域包括ケア病棟入院料」の新規届出を認めないルールが導入された(p4参照)。・・・
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2020年06月09日(火)
[診療報酬] 看護必要度A項目、レセ電システム用コードを一部修正 厚労省
- 厚生労働省は9日、2020年度診療報酬改定の関連通知や官報掲載事項の一部訂正を関係団体に事務連絡した。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のA・C項目に係るレセプト電算処理システム用コード一覧の「3点滴ライン同時3本以上の管理」「6輸血や血液製剤の管理」の一部を修正(p11~p13参照)。また、心筋電極の場合の両心室ペースメーカー移植術・交換術に関する施設基準で、常勤の循環器内科または小児循・・・
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2020年06月02日(火)
[診療報酬] 早期栄養介入管理加算、専任以外も算定可能 厚労省が疑義解釈
- 厚生労働省は2日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その15」を都道府県などに出した。特定集中治療室管理料の早期栄養介入管理加算(1日400点)の算定について、届け出た専任の管理栄養士(専任者)が不在の場合、別の管理栄養士が必要な栄養管理を患者に行っても差し支えないとしている。ただ、その際は、専任者が随時確認できる体制を整えておく必要がある(p2参照)。 また、同加算の算定に・・・
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2020年06月02日(火)
[改定情報] ICUの「早期栄養介入管理加算」の運用で疑義解釈 厚労省
- 厚生労働省は6月2日、2020年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料(その15)」を、地方厚生局などに事務連絡した。「特定集中治療室管理料」の「早期栄養介入管理加算」などを取り上げた。 20年度改定で新設された「早期栄養介入管理加算」は、ICU入室後、早期から経腸栄養などの栄養管理を行った場合に、7日を限度に1日400点を算定する。経腸栄養開始後は、1日3回以上のモニタリングを実施することとされている。施設基準では・・・
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2020年05月27日(水)
[診療報酬] 厚労省、コロナ特例対応の影響を検証へ 中医協総会で医療課長
- 厚生労働省保険局の森光敬子医療課長は27日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って実施しているさまざまな特例的な対応について、医療現場などへの影響を検証する考えを中央社会保険医療協議会・総会で示した。支払側委員が、特例的対応の影響も次回の診療報酬改定を議論する上で重要なエビデンスになると発言したことへの見解。 この日の総会では、次期改定に向けた課題である答申附帯意見を踏まえ、2020年度改定の影響を検証・・・
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2020年05月21日(木)
[診療報酬] 医学生物学研究所のコロナ検査キット、21日保険適用 疑義解釈
- 厚生労働省は21日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その13」を都道府県などに出し、医学生物学研究所(名古屋市)の「MEBRIGHT SARS-CoV-2キット」を、同日付で保険適用の対象にするとの見解を示した(p6参照)。 この製品は、核酸増幅法(RT-PCR法)を原理とし、鼻咽頭拭い液や喀痰、肺胞洗浄液の中のSARS-CoV-2RNAを検出するキット。 厚労省によると、21日までに承認された新型コロ・・・
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2020年05月20日(水)
[診療報酬] 施設基準の届出、29日の受理は1カ月前に遡り算定 厚労省
- 厚生労働省は20日、2020年度の診療報酬改定での施設基準の届出に関する臨時的な取り扱いを、地方厚生(支)局に事務連絡した。基本診療料などの施設基準について、5月29日までに受理されれば、1カ月前に遡って同1日に算定することを認めるとの見解を示している。届出医療機関から、遡及して受理することを求められた場合に限る(p1参照)。 これは、新型コロナウイルスの感染拡大により、各医療機関の業務に影響が生じてい・・・
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2020年05月13日(水)
[医薬品] ゾルゲンスマはDPC包括除外、新薬18成分が20日付で薬価収載
- 新薬18成分28品目を20日付で薬価収載することが、13日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された。再生医療等製品のゾルゲンスマと同時収載となる。高額な新薬は、DPC点数の中で84パーセンタイル値を上回る場合、包括評価の対象外としているが、1億6,700万円となったゾルゲンスマは、ヌシネルセンを比較薬として算定されたため、「運動ニューロン疾患等」のヌシネルセン分岐に含まれるものとされた。ヌシネルセン分岐は包括評・・・
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2020年05月08日(金)
[診療報酬] アビガンの使用も保険外併用療養 厚労省が疑義解釈を事務連絡
- 厚生労働省は、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その10」を都道府県などに出した。新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果があるとされる新型インフルエンザの治療薬アビガンの使用も、レムデシビルと同様に保険診療との併用(保険外併用療養)を認めるとの解釈を示している(p2参照)。 この事務連絡の発出は、中央社会保険医療協議会が8日に持ち回りで開催した総会での決定を受けたも・・・
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2020年05月07日(木)
[診療報酬] 看護必要度の届出手続きなどで疑義解釈を事務連絡 厚労省
- 厚生労働省は7日、2020年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その9)を地方厚生局などに事務連絡した。この中で、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の届出などについて解説した。 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度IからIIへの評価方法の変更について、届出前3カ月間におけるIとIIの基準を満たす患者との差についての要件が廃止されたことを記載。今後、4月または10月の切替月に、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の評・・・
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2020年05月07日(木)
[改定情報] 看護必要度IからIIへの変更手続きなどで疑義解釈 厚労省
- 厚生労働省は5月7日、地方厚生局などに事務連絡した2020年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料(その9)」で、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」の届出手続きなどについて解説した。 看護必要度の評価方法をIからIIに変更する場合の対応で疑義解釈は、直近3カ月間における看護必要度IIの該当患者割合からIの該当患者割合を差し引いた値が0.04以内としていた従前の要件が、20年度改定で廃止された・・・
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