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2009年10月05日(月)
[診療報酬] 社会医療調査の乖離は人工腎臓だけではない 保団連
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- 社会医療診療行為別調査とメディアスとの間に年間4兆円もの乖離 中医協の適正な運営を要請します(10/5)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
中医協では、両者の乖離について「診療所・内科レセプトに人工腎臓が例年より多く含まれた」ことが原因とされた。この点について保団連は、平成20年5月分医療費では社会医療調査とメディアスで3452億円の差があり、年間換算すると両者は4兆・・・
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2009年10月05日(月)
[社保病院] 新宿診療所の売却は地域医療への支障なし
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政府は10月1日に、参議院議員から提出された社会保険新宿診療所の売却問題に関する質問に対する答弁書を公表した。前政権による社会保険病院・厚生年金病院の移管、売却方針の一環として、社会保険新宿診療所についても平成21年8月に一般競争入札が実施された。
参議院議員は、「先の総選挙における民主党マニフェストでは、社会保険病院等は削減せず、公的に存続させるとしていた」とし、「今回の新宿診療所の入札は中止して・・・
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2009年09月30日(水)
[医師] 勤務医、開業医とも過重労働でストレス、両者の評価が必要 日医
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日本医師会は9月30日の定例記者会見で、開業動機と開業医(開設者)の実情に関するアンケート調査の結果を公表した。調査は、日本医師会会員のうち、医療法人または個人立の診療所および病院の開設者を対象に、2009年7月~8月に行った。有効回答数は、診療所1861、病院123。
調査結果から、病院勤務医の過重労働は深刻であり、現在の最優先課題が、病院勤務医の過重労働緩和であることは明らかとし、十分な財源の手当てが必要・・・
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2009年09月30日(水)
[診療報酬] 基本方針待たず重大課題の議論進める 中医協・基本小委
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厚生労働省が9月30日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、周産期・救急について議論を行ったが、基本小委では、社保審の基本方針決定を待たず「重大な課題」について先に議論を進める方針を遠藤委員長が説明している。
厚労省から、周産期医療体制の確保と救急医療機関の支援についての論点が示され、これを了承(p3~p16参照)。論点の中では、周産期・救急のベッド確保のために、危・・・
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2009年09月18日(金)
[へき地医療] へき地医療経験者を現場と行政のパイプ役に 対策検討会
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厚生労働省が9月18日に開催した、へき地保健医療対策検討会で配付された資料。この日は、論点整理などを行った。
論点整理(案)では、(1)医師の育成過程等におけるへき地医療への動機付けのあり方等について検討していくことが必要(2)へき地医療支援機構の強化(3)安心して勤務・生活できるキャリアパスの構築(4)へき地医療を支えるへき地医療拠点病院等への支援―などがあげられている。このうち、(2)の中で、現場の・・・
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2009年09月15日(火)
[新型インフル] 初診料及び再診料の時間外加算について臨時的な対応を通知
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厚生労働省が9月15日付で、地方厚生(支)局の医療指導課長等に宛てて出した、新型インフルエンザに係る保険医療機関の時間外診療等に関する通知(p1~p2参照)。
これは8月28日付の事務連絡において、夜間の外来診療に係る地域の診療所等との連携の項において依頼し、対応がなされている(p3~p5参照)。
このことを踏まえ、保険医療機関の初診料及び再診料の時間外加算等について、「診療報酬の算定方法の制定等に伴う・・・
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2009年09月10日(木)
[医療施設] 病床数は一般、療養ともに微減 医療施設動態調査
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厚生労働省は9月10日に、平成21年6月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月に比べて1施設減って8749施設、病床数は204床減って、160万4443床となっている。このうち、一般病床は102床減の90万6928床だった。療養病床は172床減少し、33万7993床になっている。
一般診療所の施設数は55施設増えて9万9764施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が28施設減少しているのに対して、無床・・・
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2009年09月09日(水)
[経営] 医療・福祉ともに貸付利率を引下げ 福祉医療機構
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- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付) 貸付利率表(9/9)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.7%から1.6%へ、増改築資金(乙種)は年2.2%から2.1%へ、それぞれ0.1ポイントずつ引下げられた。また、介護老人保健施設、助産所等の他、国立病院等の譲受に要する資金も同様に引下げられている(p1参照)。
福祉貸付利率表(固定金利)で・・・
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2009年09月02日(水)
[医療費] 平成19年度の国民医療費は34兆円
