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08 参考資料1-2 沈降ヘモフィルスb型ワクチンファクトシート[2.4MB] (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》
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91%で、ほぼ同じであった。3 回の初回免疫で異なる Hib ワクチン製剤を交差して使用
しても、防御抗体の獲得に大きな違いは認められなかった(53)。
④-4. カナダにおける HibTiter と ActHib の交差接種の検討
HibTiter または ActHib のいずれかで初回免疫を受けた 18 か月齢の被験者 315 人を
対象に、追加免疫における交差免疫性を調べた。追加免疫では DPT の同時接種を行った。
接種するワクチンにより全体を 4 群(初回免疫 HibTiter;追加免疫 HibTiter、初回免疫
HibTiter;追加免疫 ActHib、初回免疫 ActHib;追加免疫 HibTiter、初回免疫 ActHib;
追加免疫 ActHib)に分け、抗 PRP IgG 抗体価を測定した。その結果、追加接種の前後で
の GMT(幾何平均抗体価)の上昇は、すべての群で 100 倍以上を示した。更に、初回免
疫 HibTiter;追加免疫 HibTiter 群では 75.8%が、初回免疫 HibTiter;追加免疫 ActHib
群では 91.1%が、
初回免疫 ActHib;追加免疫 ActHib 群では 78.5%が、
初回免疫;ActHib、
追加免疫;HibTiter 群では 82.5%が、抗 PRP IgG 濃度 ≧10μg/mL 以上を示し、追加
免疫で異なるワクチンを接種された群の方が抗 PRP IgG 抗体価の上昇が高いことが示
された(54)。
④-5.米国における状況
米国で認可されている単味の Hib ワクチンは、下記のようになっており、 VaxemHib
のように CRM197 をキャリアタンパク質としている製剤はない。
製剤名

キャリアタンパク質

アジュバント

製造会社

ActHib

破傷風トキソイド

なし

Sanofi

Hiberix

破傷風トキソイド

なし

GSK

PedvaxHib

髄膜炎菌外膜タンパク

なし

MSD

米国予防接種諮問委員会(Advisory Committee on Immunization Practices: ACIP)
は、米国で承認された Hib ワクチンの接種は、初回免疫、追加免疫において互換性があ
ると報告している(55)。また、米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control
and Prevention : CDC)の Web サイトの Q&A では、米国内で認可されている乳児用 Hib
ワクチンは交差接種が可能であるという情報を提供している(56)。

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