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厚生労働省は9月2日に、平成19年度国民医療費の概況を発表した。
資料によると、平成19年度の国民医療費は前年度比3.0%増の34兆1360億円で、1人当たり医療費は同じく3.0%増の26万7200円であることがわかった(p4参照)。
国民医療費には、診療費、調剤費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費、移送費等が含まれ、正常妊娠や分娩、健診に関する費用等は含まれていない。
制度別の割合をみると、被用者保険が22.9・・・
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2009年08月26日(水)
[診療報酬] 社会医療調査の乖離は透析が原因 中医協・総会
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厚生労働省が8月26日に開催した、中医協の総会で配付された資料。この日は、新薬・新医療機器の保険収載についての議論や先進医療専門家会議の報告などが行われた。
また、社会医療調査結果とメディアスとの乖離問題について検証するワーキンググループの検討状況も報告された。それによると、(1)医科・入院外で大きな乖離があり、その原因は診療所入院外における人工腎臓(透析)の影響が大きい(2)他に内科・処置の伸びも・・・
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2009年08月25日(火)
[診療報酬] 受診抑制により2008年度改定の効果は不十分 日医
- 日本医師会はさきごろ、日医総研ワーキングペーパーとして、「2008年度診療報酬改定後の医療費の動向分析」を公表した。分析結果のポイントは、(1)2008年度医療費は診療報酬改定率であるマイナス0.82%以上に減少している(p6参照)(2)2008年度改定で病院プラス2.5%、診療所プラス0.7%になる予定だったが、実際にはそれぞれプラス1.4%、プラス0.3%であった(p25~p27参照)(3)診療報酬改定の成果が十分でないの・・・
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2009年08月22日(土)
[診療報酬] 10%以上の大幅引上げ求める 保団連
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- 診療報酬の大幅引き上げと介護療養病床廃止の撤回等を求める決議(8/22)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
保団連は、医師・看護師・医療機器不足という医療提供体制の崩壊に歯止めをかけ、介護難民・療養難民を食い止めるためには、介護療養病床廃止の撤回だけでなく、介護報酬引上げや医療療養病床の確保・充実も重要である、としている。その上で、患者・国民も医療担・・・
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2009年08月17日(月)
一般病床は385床増加、療養病床は35床減少 医療施設動態調査
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厚生労働省は8月17日に平成21年5月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月に比べて3施設増えて8750施設、病床数も139床増えて、160万4647施設となっている。このうち、一般病床数は385床増え90万7030床だった。一方、療養病床は35床減少し、33万8165床になっている。一般診療所の施設数は78施設増えて9万9709施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が17施設減少しているのに対して、・・・
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2009年08月12日(水)
医療貸付・福祉貸付ともに0.1ポイントずつ利率を引上げ 福祉医療機構
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- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付) 貸付利率表(8/12)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.6%から1.7%へ、増改築資金(乙種)は年2.1%から2.2%へ、それぞれ引上げられた。また、介護老人保健施設、助産所等の他、国立病院等の譲受に要する資金も0.1ポイントずつ引上げられている(p1参照)。
福祉貸付利率表(固定金利)でも同じく・・・
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2009年08月05日(水)
入院外の診療報酬を引上げ、医療費のさらなる配分が必要 日医見解
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日本医師会は8月5日の定例記者会見で、7月29日に引き続き、2008年度の医療費についての見解を示した。
資料では、種類別医療費の伸び、調剤医療費の伸び等を示したほか、病院及び診療所における診療報酬改定の検証等を行っている(p2~p10参照)。その上で日医は、2008年度の診療報酬改定は入院(特に病院)に手厚い改定だったとして、医療全体の底上げのために、入院だけではなく、入院外においても診療報酬の引上げが必要・・・
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2009年07月31日(金)
次期改定、入院時医学管理加算は現状を勘案した運用に変更すべき 日病協
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日本病院団体協議会はこのほど、厚生労働省保険局長に宛てて、「平成22年度診療報酬改定に係る要望書(第2報)」を提出した。日病協は4月16日付で要望書(第1報)を提出しており、今回は、それに新たな要望を加えたもの(p1参照)。
入院医療全般については、新たに(1)医師事務作業補助体制加算の適用拡大(2)診療情報の電子化加算の正当な評価―を要望。また、急性期入院医療では、(1)「入院時医学管理加算」の見直し・・・
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2009年07月27日(月)
中医協は外来管理加算に関する議論を早急に再開すべき 保団連
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- 平成20年社会医療診療行為別調査の「1日当たり点数」の対前年比較に関する考察-メディアス最新データをもとにした外来管理加算減収額の推計-(7/27)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
「入院外1日当たり点数」のうち「診療所」の「初・再診点数」については、社会医療診療行為別調査では増減点数が平成19年に比べてマイナス8.17点であるが、メ・・・
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2009年07月23日(木)
「周産期(新生児)専門医」「生殖医療専門医」「小児神経専門医」広告可能に
- 厚生労働省は7月23日付けで、都道府県の衛生主管部(局)長宛てに、広告可能な医師等の専門性に関する資格名等の一部を改正する通知を出した。平成19年6月18日付けで通知された「広告が可能な医師等の専門性に関する資格名等について」を一部改正し、「周産期(新生児)専門医」「生殖医療専門医」「小児神経専門医」の3つの専門性資格を追加するというもの(p2参照)。通知では、改正後全文(p3参照)として、医師、歯・・・
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2009年07月21日(火)
病院の療養病床数は約1000床減少し33万8200床 医療施設動態調査
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厚生労働省は7月21日に平成21年4月末(概数)の「医療施設動態調査」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月に比べて19施設減少し8747施設、病床数は1820床減少し、160万4508施設となっている。このうち、一般病床数は677床減少し90万6645床だった。一方、療養病床は1016床減少し、33万8200床になっている。一般診療所の施設数は98施設増えて9万9631施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が43施設減少しているのに対・・・
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2009年07月10日(金)
医療貸付・福祉貸付とも0.2ポイントずつ引き下げ 福祉医療機構
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- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付・福祉貸付)貸付利率表(7/10)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.8%から1.6%へ、増改築資金(乙種)は年2.3%から2.1%へ、それぞれ引き下げられた。また、介護老人保健施設、助産所等の他、国立病院等の譲受に要する資金も0.2ポイントずつ引き下げられている(p1参照)。
福祉貸付利率表(固定金利)も同・・・
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2009年07月10日(金)
第11次へき地保健医療計画の策定に向け、第10次対策の取り組み状況を報告
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厚生労働省が7月10日に開催した、「へき地保健医療対策検討会」の初会合で配布された資料。無医地区及び無歯科医地区における医療提供体制確保対策は、昭和31年より、へき地保健医療計画に基づいて実施しており、第10次の対策が平成22年度で終了する。そのため、同検討会は今後のへき地保健医療対策のあり方を検討するために開催された(p6参照)(p17参照)。
この日は、へき地保健医療対策の現状(p7~p12参照)と・・・
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2009年06月29日(月)
1000億円超の減収を招く外来管理加算の5分ルール即時撤廃を要求 保団連
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- 5分ルールは即時撤廃すべし 外来管理加算で1000億円超の減収(社会医療診療行為別調査より)(6/29)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
要望書では、同調査によると外来管理加算の算定回数は診療所で約1700万回、病院で約170万回減少したとされており、年間の金額に換算すると診療所で1060億円、・・・
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2009年06月26日(金)
地域を主体とする医療制度を目指して、中間報告書をとりまとめ 経済同友会
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社団法人経済同友会はこのほど、2008年度医療制度改革委員会の中間報告書「地域を主体とする医療制度を目指して~地域医療から考える抜本的改革への処方箋~」を公表した。
中間報告書は、医療制度の課題(p6~p11参照)や目指すべき地域医療の姿(p11~p14参照)、地域医療における改革の方向性(p14~p20参照)などがまとめられている。地域主体の医療制度に向けた国の役割では、レセプトの完全オンライン化の実施や医・・・
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2009年06月26日(金)
平成22年度予算概算要求に向けた要望書を公表 日医
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日本医師会が6月26日に公表した平成22年度予算概算要求へ向けての要望書。
要望書では、良質かつ安全、安定した医療提供体制の実現とそのための医師・看護師等確保対策の確立に関して、新規に、(1)医療従事者全体に対する医療安全教育・研修の充実・強化(2)医薬品・医療機器に関する安全性情報の確実な伝達―などへの予算を要望している(p3~p5参照)。また、地域医療再生のための連携体制の確立のための予算としては、・・・
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2009年06月24日(水)
病院の病床数は約2600減少し160万6445床 医療施設動態調査
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厚生労働省は6月24日に平成21年3月末(概数)の「医療施設動態調査」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月に比べて15施設減少し8766施設、病床数は2607床減少し、160万6445施設となっている。このうち、一般病床数は1659床減少し90万7153床だった。一方、療養病床は386床減少し、33万9337床になっている。一般診療所の施設数は27施設増えて9万9545施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が41施設減少しているのに対・・・
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